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シンクロナイズド・ダイビング

シドニーからオリンピックの正式種目となるシンクロナイズド・ダイビングは、2人のダイバーが水中で演技を行ない、その美しさを競い合うプール競技です。

シンクロナイズド・ダイビングは5人の審査員による採点によって優劣が競われます。競技の流れに沿って以下の8つの項目が評価の対象になります。

  1. セッティング
    器材のセッティングから二人はシンクロしていなくてはいけません。マスクの曇り止めや互いの器材の指差し確認を笑顔で、同時に行ないます。
  2. エントリー
    プールにエントリーする方法には以下のような種類があります。 選手はマスクを押さえるなどしながらも、笑顔でポーズを決めつつエントリーします。着水時のしぶきの少さに加え、回転やひねりを加えることで難度のポイントが加算されます。
  3. 潜降
    深さ15mのプールの底まで潜降していきます。潜降していく時に必要な耳抜きやマスクのスクイズ防止もタイミングを合わせて行ないます。
  4. 演技
    プールの底で音楽に合わせて実際の演技が行なわれます。マスククリア、レギュレータ・リカバリーといった高度な技が披露されます。

  5. 二人の選手の泡もシンクロしていなくてはいけません。ダイビングであるが故に真に「息の合った」演技が求められます。
  6. 浮上
    潜水病を防止するために決められた毎分10mの浮上速度制限を守りつつ浮上します。選手は競技用のダイビングコンピュータを装着、浮上速度の警報は減点対象になります。
  7. エグジット
    タイミング良く器材を脱いでアシスタントに渡し、プールサイドのはしごからエグジットします。この時、はしごの途中でポーズを決めたりします。
  8. 片づけ
    器材を洗い、干し、片づけるまでがダイビングです。最後まで笑顔を絶やさず、シンクロして片づけられるかといったポイントが評価されます。

選手は音楽に合わせ、演技をしながらこれらのポイントをクリアしていかなくてはなりません。厳しい練習と2人の協力が要求されます。

誕生してまだ日の浅いこのシンクロナイズド・ダイビングですが、日本でもダイビング・インストラクターや水中バレエ団を中心にすでにシドニーを目指した練習が開始されています。また「鼻に洗濯ばさみをする必要がない」といった理由でシンクロナイズド・スイミングからの転向者も多いということです。

また各スポーツメーカーでも競技用のBC、レギュレータ、といった器材の開発を急ピッチで進めているという事です。

いかがでしたか、ファンダイバーの皆さんもオリンピック目指し、シンクロナイズド・ダイビングの世界への扉をくぐってみてはいかがでしょうか。

緊急募集

当コーナーではシンクロナイズド・ダイビングの取材を募集します。実際にこの競技を始めたい、もしくはもう練習を開始しているという方、写真の撮影とインタビューを募集します。募集内容は以下の通りです。

応募はメールでこちらまで。バディ単位でお願いします。


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