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対馬國採集の風景
採集地:長崎県対馬市
2005.4.29-5.4
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◆2005.4.30(採集2日目)
朝6:30頃目を覚まし、7:00からの朝食を前に準備しているとK氏は我先に階下の食事部屋へ降りていった。
昨晩あまり食べずに寝たので、おなかが空いて我慢できなかったようだ。腹も膨れたところでいよいよ出発。この日は下県のオオクワポイントを求めて広範に散策する事になっていた。
先ず向かった山は植生もよく、虫がいそうな山だった。
数時間ここへ入り込むことになり、2人が尾根へ向かうので私は沢沿いを攻めることにした。
みた感じの予想に反して案外虫は少なくポツポツとコクワがでるくらいでキンオニは出せなかった。
スダジイの赤枯れ材からはマダラクワガタの幼虫とコガネムシ系の幼虫が獲られた。
時間がきたので車へ戻ると2人は少し離れた所の大きな立ち枯れを見つけ叩いていた。この木からツシマヒラタの幼虫を出していた。
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場所をかえて今度は村落に近い雑木林を見て回ったが、これはという場所もないままいたずらに時間は過ぎてゆく。
その後は林道を中心に走り回った。ある山の林道で植生のよいところがあり、K氏が降りて叩いているとコクワみたいな幼虫が出たというので、見に行くとキンオニの幼虫だった。
倒木ではなく、立ち枯れのしかも上から出た幼虫だけに私は驚いた。その後その辺りの倒木や立ち枯れを見て回るが、コクワしか出てこなかった。仕方なくこの場所をあとにして別なポイントへ向かった。
数本の林道へ進入したが、ここはコナラが多く夏にトラップなどをしたら面白そうな場所である。視界も開けているので灯火採集を試みるのも面白そうな感じだ。終点で車を止めて歩いてみたが、どうもいまひとつな環境だった。雨も落ちてきたので車へ戻り、来たルートとは別コースで宿のある厳原へ戻ることにした。
途中の村落周辺でなかなかに良さそうな里山も見つけたが、深入りすることなく流しただけだった。
その後山間部を抜ける頃日も沈みかけていたが、K氏は立ち枯れを目にすると割りに入って行った。この材からは大きめなツシマヒラタの幼虫が出てきた。
その後ようやく厳原の町へ戻ってきた。翌日は上県を攻めるので、朝食・昼食を買い出ししておかなければならない。こうして我々は対馬での2日目も特別たいした成果も無いまま宿へ戻ったのであった。
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