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"For here or to go?"、このフレーズを知っているだろうか。「生きた英会話」というより「生きるための英会話」には絶対に必要な知識である。
「お持ち帰りですか?こちらでお召し上がりですか?」と言えば分かるだろう、もしこの質問に答えることができなければ、君はマクドナルドのハンバーガーにすらありつけないのだ。
話題が外れるが、AppleのiBookの宣伝で"iMac to go"というのは正にこの意味で、「持ち歩くiMac」と言っているのである。
日本において「お持ち帰りですか?」と聞かれて、思わず「お持ち帰りです。」と言ってしまうような失敗はまず基本として、今回は私がアメリカで出会った面白い出来事を紹介したい。
アメリカのファーストフードにはどこも大体ドライブスルーがある。インチキ英語を駆使して生きる私にはそのドライブスルーがちょっとした壁だった。メニューを見て、憶えて、注文して、受け取る、しかもそれら全てを車に乗ったまましなくてはならない、英会話と運転、得意とはいえない2つの分野の統合に私も始めは躊躇していた。
しかし実際にやってみて分かったのは、会話は"BigMac meal."、"Regular size."、"Coke."、"Thank you."の4つだけだということだった。それが分かって以来、私は頻繁にこのドライブスルーを利用するようになっていった。
そんなある日、マクドナルドのドライブスルーを訪れた私は、慣れた口調で注文をしていた。
店員:Hi.
私:Hi.
店員:What's your order?
私:Crispy Chicken meal.
(この日は応用編でクリスピーチキンセットだった)
店員:What size? Regular size or Super size?
私:Regular.
店員:What kind of drink?
私:Coke.
店員:For hear or to go?
私:??
To Go に決まってんだろ!!
予想外の質問に硬直してしまった私はその時何も言えなかったが、店員はすぐに気付いて"Sorry about that."と謝っていた。私は笑いながら"No ,no"とか言っていた。
私は今でも後悔している、この千載一遇のチャンスを生かせなかった事を。そして今度同じことを言われたらこう言うつもりだ、"For here."と。
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