顔面の中央に鎮座しているこのレンズ。
以前は目にレンズを入れていた。
異常だ。
体に時計をつけることが滑稽に感じてしまい、腕時計をしなくなったわけだが、ここで大きな問題が見えてきた。
極度の近視なので、眼鏡を外してその問題も見えなくなればよいのだが、同時にピンぼけの世界に放り出されてしまうという問題を抱えている。
情報の取得を視覚に依存しすぎている人間にとって、ピンぼけの世界は不便極まりない。
そもそも、昨今の“バリアフリー”のシュプレヒコールの中、たかが近視の人間が眼鏡を外した瞬間にバリアが発生するという状況はかなり悲惨なものだ。
あなたは、「眼鏡をかけて見えるのならそれでいい」とでも言いたいのでしょうか?
わかってないですね。
足が不自由で車椅子でないと動き回ることができない方が、車椅子なんかではなくて、自分の足で自由に歩きたいという願望を持っていることを否定できますか?
単純に眼鏡なんてものはしないでも、よく見えればいいのになぁという思いだけです。
念のため、最近は手術で回復できるらしいが、恐いから論外。
どうせなら、30倍ズームとかできれば面白いのに。眼鏡。
それはそれで滑稽だが。
View from the Hill | 014 | 016