5月半ばのある日、今日もメイヤーは図書館で
調べ物に熱中していた・・・
メイヤー、ちょっとちょっと・・・。
「・・・・」
あのぉ、メイヤー・・・
「・・・・」
メイヤーぁ!!
「ん?なんですか?図書館では静かにしてくださいませんか・・・」
メイヤー、ちょっとつき合ってくれない?
「えっ?私はこれからトロメア碑文の謎を解く手がかりを見つけるために
あと五千ととんで67冊の歴史書を調べないといけないのですけど・・・」
・・・。いいから!ほら!
「ちょっ、ちょっとぉ・・・」
「一体なんですか?こんなところに連れてきて・・・」
ほら・・・
「えっ!これは・・・」
誕生日おめでとう!メイヤー!
「えっ・・・。あっ、そういえば今日が私の誕生日でしたっけ・・・」
気付いてなかったの?
「まぁ、人間の一生なんて長い悠久の歴史に比べてみれば一瞬の瞬きみたいな物ですよ・・・。
だから誕生日にはあまりこだわりはありませんが・・・」
ううううん・・・。歴史って一瞬一瞬の積み重ねで形成されているんだと思うんだけど・・・。
だから誕生日という一瞬も大切にした方がいいと思うよ、メイヤー・・・。
「そういえばその通りですね・・・。
ごめんなさいね、折角のいい雰囲気に水を差してしまったみたいで・・・」
そんな悲しい顔しないでよ、メイヤー。
ほら、こんなに君宛にプレゼントがたくさん来ているから!
「あっ、本当だ、こんなに・・・
ありがとうございます、みなさん・・・」
みんなからのイラストだよ
みんなからのSSだよ
「みんなのメッセージだよ」