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昨今のパソコン、インターネットブームにより、パソコン・ユーザの裾野はかつてない広がりを見せています、しかしその中心には依然としてコア・ユーザと呼ぶにふさわしいユーザ層が存在している事をあなたはご存知でしょうか。そう、「PC自作派」、「PC改造派」と呼ばれる人々の事です。
彼らはより良いパソコン環境を求め、自らのリスクでパソコンを自作・改造する勇気ある人々です。時に「環境を整える」という当初の目的を忘れて競い合うようにチューン・アップだけを繰り返しがちですが、コア・ユーザとは得てしてそういったものです。
何を隠そう私もそういったユーザの一人であり、全てのパソコン・ユーザに自作・改造に挑戦して欲しいと考えています。ほんの少しのカスタマイズさえパソコン・ライフ全てを一新してしまうことすらある事を理解して欲しいのです。
そこで今回はパソコン改造の中でも特に難易度の高いノート・パソコンの改造、それもハード・ディスクを入れ換えたりといった基本的な技ではなくより高度な改造を皆さんに伝授したいと思います。題して、
"Think Different"、ThinkPad を PowerBook G4 に!!
最高の Windows ノートといえばもちろん ThinkPad 以外には考えられません。しかし最高のノート・パソコンと言えばどうでしょうか。品質、耐久性、使いやすさ、確かに ThinkPad はどれをとっても一級品の呼び声が高いことは衆目の一致するところでしょう。しかし ThinkPad にも唯一つどうしても克服できない弱点があります。それは「Windows しか走らない」ということです。
多くを語る必要はないでしょう、ThinkPad が底辺から積み上げた信頼性、耐久性、安定性、それら全てをオペレーティングシステムが根底から覆してしまっているのです。
オペレーティング・システム、そしてスタイリッシュな外観などまで考えると、私は最高のノートパソコンの名はやはり PowerBook G4 に譲らざるを得ないのではないかと思うのです。タイタニウムのセクシーなボディ、15インチの大画面、そしてその上で走るのは史上最もエレガントな外観とUNIXのパワーを持つ MacOS X です。まさに「パーフェクト・ノート」と呼ぶにふさわしい存在ではありませんか。
もちろんそれでもまだ ThinkPad のアドバンテージは残っています。TrackPoint の使いやすさ、耐久性などです。そこで今回考え出されたのが ThinkPad を MacOS マシンに改造する方法です。これによって ThinkPad の良い点を残しつつ、真の「パーフェクト・ノート」を作り出すことが可能になりました。
それでは改造の手順を説明していきます。実際の作業は予想されるほど難しくはなく、はんだ付けの知識すら不要な事に驚かれることと思います。
PowerBook にはインテルの CPU などもちろん使われていません、なんのためらいも無くはがしましょう。
Power Book 上ではエレガントな MacOS 以外の OS、特に何かと青い画面を見せたがる OS は走りませんし、走る必要もありません。ライセンスキーの書かれたシールなども思い切ってはがしてしまいましょう。
シール自体は Macintosh 販売店などでただで配られているものです。上面中央に来るように慎重に貼ります。
アップルロゴシール
この時、下の写真のように開いた状態で後ろから見てアップルマークが正しく見えるように貼ることに注意して下さい。
正しい貼り方
逆に貼ってしまうと PowerBook G3 になってしまいます!!
残念、G3 になってしまいました。
この場合最先端の AltiVec テクノロジーの恩恵を受けられなくなってしまいます。
またシール内に空気が入らないように注意して下さい。
空気が入ると放熱効率が下がって熱暴走の原因になる危険性があります。
空気が入ってしまった例
ここまでくれば後は簡単、フタを開けて中身をごっそり入れ換えてまたフタを閉めればできあがりです。下が完成した PowerBook G4 の写真です。
完成写真
MacOS X もばっちり動いています。
いかがでしたか、常に最高を求めるPC自作派、PC改造派の熱い情熱を少しでも感じていただけたのではないでしょうか。
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