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私がスクーバ・ダイビングを始めたのは社会人になってからの事です。
始めてみるとこれが何とも楽しくて、なぜもっと前に始めなかったのかと思うこともある程です。しかし実は私は子供のころ、毎日のように潜水の訓練をしていたということを最近になって思い出しました。
みなさんも経験があるのではないでしょうか、お風呂で洗面器をひっくり返して湯舟に沈め、泡を出して遊んだ事が。私は小さい頃、それをさらに一歩進めて洗面器を使って潜水を行なう遊びを開発していたのです。
手順は簡単で、天井を向いて洗面器をかぶり、それを手で抑えながら湯舟に沈んでいくのです。洗面器に蓄えられた空気によってその状態で4、5分は呼吸が可能だったと覚えています。
あの奇妙な圧迫感、水中で呼吸することの不思議、私はその未知の世界の刺激にすっかり病みつきになり、風呂に入る度にこの洗面器潜水を繰り返していました。
そして自分のこの素晴らしい発見を見せようと何度も風呂場に親を呼び寄せてはこの洗面器潜水の実演をしていました。私の実演はいつも親には大受けで、気を良くした私は何度も繰り返し実演して見せていたのですが、実はこのころの私の潜水は呼吸することに集中する余り下半身がおろそかになり、大股開きで丸見えだったというのが受けた理由だったことが最近明らかになりました。
しかし最近ではすっかり熟練し、その様な失敗を繰り返すことも無くなりました。実際の手順と注意すべき事は以下の通りです。
このようにして小さい頃から潜水の訓練を積み重ねてきた私は実はダイバーのサラブレッド、ダイバー界の武豊だったのだという事なのです。
いかがですか、これからダイバーを目指す方も、しばらく潜っていないブランクダイバーの方も、家庭で簡単にできる潜水のトレーニングとして私はこの洗面器潜水を強くお勧めします。
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