![]() |
対馬國採集の風景 採集地:長崎県対馬市 2004.5.15 |
|
九州遠征第二弾は九州と朝鮮半島との間の玄界灘に浮かぶ対馬。 雨が少し心配だが今更どうしようもない。 6:00前に自宅を出発、7:00前には伊丹空港に到着。 7:45発福岡行きに乗り込もうと搭乗手続きを済ませたが、身体チェックと荷物検査が昨今は厳しくなったため、かなり並んでいた。 私も靴まで脱がされてようやく搭乗待合いロビーへ入ったが、その時にはフライトの数分前まで迫っていた。(汗 |
![]() |
伊丹を飛び立ち、約1時間で福岡空港へ。 僅か2週間ほど前にもこの付近へ来たのだが車で来るのとは大違いで楽なものである。 大阪の天気はまだ良かったが、福岡は小雨が降り出していた。 約1時間の乗り継ぎの間に朝食を済ませて、いざ今度は対馬行きの飛行機に乗り込む。 上空には雨雲が立ちこめ対馬は雨だというアナウンス・・着く前からテンション下がるな〜などと考えている間に着陸態勢に入りますとのアナウンス。 さっき離陸したばかりなのに。福岡から対馬はほんとあっという間でした。 |
![]() |
10:45に対馬空港へ着陸。 荷物を受け取りすぐレンタカー屋の窓口へ向かった。 近くの営業所まで送迎してもらうとエンジンのかかったヴィッツが待っていた。ナビもついてるし、まだ新車のようで良く走る。途中の休憩施設で着替えをすませ、いよいよ採集モードに。 今回の目標はキンオニなので上県での採集に限定し、目的地までひたすら北上することにした。。 運転し出して約一時間。そろそろ目的地へ近づいた頃です。 キンオニ採集の前に果実トラップを仕掛けようと国道から逸れた道へ入っていった。廃道に近いくらいの道を上がっていくと大きなアカメガシワの大木が花を付けていた。この近辺のアカメガシワに数個のトラップを仕掛けてまた国道へ。 ![]() |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
次は事前に情報を得ていたツシマヒラタが集まるアカメガシワのポイントへ向かった。 残りの果実トラップを全てこの近辺に仕掛けるためである。 木は大きくはないがうろが沢山できている。のぞき込むと何かいるようだ。暗いのでライトをあてるといました・・ツシマヒラタ中型の♂です。 気を良くして辺りの木を見て回るが、他はいなかった。 残りのトラップを全て仕掛けて足早に次のポイントへ移動です。 |
![]() |
![]() |
![]() |
そしてここからが、いよいよ本命のキンオニ狙いの沢登り。 事前に情報や地形図などで検証していたのもあって予想通り良さそうな感じの所だった。 時間的に14:30を回っていたのと雨のため、あまり深入りは出来ないが果たして・・ 一抹の不安を抱きながら山へ入っていきました。 沢登りを開始すると、そこそこ倒木が転がっている。 この辺りは割った形跡もほとんど見あたらない。 |
![]() |
はじめのうちは何も出てこなかったが、少し上がったところである程度腐朽の進んだ材が転がっていた。 叩いてみると食痕に続いて幼虫が出てきた。暗いのでいまいち何の幼虫なのか判別に苦しむがオニ系の様な感じだった。 まだ標高がさほどあるわけでもないので、断定は出来ないもののたぶんキンオニらしい幼虫が早々に出てくれたのには嬉しかった。 コクワガタと思われる幼虫や成虫も同時に出てくるが、雨も降っているのでいちいち判別していられないので、全てタッパーに納めてゆく。 |
![]() |
![]() |
![]() |
何本か当たり材に巡りあい、持って上がったタッパーが一杯になったので車へ引き上げることにした。 時間的にも17:30になろうとしていたので丁度引き上げどきだった。 車でタッパーの幼虫を確認すると小さい蟻が入っているではないか・・ 沢では暗くて気がつかなかったが、キンオニらしき幼虫が何頭かやられていた。折角採ったのにこれには参った。 その後は場所を移動して周辺のチェックと掛けたトラップの見回りに。 しかしこの雨では無理だろうな・・。 |
![]() |
丁度、日も暮れた頃トラップを見て回ったが、やはり無駄だった。 このまま樹液の木を探しても無理な公算が大きいので、ここはひとまず進路を北に温泉へ向かうことにした。 1時間ほど走ると上対馬町大浦に大きなスーパーがあった。 "スーパーバリュー タケスエ"という店で夜は22:00まで営業している。 隣にはホームセンターもあるので北部での採集を試みる方には要チェックな店だと思う。 |
![]() |
私はここで晩飯と明日の食料を買い込み、対馬の北の玄関、比田勝の先にある上対馬温泉"渚の湯"ヘ浸かって休憩した。 温泉から上がり車で食事を済ませると、また来た道を移動して今度は情報を得ていた樹液の木のチェックであるが、雨のためやはり無駄だった。 翌日のポイント付近へ移動中に猫が前方を横切った。 汚い三毛猫・・?あれがツシマヤマネコか。 これも貴重な体験なのかも。 しばらく走り、ようやく明日の目的地付近に近づいた。 休憩スペースで車を止めて朝まで寝ることにした。 雨足はまだ強かった・・ |