100万の難敵?


    ここはエンフィールドの街のほぼ中央に位置するさくら亭。
   宿屋も兼ねている大衆食堂である。
   日も暮れてくれば酒場の役割も果たすこの店であるが、
   昼間から酒をあおる者が今日は存在していたのである・・・。
   「ぷはぁっ、もう一杯頼む!」
   「もう、昼間っから・・・」
   パティはぶつくさ言いながらも空になったジョッキにビールを注ぐ。
  それが終わるやいなやおかわりを要求した客は奪うかのようにパティのもとから
  ジョッキを受け取る。
   「んっん・・・。ふうぅ・・・」
   たちまちジョッキが半分ほど空になる。
   「まったく・・・。何があったのかしら・・・」
   パティは正面にいる普段は槍を振るっている荒れている客、
  アルベルトの意外な姿に対して首を傾げるのだった。
   「そいつは俺が教えてやるぜ!」
   と、姿を現したのはアレフである。
   「え、何があったの?」
   「お、おい、アレフ!」
   アレフはエンフィールド一のナンパ師を自称するだけあって、
  街のうわさ話にもいろいろと詳しかったりもする。
   とくにアルベルトが荒れる原因という
  からかいのネタにしやすい類の話ならなおさらなのである。
   「実はな・・・」
   アレフは隣で怒鳴りつけるアルベルトなどお構いなしといった感じで
  しゃべり始めるのであった。
   「先日自警団にリサがやってきてな、原因はどうだか知らないけど
  アルベルトのヤツと手合わせすることになってね・・・」
   「アレフ、これ以上言うんじゃねぇ!」
   アルベルトはますますいきり立つ。
   が、当の本人のアレフはそんなアルベルトの様子など眼中にないようだ。
   「で、負けたんだ、アルベルトのヤツ」
   「がああああぁっ、だから言うんじゃねぇ!」
   アルベルトはそう言うや否やアレフに掴みかかろうとした。
   「ちょっと、アルベルト!」
   パティもそれと同時に叫んでいた。
   それに反応してか、アルベルトは両手を思わず引っ込めてしまった。
   「な、なんだよパティ?」
   それでも相変わらずアルベルトの口調は激しい。
   が、パティの口調はアルベルトのそれ以上であった。
   「なぁにそんなことでウダウダしてんのよ!
  男だったらもっとシャキッとしなさいよ!」
   アルベルトはその言葉にさっきまでの勢いが嘘のように黙り込んでしまった。
   そして置いてあるジョッキに手を伸ばそうとしたのだが、
   「だから酒なんかでウジウジするんじゃないっていうの!」
   と、パティにジョッキをかすめ取られるのだった。
   「な、なにを・・・」
   アルベルトはいきり立とうとしたが、パティの強烈な睨みに
  怖じ気づいたかおとなしくてしまうのであった。
   「まったく、酒に溺れるヒマがあったら前向きになんかこう考えたらどうだよ?」
   アレフは項垂れているアルベルトにもっともらしい言葉をかける。
   「ど、どうすれば・・・」
   「そうだなぁ・・・。俺の場合はまぁなかなか狙いの女の子をおとせないときには
  話しかける言葉なんかや態度、あとは服装なんかにまずいとこがなかったかどうか
  思い返してみたり、後は相手の女の子のことを詳しく知ろうとしたり・・・」
   「お前のナンパと一緒にするな・・・」
   「ううううん、まぁしていることはともかくウジウジしているより
  地道に努力を続けている分だけアレフの方が何倍もましだと思うけど・・・」
   「パティ・・・」
   「あら、あたしは思ったことを正直に言っているだけよ、ウジ虫さん」
   「くそぉ、言いたいこと言いやがって・・・」
   アルベルトがいじけ始めたときであった。
   「こんにちはアルよぉ〜」
   勢い良くさくら亭の中へあやしい武器屋の店主・マーシャルが
  駆け込んできたのであった。
   「おやぁ、なんか雰囲気が妙アルねぇ〜。なんかあったのアルかね?」
   「実はな・・・」
   「だあぁっ!だから言うんじゃねぇって言ってんだろうが、アレフ!」
   「実はね、アルベルトね・・・」
   「だから言うなぁ!」
   「あんたは黙ってなさい!」
   パティはそうアルベルトに怒鳴りつけるとマーシャルに事の次第を
  話してしまうのであった。
   「なるほどアルねぇ〜。落ち込まないで元気出すアルよぉ〜」
   「お前に言われたくないわい!」
   「そんな言い方ひどいアルねぇ〜」
   「人にあたるんじゃないの!」
   パティはアルベルトを叱りつける。
   「ま、とにかくこんな時は前向きに考えるのがいいアルよぉ〜。
  例えば修行でもして槍術を鍛え直すとかはどうアルか?」
   「たまにはいいこと言うじゃないか、マーシャル」
   「で、鍛えると言ってもなぁ・・・。やっぱり普通の方法では
  なかなか効果が現れないと思うけど・・・」
   アルベルト首を傾げ始めると、マーシャルはこんなことを言い出した。
   「こんな時には先人に学ぶのがいいアルよぉ〜。
  私が知っているいにしえの槍の達人の話でもするアルか?」
   「と、とりあえず話してもらえないか、マーシャル?」
   アルベルトは珍しく素直に話を聞こうとする。
   「了解アルねぇ〜。私の故郷の国に昔々チョウウンというすごい豪傑いたアルねぇ〜。
  ある時自分のとこに仕えていた主君が100万の大軍に攻められて主君の奥方と赤ん坊が
  はぐれてしまったアルのよ。
  で、チョウウンはなんとか100万の軍勢の中から奥方と赤ん坊を見つけたあるけど
  奥方は足手まといになるからといって赤ん坊をチョウウンに預けて
  井戸に身を投げてしまったアルのよ・・・」
   「かわいそう・・・」
   パティが悲しい表情でつぶやく。
   「が、チョウウンはすごかったアルよぉ〜。
  奥方から託された赤ん坊を胸に抱きかかえたまま100万の大軍の中を無人の荒野のごとく
  駆け抜けて行って無事主君の元に赤ん坊を届けたアルよぉ〜」
   「そりゃすごいな・・・」
  アレフが感心していると、アルベルトは急に立ち上がった。
   「何アルかねぇ〜」
   「参考になった。世話になったな、マーシャル」
   「どこに行くんだよ、アルベルト?」
  アレフが問いかけるとアルベルトはこう言い放ったのであった。
   「行くんだよ、修行に」
  アルベルトはあっという間にさくら亭から姿を消してしまうのであった・・・。
   「頑張るアルよぉ〜」
   「それにしてもアルのやつ、どんな修行をするつもりなんだ?」
  アレフが腕をついて額にしわを寄せ始める。
   「それよりも・・・」
   「それよりもって何だ、パティ?」
   「金払えぇ、アルベルトぉ!」



    さくら亭を飛び出したアルベルトはエンフィールド魔法学園からある人物を
  連れてローズレイクのほとりにやってきたのであった。
   「本当にできるのか、お前の魔法で?」
   「だいじょーぶ!マリアにおまかせよ☆」
   怪訝そうな顔つきのアルベルトを尻目にマリアははしゃぎまわっている。
   「しかし『人間を100万人に増やす』魔法があるなんていくら魔法に疎い俺でも
  疑問に思うんだけど・・・」
   「『人間を分身させる』魔法ならこの前習ったからおーけーよ☆
  先生の話だと理論上は無限に増やすことが出来ると言っていたからだいじょーぶ、だいじょーぶ☆」
   マリアが笑顔をほころばせるのに対照的に、
  アルベルトの表情はひきつってくるのであった・・・。
   「さてと・・・。こちらの方の準備は大丈夫だけど、そっちはどうなんだ?」
   「いつでも準備おーけーよ!で、誰を100万人に増やすつもりなの?」
   「そうだな・・・。俺でいい。昔から『敵は己の中にあり』というからな・・・」
   「あ、そうなの。マリアつまんないなぁ・・・」
   「お前、誰を増やそうとしていた・・・?」
   「もちろんマリア100万人よ!きゃはっ!」
   マリアが100万人になったら収拾がつくどころの話ではない。
   (エンフィールドどころか下手すれば世界そのものが存亡の危機を迎えるぞ・・・)
   アルベルトは恐ろしい想像に背中に冷や汗が流れるのを感じてしまった。
   「さて、早速やってくれないか、マリア」
   「それではいっくよぉ☆」
   マリアが陽気に印を結び始めたときであった。
   「あら?もしかしてアルベルトさんとマリアちゃん?」
   「ええっ、ああっ?なななぜこここんなところに?」
   不意にランチボックスを手に提げたアリサが姿を見せたのである。
   「今日は天気もいいんでローズレイクでおやつでも食べようとやってきたんだッス!」
   アリサの傍らにいたテディがアリサに変わって事情を説明する。
   「そうなの。アルベルトさんやマリアちゃんも一緒にどう?」
   「ほほほ本当によよよよろしいんですか?アリサさん!」
   アレフが感激の涙を拭い始めたようとしたときであった。
   「ほい!そーれ☆」
   マリアの手のひらから光弾が飛び出したのであった。
   「おーいマリ・・・ああぁっ!」



   「アルベルトのヤツ、どこ行ったんだ?」
   「まったく、ちゃんとお金ぐらい払っていってよ・・・」
   「大変ッス〜!」
   「何だよ、テディ」
   「何かあったの、テディ?」
   「とにかくローズレイクへ急いでくださいッス〜」
   「ローズレイク?アルベルトが何かやらかしたのか?」
   「話は後ッス。とにかくローズレイクッス!」
   「急ぎましょう、アレフ」
   「そうだな、パティ・・・」
   アレフとパティはテディの先導でローズレイクに向かったのであった・・・。
   ローズレイクに一行がついた途端、アレフとパティはその光景に言葉を失い、
  硬直してしまうのであった。
   しばらく経ってようやくアレフは口を開いた。
   「なんでアリサさんが溢れんばかりにいるんだよ・・・」
   そこにはアリサがいやというほどたくさんにぎわっていたのである。
   「どういうことなのよ、いったい・・・」
   パティは頭を抱え込んだままその場にひざを突いてしまう。
   「あのさ、もしかして・・・」
   「もしかして?」
   「マリアだろ?」
   「ご名答ッス、アレフさん!」
   「こんなわけのわからんことをやらかすのはマリアぐらいしかいないだろう!」
   「それにしてもマリアったらどこに・・・。あっ!」
   「どうした、パティ?」
   パティは東の方へ指をさした。そこには槍を小脇に抱えて頭を抱え込んでいる
  一人の男がいたのである。
   「アルベルト?」
   アレフ達はアリサの波をかき分けながらアルベルトの元に駆け寄っていった。
   アルベルトの表情は虚ろで焦点があっておらず、
   呆然とした様子であった。
   「おい、アルベルト!どういうことだか説明しろ!」
   「アリサさ〜ん・・・」
   「もう、はっきりしなさいよ!」
   「アリサさ〜ん・・・」
   アレフが胸ぐらを掴んでも、パティが耳元で怒鳴りつけても
  アルベルトの調子は変わらなかった。
   「おい、アルベルト!」
   「あのぉ・・・」
   「なんだ、テディ?」
   「オイラが事情を説明するッス・・・」
   「わかった・・・」
   テディは事情を説明し始めた。
   アルベルトが修行のためにマリアを呼んだこと。
   マリアの魔法が謝ってアリサに命中してしまったこと。
   その魔法は人を分身させる物であったということ。
   その結果ローズレイクはアリサだらけになってしまったことをアレフと
  パティはようやく飲み込めたのであった。
   「で、肝心のマリアはどこだよ・・・」
   「マリアさんは元に戻すための解呪方が載っている魔導書を探しに
  旧王立図書館に行ったッスよ〜」
   「無事見つけてきたよ☆」
   「うわっ、いきなり現れるな、マリア!」
   「で、どうすればアリサおばさんは元に戻れるの?」
   「ええっとね・・・」
   マリアはパラパラとページをめくり始める。
   「あった!」
   「なんだ、その方法って?」
   「ここによると本体にリタの実を飲ませれば元に戻るって書いてあるよ」
   「おい、マリア・・・」
   「え?リタの実?安心してよ!マリアはこういう魔導に使う薬草かなんかは
  いつもいくつか携帯しているから!リタの実もちゃんとあるよ☆」
   マリアは胸を張って誇らしげに言う。
   しかし、アレフとパティの表情は冷ややかであった。
   「お前、この無数のアリサさんの中から本体を見つけられるのか?」
   「ちゃんとわかるの?」
   「ええっと、そ、それは・・・」
   「それは?」
   アレフ・パティ・テディは口を揃えて言う。
   「わかんなーい☆」
   「殴っていいか・・・」
   「許すわよ、アレフ・・・」
   「そういえばアルベルトさんは相変わらずあのまんまだけどどうするッスか?」
   テディは呆けたままのアルベルトを指差す。
   「ほっとけ」
   「ほっときなさいよ、あんなヤツ・・・。まったく本当に
  (あまりに長いので中略)なんだから・・・」
   「おーい、こらぁ!人がぼうっとしている間に好き勝手言いやがって!
  だれが(あまりに長いので中略)なんだ?」
   あまりに好き放題言われたせいか、ようやくアルベルトは目を覚ました。
   「おはよう、アルベルト」
   「からかうな、アレフ!ところで・・・コホン、アリサさんを元に戻す方法は見つかったか?」
   「んとまぁ・・・」
   アレフは頭をかきながら方法をアルベルトに説明した。
   「おい・・・。それマジか?」
   「それしかないの・・・」
   マリアが申し訳なさそうに言う。
   「くうっ!」
   アルベルトは天を仰いでしまった。
   そのときであった。
   「どうしましたでしょうか・・・」
   周りにいたたくさんのアリサがアルベルトに向かっていったのであった。
   「あああああああああああああああああアリサさん〜」
   「ハーレム状態じゃないか、アルベルト」
   「そ、そういう問題じゃ・・・あああああああああああっ〜」
   「幸せそう・・・」
   アルベルトがアリサの大群から身の拘束を逃れられたのは1時間の後であった。
   「はあ、はあ・・・」
   「大丈夫か、アルベルト?」
   「俺を心配するヒマがあったらアリサさんのことを考えろ!」
   アルベルトは消耗しているにも関わらず、態度はいつも以上に強硬であった。
   アルベルトのアリサに対する想いが今の彼を支えているのであった。
   「しかし、いい方法ってないの?なんかこう、
  ぱぱっとアリサおばさんの本体が見つかるような・・・」
   「マリアの魔法・・・」
   この瞬間、アレフの手によってマリアの口が塞がれたのは言うまでもない。
   「くそぉっ!」
   アルベルトは手に持っていた槍を地面にたたきつけてしまった。
   その時であった。
   「あら・・・」
   大勢のアリサの中の一人がアルベルトに近づいてきたのであった。
   「な、なんですか、アリサさん?」
   アリサはアルベルトの足下にしゃがみ込んだのである。
   「かわいそう・・・」
   アリサの視線の先にはアルベルトの槍によって打ち抜かれた一輪の花があったのである。
   アリサはその繊細な手でそっとその小さな花を優しくなでるのであった。
   一同はそんなアリサの様子をただ呆然と見ていたのであったが、
  しばらく経ってアルベルトはいきなりマリアの元に駆け寄ってきた。
   「おい、マリア!」
   「ちょっ、ちょっと、アルベルト!いきなりどうしたのよ!」
   「さっさとリタの実とかというものをよこしやがれ!」
   「えっ、え・・・」
   「さっさとしろと言ってんだろ!」
   「わ、わかったわよ・・・」
   マリアはアルベルトにせかされてか慌てて懐のポケットから
  丸い小さな木の実を取り出した。
   「よし!」
   アルベルトはマリアの手からそれを乱暴に奪うとすぐに花の傍らにいる
  アリサの元に引き返していった。
   「なんだ、アルベルトのヤツ・・・」
   「なるほど・・・。そういうことだったのね・・・」
   「どういうことッスか、パティさん?」
      「まあ、見ていなさいよ・・・」
   一方、そのアルベルトとはいうと花をずっと愛でているアリサを少しの間見つめた後、
  アリサに黙って手を差し出したのであった。
   「あら、なんでしょうか、アルベルトさん?」
   「こ、これを・・・。これを飲んでいただけますか?」
   「これって・・・?」
   アリサはアルベルトの手からリタの実を受け取った。
   「これを私に飲めとおっしゃるんですか?」
   「さ、早く、アリサさん!」
   「何だかよくわからないですけど・・・。飲んでみますね・・・」
   アリサは恐る恐るリタの実を口に入れた。
   「ん・・・。何でしょうか・・・」

   ピカッ!

   アリサが実を飲んだ瞬間、辺りは大きな光に包まれた。
   「なんだ!」
   「まぶしいッス〜」
   「うわっ・・・。あ、あれ?」
   光が消えてみるとこれまで辺りを覆い尽くすようにいたアリサの大群はすっかり
  姿を消していた。
   「なんとかなったみたいだな・・・」
   「無事事件は解決ね☆じゃ、マリアはここで。さよ・・・」
   とっとと帰ろうとしたマリアの襟をパティがすかさずつかむ。
   「あんた、反省の色ってものがないの・・・」
   「きゃはっ☆ごめんなさーい」
   「・・・」
   「ところでアリサさんの本体自身はどこッスか?」
   テディの言葉に一同は辺りを見回した。
   「ん・・・?」
   湖のほとりに人影らしきものがあるのを一同は確認した。
   そこには倒れているアリサを傍らでじっと看ていたアルベルトの姿があった。
   「ご主人様ぁ〜」
   「待て、テディ」
   慌ててアリサの元に駆け寄ろうとしたテディをアレフが制した。
   「何するッスか、アレフさん!」
   「とりあえず今日はアルベルトに任せてやろうよ、テディ・・・」
   「そうね、アルベルトのおかげでアリサおばさんも元に戻れたし・・・」
   「とにかく無事に解決したね!じゃっ!」

   がしっ!

   またパティが逃げだそうとするマリアの襟をつかんだのは言うまでもなかった。
   「ええっと、こいつどうしようかしら?」
   「俺は女の子には手をあげない主義なんでな。パティ、任せた!」
   「了解ね!」
   「オイラは暖かく見守っているッスよ、マリアさん」
   「ひええぇぇぇん!」
   マリアのお尻が真っ赤になったのはこのあとしばらくしてからであった。



   「アルベルトは修行の成果がちゃんと出たッスかね?」
   「聞いた話によると今度はリサと引き分けたらしいとうが・・・」
   「アルベルトさんも頑張ってらっしゃるのね・・・」
   「アリサさん、アルベルトのヤツは最近どうですか?」
   「ええっとね、なんかいつも顔を真っ赤にしていたり、
  話す度に言葉の調子がとてもユニークでおかしかったり・・・
  変わったところは見かけられないようだけど・・・」
   「結局のところ全然強くなっていないッスね・・・」
   「そうだな・・・」
   テディはジョートショップで住み込みで働いている「彼」と
  思わず顔を見合わせるのであった・・・。





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