3月の声を聞いた途端に雪だもの。朝起きてびっくりしましたよ、あたしゃ。昨日は、合奏集団不協和音の練習日だったんだけど、実は、前回の練習(2/15)の時も同じような天気だったんだよね。当団(この場合は不協和音ね^^;)には「雪男」もしくは「雪女」でもいるのかしら?(別に"毛深い男"や"顔色の悪い女"がいるって意味ではないので、念の為^^;)
■やっぱり拍手には笑顔で応えないと。いやね、土曜日に某アマオケを聴いてきたんだけど、演奏後の"オケ起立"の時の、オケの皆さんの表情がとても良くてね(どーでもいいけど「の」が多過ぎ!)。にこやかに拍手に応えてる姿を見て、こちらもとてもいい気分にさせてもらったというわけ(もちろん、演奏も素晴らしかったですよ)。やっぱ、笑顔ですよ。これが大事。できれば、演奏中にも笑顔が出せればいいんだけどね、当団(この場合はウィーンフィルね^^;)のように。
■またしてもラトルネタ。ベルリンフィルとのマラ4が素晴らしかったものだから、バーミンガム市響との同曲のCD(輸入盤の新譜)も買ってしまった。まだ1楽章しか聴いてないんだけど、指揮者の"意図"が完璧に音になっているという点では、バ響(こんな略し方しないか?)に軍配が上がりそう。なんか、室内楽みたいなアンサンブルで、そりゃもう見事なもんです。弦楽器の対抗配置(1stVnと2ndVnが向い合わせ)も極めて効果的だし(BPOでは通常配置=1stVnとVaが向い合わせ=だった)。一方で、個人技のレベルの高さと、オケの自発性という点では、やはりBPOに一日の長がある(当たり前か)。いずれにしても、それぞれのオケの能力を最大限に発揮させたという点で、ラトルの力量には改めて脱帽。ラトル氏、当団でもマラ4振ってよね!
■その当団のマラ4。只今演奏旅行で演奏中(ムーティ指揮)なんだけど、それに先立つウィーンでの演奏会(2/18)の写真を入手した。わがホルン会は、トムベック(の頭らしきもの)、ゼルナー、ヘグナーの顔が確認できるので、トムベックが1アシもしくは1番(ゼルナーとの"距離"からして、たぶんアシだと思うのだが...)、2番ゼルナー、3番ヘグナーという布陣だったようだ(さらに他の情報を総合すると、残りの演奏旅行メンバーはラルスとホルヴァートだったようなので、だとしたら、ラルスが1番を吹いたのかもしれない>別プログラムのブラ2も彼が1番らしいので、両メイン1番を吹いたってこと?)。しかし、ここで気になるのは、オーボエの1番。2ndVnのコヴァチとVaのパイシュタイナーの間に写っているのがオーボエの1番だと思うのだが、これ誰?見たことない顔でっせ。まぁ、助っ人は誰でもいいんだけどさ(ほんとかよ!?)、まさか"今度は"ウィンナオーボエだったんだろうね?>"真相"をご存知の方、ぜひご一報を!(03/02)


仕事で池袋へ行ったので、ついでに(あくまでも"ついで"です^^;)HMVに立ち寄ってCDを物色。ジャーマン・ホルン・アンサンブルなる団体の"ワーグナー物"を見つけたので買ってきた。ベルリンフィルのドールやシュレッケンベルガーなど、ドイツの主要オケの若手奏者('50年代後半〜'60年代生まれ)によって組織された団体で、基本は6名編成。このCDでは、八重奏の曲もやっていることから、"助っ人"を3人入れて、計9名で演奏している。同様のCDとしては、ザイフェルト率いる"バイロイト音楽祭オケの8人のホルン奏者たち"による名盤があったが、"ジャーマン"のメンバーの何人かは、バイロイト音楽祭オケにも参加しているらしいから、さながら新旧バイロイトオケメンバーによる「競演」というところか。どちらも、紛れもない「ドイツホルン」の音ではあるのだが(ジャーマンの主要6人は、全員アレキの103ユーザーの模様)、雰囲気はやや異なる。強引に表現すれば、旧メンバーの「剛」に対して、新メンバーは「柔」という感じか。で、個人的には、「剛」の方が好き。もちろん、「柔」組も、下手であろうはずはないメンツだから、実に痛快なアンサンブルではあるんだけど(低音パートの凄いこと!)、アンサンブルの醍醐味という点では、「剛」組に軍配が上がるのではないかなと。収録曲の中では、「ローエングリン・ファンタジー」(八重奏)だけがダブリなんだけど、その音楽は、まさに「大人と子ども」(ちょっと言い過ぎ^^;)。「ベテランの味」なんていうのは、実に安直な表現だと思うんだけど、でも、ほんとにそうとしか言いようのない感じで、おじさんたち(「剛」組)の演奏のカッコいいこと。結果的には、旧メンバーのすごさを再認識させられる形となってしまったかな。
■ところで、今回初めて知ったんだけど、シュレッケンベルガー(ベルリンフィル2番ホルン)って、1970年生まれなのね。私、彼はドール('65年生まれ)と同じくらいなんだと思ってたので、そんなに"若い"人だったんだってことに、正直びっくり。まだ20代ってことでしょ。うーん、すごい...(何が??)。しかし、'70年てことは、大阪万博(!)の年に生まれたってこと。あの万博の大騒ぎを知らないってことだ。ってことは、三波春夫の「こ〜んにちわぁ〜♪」も知らないわけだ。そうかぁ、そういう世代かぁ...っておいおい、ドイツ人なんだからどっちにしたって知らないんだよ!(03/03)

ついに"あの方"にお会いしました。クラシックWeb界の巨人にして、サッカー大好きの"あの方"。私がこのホームページを作るにあたり、大いに影響を受けた"あの方"。いやぁ、ほんと、個人的には"ついに"という感じなので、感激でした。ページ作りの秘策(?)も、直々にお教えいただけたし。え?"あの方"の素顔はどんなかって?笑顔の素敵な長髪の好青年、でございましたよ(^^
■一昨日の池袋に続いて、昨日は上野で仕事(しかも夜)。池袋や渋谷なんかだと、「せっかくだから」なんて、ついついCD屋に行ってしまうのだけど(そして物欲ってしまうのだけど^^;)、昨日は、上野ですからね。CD屋ないから大丈夫だろう、なんて安心して(なんじゃそりゃ)駅に降りたんだけど、改札出たら「HMV UENO」なる看板が光り輝いてる(私にはそう見えた^^;)ではないの。オーマイガッ!神は、またしても私に試練をお与えになるのかぁ...(アホか)。ま、駅に着いた時点で閉店後の時間だったから、大事には至らずに済んだんだけどさ。(03/04)

会社は新横浜にあるのだが、昨日の新横浜はすごかった。新しくできた競技場でサッカー、横浜アリーナでB'z(←でいいのかしら?)のコンサート、スケートリンクでアイスホッケー。大量に人が集まるイベントが3つも重なっちまったものだから、ものすごい人の数。サッカーなんか、お昼頃から、会場へ向かう人たちが集まり出してたからね。出足早い早い。会社のビルのあるあたりってのは、非常に殺風景な所で、新横浜駅へ通じる道路なんか、通常は閑散としているのだ。が、この道路が、駅から競技場への経路になってるものだから、昨日の午後は、絶え間ない人の列(仕事サボっちゃぁ外を眺めてたから確か>おいおい^^;)。試合終了およびコンサート終了時間頃になると、駅への入場制限も行われるってことだったので、これはもう"試合中/コンサート中"に帰るしかない。7時頃に会社を出て駅へ向かったんだけど、反対方向へ歩く人たち(要するに、駅から競技場へ向かう人たち)が多くて、なかなか前に進めない(やや誇張^^;)。その時間は、試合開始時間でもあるから、会場へ向かう人たちは、早く行かなきゃ!と殺気立ってるしね。そういえば、改札近くですれ違った人が、携帯電話に向かって「あと5分くらいで着くから!」なんて叫んでたけど、そりゃどう考えても無理。あの場所から、客席(?)に着くまでには、間違いなく20分以上かかるはずだもの(それほど遠いってこと)。ということは、彼、中田の先制ゴールは見られなかったんだろうな。カワイソーに(残りの4ゴール見れりゃ十分か^^;)。(03/05)

またしても雪だよ。しかも、またしても木曜日。なんなんだろね、この天気は。一昨日なんか、ポカポカ陽気で汗ばむくらいだったのに、一夜明けたら寒いわ雪だわだもの。調子狂っちゃうよね。皆さんも、どうぞ、体調には気をつけて(関東地区限定メッセージか?)。
■「TVチャンピオン」という良質番組(ほんとかよ?^^;)があるが、昨日の放送は、「全国鉄道王!」決定戦。いやぁ、なかなかの「鉄っちゃん」揃いで、面白かったですなぁ。元(現?)鉄道ファン(「鉄っちゃん」とは呼ばれたくない!)としては、そのバトルの模様を堪能いたしましたよ。それにしても、彼らの思考が非常に良く理解できてしまった自分がヤバい(^^;。2回戦目の会場が大井川鉄道だったんだけど、新金谷駅(大井川鉄道の始発駅です^^;)に到着するなり、歓声を上げてSL(C10)に駆け寄って行く彼らの姿を見て、私、他人の気がしなかったもの。そう、そうなんだよねぇ、煙を吐いているSL見ると、なんかワクワクしちゃうんだよねぇ(マジに「ヤバいやつ」と思われそう...)。その昔、大井川鉄道に写真を撮りに行った時に、遠くから聞こえてくる「ボォーッ!」っていう汽笛を聞いて、「来た来たぁっ!」って叫んだ"実績"があるくらいだし。え?やっぱりヤバいやつだって?そんなことないですよ。いつまでも"少年の心"を持ち続ける好青年、ってことですよ>日本全国大爆笑!? (03/06)

夜7時過ぎに銀行に寄り、少しばかりのお金を下ろす。が、一緒に出てきた明細を見てびっくり。残高が少ない!前回下ろした時の明細が財布の中にあったので、それと見比べてみるのだが、異常に減っている(そう思える)。なんで?何が引かれた?全然思い当たるフシがない。通帳に記帳すればすぐわかることだが、時間が遅いのでそれもできない。気になる。気になるよ。なんなんだよ、おい!? 結局、いまだに真相は不明。モヤモヤしたものを抱えたままで、この週末を過ごさなきゃならないわけだ。なんだかなぁ...。ま、週明けに記帳してみれば、「なーんだ...」ってな結果なんだろうけども(そうじゃなかったらヤバい...)。
■えーとですね、この週末、久々にネタの更新をするつもりです。ここのところ、新ネタの投入がまったくなかったので、できれば複数のコーナーに新ネタを掲載したいな、と思ってはいるので、まぁ、その、なんだよ、程々に期待しててちょうだい。(03/07)

結局約束は守れなかったんですが...。いや、ちゃんと新ネタの投入はしましたよ。ウィンナホルン倶楽部、久々に更新しました(ついでにウィンナホルンGalleryも改訂しましたんで...)。でも、「できれば複数のコーナーに新ネタ投入を」というのは、結局できなかったわけで...。いや、ほんと、すんませんです。でも、某コーナー(どこだ?)久々の更新を着々と準備中ではありますので、今しばらくお時間をいただければと。
■朝起きるといい天気。窓を開けて深呼吸。午前中、テレビを見ながら掃除、洗濯。午後、パソコンに向かって新ネタの作成。夕方、スーパーへ出かけて買い物、そして夕飯の準備。何事もノンビリの日曜日。こんな休日って、実に久しぶり。たまにはいいもんだよね、こういうのも。(03/09)

おぉ!水戸黄門」がビデオ収録になってる!映像に違和感あるなぁ...。なんて思いながら見ていたら、朝日新聞の夕刊にも同様の投書を発見。皆さん、同じような感想をお持ちなようで...。ビデオだと、妙にナマナマしいよね、映像が。特にあの番組は、"年齢不祥"の人ばっかり(?)出てるじゃないですか。今までのフィルム撮影だと、それがあんまり気にならなかったけど(実はそうでもない>うっかり八兵衛、オマエいったい何歳なんじゃい!?)、ビデオだと、年齢不祥ぶりが相当際立つ感じで...。ナマナマしいといえば、お約束の"お色気シーン"(笑)、由美かおる(このヒトこそ、クイーン オブ 年齢不祥!^^;)の入浴姿も、一段と艶めかしかったですなぁ(オヤジか、お前は!?>オヤジだけど...^^;)。あれを唯一の楽しみ(?)にしていらっしゃるというお爺さま方には、刺激が強すぎるのではないかと...(なわけねーだろ!^^;)
■えーとですね、ここに来て、ご新規に当ページをご覧いただくようになった方も多いと思うのですね。で、そういう皆さんにお願いなのですが、どうぞ芳名録にご記帳いただけないでしょうか。なんでも結構ですので、簡単なコメントをいただけますと、大変ありがたいなと。もちろん、ご新規でない、"常連さん"からのご記帳も大歓迎ですが(^^ (03/10)

仕事で北関東某市へ行ってきた。ここへは、東京駅から直通高速バスに乗って行くのが一番手っ取り早いのだが、そのバスを運行しているのは、JRと某市地元のバス会社。昨日は、往復ともに地元バス会社だったのだが、乗っててちと気になることがあった。というのは、バス停が近づくと、「バスがよく止ってから席をお立ちください」というアナウンスが流れるのだ。テープに録音されているものもそうだし、運転手さんのアナウンスもそうだし。「ちゃんと止ってから」という意味で使ってるんだろうけど、私、初めて聞きましたよ、この表現。それともあれ?「よく止る」って、一般的な表現なの?私が無知なだけってこと?気になるなぁ...。皆さんの所ではいかがなんでしょう?そこでお願い。うちのあたりは「よく止る」だよって方、下のボタンを押してみてくださいませんかね。よろしくぅ>それ調べてどうすんの?(^^;
※えーと、このボタンが使えるのは、ネットスケープの方のみです。MSIE(マイクロソフト)の方は、メールソフトが立ち上がっちゃうと思いますので、よろしかったら、そのまま「送信」しちゃってください。(ほんとに、そこまでして調べてどうすんの?>フォルカー氏!)


芳名録に記帳して!と書いたら、さっそく何人かの方が"反応"してくださいました。どうもです、皆さん。その中で、わがザ・シンフォニカホルン会の親方Y氏から、「預金残高不足のなぞ解きをせよ!」(7日付当欄参照)とのご指示を受けてしまいました。確かにそうでした。あれだけ大騒ぎ(でもないか?)したんだから、きちんと結果をご報告しないといかんですよね。というわけで、謹んでご報告させていただきます。結果は、「なーんだ...」でした(なーんだ...^^;)。月曜の朝、出社前に銀行に寄って、ドキドキしながら記帳をしましたよ。で、結果を見てみたら、ほんと、「なーんだ...」だったと。全部"身に覚えのある"引き落としばっかりで、要するに、それを把握してなかっただけだったと。いやぁ、お騒がせしました。面目ないっす!
■明日の当欄は、都合によりお休みします。次回は"13日の金曜日"ということで。(03/11)

うちでは「よく止る」ですという方はボタンを押して!と呼び掛けさせていただいたところ、2日間で4人の方からご投票いただきました>大反響!? で、その内のお二人は、群馬県および千葉県のご出身であることと、私が乗ったバスは茨城県の会社だったことから推測するに、この「よく止る」という表現は、北(東)関東のものであるようですな。え?断言しちゃって大丈夫かって? いーんです!(by 川平慈英^^;)。だってあーた、4票中2票ってことは50%ですよ。投票者の少なくとも50%が北(東)関東出身者で、私が出かけた先も茨城県。これだけ「証拠」が揃えば十分でしょう(どっから来るんだよその自信は?)。ね、そうでしょ、金田一先生!?
■朝日新聞夕刊の「私空間」というコラム欄に、作家の玉木正之が「オケ・ピット」というタイトルで書いているのだが、その中に、「何年か前ウィーン国立歌劇場が来日した時、(中略)木管楽器の奏者が演奏の合間に盛んに私語を交わしていたので、『まじめに演奏しろ!』と怒鳴りたくなった」という"くだり"を見つけて、「アンタはわかっていない!」と怒鳴りたくなった(^^;。もっとも、その後に「が、音楽の美しさに、さらに驚かされた」と続くんで、振り上げた拳をそっと下ろしたんだけども(笑)。玉木氏も書いてるんだけど、オケ・ピットというのは、舞台裏でも舞台表でもある不思議な空間だから、あの中で演奏するってのは、舞台上で演奏するのとはまた違った雰囲気なのね。私の数少ない経験では(数回だけピット経験あり)、「職人」になった気がしましたもの。オケ職人、ホルン職人、音楽職人。なんか、すごーく気持ち良かったですよ、あの空気は。だから(?)、私語の一つも交わしたくなるはず、あれは絶対に。まぁ、もっとも、当団の場合、私語は"舞台上"でも交わされるから、「ピットという特別な空間だから」というわけでもないんだけどね(^^;
■えー皆さん、本日は、昨年の当団来日公演の放送日でございます。BS2で19:50から。以前、地上波で放送されたのと同じブルックナー7番のプログラムだけど、少なくとも音はこっちの方がいいはずだから、衛星放送視聴可能な方は必見かなと。(03/13)

すみません。昨日のBSでの当団演奏会の放送、19:50からと書きましたが、ベルリンフィルの方が先になってしまったので、当団はだいぶ遅い時間からになってしまいましたね。おかげで録画に失敗したやんか!なんて方、いらっしゃらないでしょうね?>ドキドキ。以前見た番組案内では、当団が先でベルリンフィルが後になってたので、そのつもりで書いてしまったものですから...。ご迷惑をおかけしてないことを祈りつつ....。
■しかしすごい曲でしたなぁ、ショスタコの4番(ベルリンフィルの方ね^^;)。実は、あの曲をまともに聴いたのは今回が初めてだったので、あまりの凄まじさにびっくりしましたよ、ほんと。ショスタコ好きの中には、「4番こそが最高傑作」と言う人もいるらしいけど、なんか、その気持ちもわかる気がした(かくいう私は、なんつったって15番が好きなんだけど)。ショスタコについてはさほど詳しくないのだが、あの曲を書いたおかげで時の政府からニラまれて、で、その"埋め合わせ"に5番を書いたんだったよね?違うか?うーん、自信ないな...。でも、そんな感じだったはず(あんまり信用しないで^^;)。時の政府にしてみりゃ、「ワシらをおちょくっとるんか!? もっと"まともな曲"書かんかい!」(なぜか関西弁^^;)ってなもんだったんだろうね。まぁ、"埋め合わせ"の5番にしても、作曲家自身は"埋め合わせ"と思ってなかったとか、いろいろ背景もあったように思うけど...。いかんいかん、不得意分野のことを長々と書いててはボロが出るだけだ。どなたか"ショスタコ事情"にお詳しい方、正しいところを教えてくだされ。よろしく!(03/14)

土曜日、近所の会場で行われていた某オケの合宿に顔を出した。ホルンのメンツが足りないので、近いんだから手伝いに来てくれ、ということだったので出向いたのだ。曲は、R.シュトラウスの「組曲」(13管楽器のための室内楽)。珍しい曲だし、ちょいと遊んで来るのもいいか、という、至って軽いノリで出向いたのだが、会場に着いてみてびっくり。なんと、トレーナーの先生が来ているではないか!お名前は存じ上げないが(というか、聞いたんだけど忘れた>おいおい^^;)、N響のコントラバスの方(1プルト目で弾いている髭の方です)。そんなぁ、聞いてないよぉ...。なんつったって初見だし、曲も全然知らない(前日に、手元にあったオランダ管楽アンサンブルのCDを聴いただけ)。こんなはずでは... とドキドキしながら練習が始ったのだが、途中、トレーナー氏から、「あのぉ、ホルンの助っ人の方...」と話しかけられてしまった。ヤバい、ついに捕まったか!と青ざめたら、「助っ人の方は、下吹き?」ときた。なんでまた、と訝りながらも、「そうですが...」と答えると、「やっぱり。そんな感じだよね。典型的な"下吹き"っていう顔だもの」だって。いやぁ、これにはびっくり。同時に、実に実に嬉しかった。そうですか、私の顔は「下吹きの顔」ですか。そういう顔してますか...(^_^) これねぇ、プロなんかでもあるんですよ。ホルン吹きって、上吹きか下吹きかが、大体「顔」でわかるの。その道を極めると、なのかどうかはわからないけど、とにかく「顔」に出る(らしい)のね(我が御神体然り)。で、どうやら私も、その仲間に入れたようだと。だって、プロのオケ奏者、しかも、ホルンではない方から「下吹きの顔」って言っていただいたんですよ。だったら、どう考えたって、「そういう顔」だってことなんでしょうよ>キッパリ! いやぁ、これでいよいよ、名実ともに御神体に近づいたということですな。オホン!えー皆さん、これからは、私のことを「ウィーンフィルのフォルカー氏同様、どこから見ても典型的下吹きの日本のフォルカー氏」と呼んでくださいね。え?長い?それに大体において調子に乗り過ぎだ?ま、確かにそうかもね...(^^;
用語解説(笑):「上吹き」「下吹き」→オケにおけるホルンは、2本あるいは4本といったセットで演奏するのが一般的だが、主に奇数番(高音部)を担当する人(そちらに適性のある人)を「上吹き」、偶数番(低音部)を担当する人(そちらに適性のある人)を「下吹き」と呼ぶ。プロオケの場合は、オーディションの時点から「高音パート奏者」と「低音パート奏者」を分けて募集し、採用後も、原則的にはそれに従って演奏をしていくという、「分業」あるいは「専門職」体制が一般的である(アマチュアの場合は、そこまで明確化しない場合も多いが...)。
■ほんとは、某コーナーに新ネタを出す予定だったんだけど、ちと問題が発生したもんだから今日のところは見送り。なんとか解決できるとは思うので、近日中には公開できるでしょう、たぶん...。どこのコーナーかはナイショ。でも、「実に久々の新ネタ掲載」って言えば、想像はつくかも?(03/16)

オペラが観たい!それも、ウィーン国立歌劇場のいつもの場所で。ここのところ、「ウィーンへ行ってきた」とか「行く予定」とかって人と立て続けに話す機会があったのがいけなかったみたい。「なんで"俺だけ"行けないの?」ってことになっちゃったワケね、気持ちが(精神構造がまるで子ども)。毎度お馴染みの"物欲魔王"の親友で、"巡礼大王"ってヤツも、我が体内には棲んでやがるんだけど(おいおい^^;)、こいつが最近うるさいんだわ。「なぁ、行こうよ。聖地へ行こう。巡礼を1年以上してないなんていけないよ。そんなんじゃ"教徒"だなんて言えないよぉ」。いやぁ、毎日毎日やかましいのなんの。こうやかましくては仕事が手に付かんですわ。解決策? そりゃあーた、"大王"を「満足させる」ってことだけど、でも、それ、する?
■昨日書いた、N響の髭のコンバス奏者の方。「それなら志賀さんだろう」というメールを、何人かの方からいただきました。そうそう、志賀さんですよ、志賀さん。確かにそう聞きました、間違いないっす(忘れてたくせに!)。お名前、もう忘れませんよ。私にとっては、「志賀大先生様サマ」でございますからね、ハイ(^^; (03/17)

時々、ホルンを吹き始めた頃のことを思い出して笑ってしまう。中学入学と同時にオーケストラ部に入部。初めはトランペットをやるつもりだったのだが、素直にそう申し出ることをしなかったため(生来の"勿体つけ"体質でしてね)、結果的に、希望者のいなかったホルンを割り当てられてしまった、というのがそもそもの"馴れ初め"(自ら進んで始めた楽器でないのに、これだけハマったんだから、よっぽど相性が良かったんだろうけど)。当時の"練習"ってのは、今にして思えば実にいい加減。毎日の練習のスタートは"腹筋運動"から。先輩たちが新入生(すなわち我々)の足を押さえて、「ハイ、イーチ、ハイ、ニーッ...」なんてやる。「管楽器は腹式呼吸で吹く」と思い込んでいたから、とにかく腹筋を鍛えることが大事って信じてたわけだ("腹式呼吸=腹筋"という発想)。フーフー言いながら起き上がると、お次は「タンギング練習」。先輩が前に立って、「トゥットゥク トゥクトゥク トゥクトゥクトゥッ!」と号令をかける。すると、新入生が一斉に、「トゥットゥク トゥクトゥク トゥクトゥクトゥッ!」と口真似る(福島訛りがあるんで、実際には「ツゥッツゥグ ツゥグツゥグ ツゥグツゥグツゥッ!」なんだけど^^;)。同じことを、今度はマウスピースだけでやる。「ビッビビ ビビビビ ビビビビビッ!」。楽器なんか、なかなか持たせてもらえない。で、ようやく楽器を持つと、今度は「恐怖のロングトーン」が待っている。なぜ「恐怖」なのかというと、ひたすら息がなくなるまで吹き続ける、ってやつだから。思いっきり腹に息を吸って(腹式呼吸!)、ひたすら長く音を伸ばす。誰が一番長く伸ばせるかなんて競争したりして。「ロングトーン」というものを、文字通りの意味に解釈していたわけだ。今にして思えば、「無駄」のオンパレード。笑っちゃうしかない「間違いだらけの練習法」のオンパレード。当然、"先輩"になった段階で、私も"後輩"たちに同じことをやらせたわけで、いやぁ、考えただけで冷や汗が出てくる。でも、当時はその程度の情報しかなかったのだ。「バンドジャーナル」なんかに誌上レッスンコーナーができるのは、まだまだ後の話だし...。あの頃、もう少し論理的かつ実践的なトレーニングをしていれば、もう少し上手く吹けるようになったかも(あくまでも「かも」^^;)と思うと、なんだか悔しい気もする。後輩たちにも悪いことをした...。今の子どもたちは、やっぱり恵まれているよね。練習法も指導法も、当時に比べたら格段に進歩してるはずだもの。まさか今時、「ツゥッツゥグ ツゥグツゥグ ツゥグツゥグツゥッ!」なんてやってる学校ないでしょ?(たぶん、いや、きっと...)
■明日、新ネタを1件掲載予定。ただし、先般書いた"準備中"のものではないので、念の為。それから、私から皆さんへの「重大発表」も行う予定。どれほど「重大」かは、明日のお楽しみということで(今になっても"勿体つけ"体質^^;)。あ、あの、"色恋沙汰"ではありませんの、ご心配なく("ご心配"しろって?ハハ、ごもっとも...)。(03/18)

久々に(今回は、ほんとに久々に^^;)CD屋へ寄った。が、めぼしい物はなし。ま、お金使わなくて良かったな、なんて思って帰ってきたんだけど、家に着いてから、まさに"本日発売"の新譜があったことを思い出した。え?当団の新譜って何かあったけって?いえいえ、当団モノではございません。井上陽水久々のソロアルバム「九段」なんですわ。前回のアルバム「永遠のシュール」が、'94年秋の発売だったから、実に3年半ぶりの新譜ってこと(昨年の奥田民夫との「ショッピング」なんかはあったものの)。いろいろな紹介記事を読む限りでは、今回もまた、捉えどころのない「陽水ワールド」を展開してくれてるようなので、とても楽しみにしていたのだが...。あぁ、買ってくるんだった!失敗したなぁ、もう。
■昨日の当欄で予告したように、本日、新ネタを1つ公開。鑑定団への鑑定依頼は、前回に引き続いてわが友人から。なんか、だんだん、身内総出演みたいな雰囲気になってきたなぁ。そのうち、「『バカ息子が大事にしていた当団のポスター』福島県在住 佐々木さん」なんてのが届いたりして??(^^;
■で、これまたお約束の「重大発表」。えーとですね、以前から、「ウィンナホルンのお薦めCD」みたいなのをやってくれ、というご要望をいただいてたのですが、この度、アクセスカウンタ5万件到達記念企画(1ヶ月遅れだけど^^;)として、それをご用意いたしました。あ、ちょっと待って!慌ててはいけません。このホームページ上を探しても、それは、どこにもありませんので。では、どこに掲載してあるのかというと、「レコード芸術」4月号の誌上なのであります! というわけで、締め切りギリギリに、遥々出張先の大阪までノートパソコンを持参して書き上げた力作(自分でいうか!?)が、明日(かな?)発売の「レコ芸」に載っております(そのはずです^^;)。よろしかったら、立ち読み、あ、いや、お買い上げいただければと、音楽之友社社長に成り代わって(爆)お願い申し上げる次第でして...。ね、「重大発表」だったでしょ? え?たいしたことない?そうかなぁ、私にとっては、「ついに文壇デビュー!」っていう大ニュースなんだけど...(「文壇」って、おい?^^;)(03/19)

執筆者特典というわけでもなかろうが、「レコ芸」編集部から掲載誌をお送りいただいたので、多くの皆さんより一足早く、拙文を目にすることができた。著名執筆陣の中、一人異彩を放つ「無名の新人」("佐々木直哉"って誰やねん!?って感じ^^;)という感も否めないが、拙文と共に、ウィンナホルンの写真や、紹介した各CDのジャケット写真が並ぶその"体裁"は、まさに長年見慣れた「レコ芸」のそれ。いやぁ、やっぱり「感無量」であります(日頃は悪態ついてるくせに!^^;)。このような機会を与えてくださった編集部のN氏に、改めて感謝感謝。どうもありがとうございました。いい"冥土の土産"(おいおい^^;)ができました、はい。
■その「レコ芸」4月号に、NEWSのネタを発見。さっそくNEWS欄に掲載させていただいたので、ご確認いただきたく。それから、先般の当欄に、この写真に写ってるオーボエ奏者は誰やねん?(なんで大阪弁やねん?)と書いたのだが、その答えも「レコ芸」誌上に出ていた(さすが山崎睦氏。私が知りたいことを、ちゃんとレポートしてくれている^^;)。元ウィーン交響楽団員で、現在は国立音大("クニタチオンダイ"とは読まないよーに>念の為^^;)の教授であるクラウス・ラインバッハーという人だそうで、トゥレチェクの容体が芳しくないことから、ムーティとの一連の演奏会および演奏旅行に同行したらしい。というわけで、今回の"助っ人"はウィンナオーボエ奏者だったようです。何より何より(^^
■もう一丁「レコ芸」ネタ。160ページに、ショルティと当団の古ーい写真(おそらく'69年の来日公演)が出ているんだが、往年の名手たちや、現ベテランメンバーの若かりし姿を見ることができて、感慨深い。たぶん、ワーグナーあたりをやってるところだと思うのだが(かなり大編成)、その「音」が聞こえてくるような団員諸氏の演奏姿。当時の当団の音、生で聴いてみたかったなぁ(最早叶わぬ思い...)。(03/20)

当団の新譜はない、というような話を数日前に書いたが、新譜ではないものの、それに匹敵するような貴重な音源が大量に発売された。新星堂オリジナルの「栄光のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」シリーズ(全25タイトル)。以前にCD化されたことがあるものも混じっているが、大半は初CD化。マルコム・サージェント指揮のロッシーニ序曲集なんていう、「こんなんあったんかいな?」ってなものもあるから、やはり押さえておかないと。あぁ、またお金が...。
■あのぉ、たぶん、大変お恥ずかしい質問だとは思うのですが、どなたかお分かりになる方いらっしゃれば教えてください。衛星デジタルラジオ(CLASSIC7とか)の通信衛星と、ディレクTVの通信衛星って、別のものなんでしょうか?いやね、もし同じ衛星から放送されてるんだったら、アンテナを共用することができるんじゃないかって思ったもんですから。それともあれですか、例え同じ衛星だったとしても、共用は無理ですか?「そんなことも知らねーのかよ」って声が聞こえてきそうだけど、知らねーもんですから、教えてくだされ。(03/22)

メインページにアクセスされた方は、我が目を疑ったのでは?だって、ウィーンフィルWho's Whoに"UPマーク"が付いてるんだから...。いや、大変長い間お待たせいたしました。作者の私自身、もう更新は有り得ないのではないかと思っていた(おいおい^^;)Who's Whoに、実に久々、1年(以上)ぶりに新ネタを追加いたしました。当初(昨年5月頃^^;)は、ホルン会全員を一挙に!という予定だったわけですが、それが却っていけなかったということに気づきましたんで(遅いって?)、地道に、一人一人やっつけていくことに路線を変更。ようやく1人分を完成、というところに漕ぎ着けたというわけです。再開1回目として取り上げたのは、「天才」トムベック。実は、先般の「レコ芸」の拙文中に、彼の名前を1回も登場させなかったので、早い段階で、なんとかその"穴埋め"をしたかったという事情もありましてね...。とは言え、実際のところはたいした穴埋めにはなってないのですが、でも、一般的にはあまり知られていない、しかし、現役メンバーの誰よりも優れた奏者である彼のことを、当ページ読者の皆さんには知っていただければ本望であると、そんな次第でして...。とまぁ、こんな調子で今後とも進めていきますんで、ご期待ください。え?次は来年の春頃かって?し、失礼な!今年の冬くらいまでにはなんとか...(変わんねーよ!)
■昨日書いたCD、「栄光のウィーンフィル」シリーズ。さっそく購入してきましたよ、わざわざ横浜まで行って。近くにも新星堂はあるんだけど、横浜にあるクラシック専門店舗の方が在庫が確実だろうと思ったんでね。ステレオ盤を中心に10枚を購入。さっそく、昨日書いたサージェントとのロッシーニ序曲集ってのから聴いてみたけど、いやぁ、これは"笑える"演奏だ。特に最初の「セビリアの理髪師」。今時の指揮者は絶対に使わない(?)、大編成の編曲版でやってるせいもあるんだろうけど、なんとも大時代的。かなり速いテンポでやってるにもかかわらず、軽妙というには程遠い演奏で、途中のロッシーニクレッシェンドなんて、なんか重戦車が高速で近づいてくるが如き。昔の当団の「クサーい」雰囲気も濃厚で、ほんと、あの時代('60年録音)にしか成立しなかった演奏でしょう、これは。というわけで、このシリーズ、一応「限定盤」ですから、ご興味ある方は、お早めに確保されますよう(新星堂の回し者?)。
■本日夜のFM放送は、アーノンクール&当団のブラ2。いやぁ、どんな演奏になってるのやら、楽しみっす。ちなみに、当日の1番ホルンを担当したラルスによれば、「実にstrangeな演奏だったが楽しかった」そうだけど。(03/23)

実に「淡々」とした演奏でしたな。昨日のアーノンクール&当団のシューベルト4番とブラームス2番のことです(昨年9月のルツェルン音楽祭のFM放送)。特にブラ2の「淡々」ぶりは徹底したもの。歌い込みたくなる、盛り上がりたくなる場所の多い同曲だが、オケの逸る気持ちをグッと押さえて、"粛々と"曲を進めていた。しかし、それは決して「無味乾燥」なものではない。アーノンクールならではの、"音の強弱やフレーズ処理の徹底"といったものが実に有機的に作用して、細部まで血の通った、とても生き生きとした音楽を作り出していたし、同時に、それは神々しいほどの美しさでもあった。当団の演奏も見事。近年、ムーティやレヴァインといった「コテコテ派」と同曲を演奏する機会の多かった当団諸氏としては、ずいぶんと"勝手の違う"ブラ2だったと思うが、メリハリの効いた音で、アーノンクールの指揮に応えていた。直前に行われたウィーンでの演奏は、結構ヤバい場所も多かったと聞いていたので、ちょっと心配していたのだが、いや、どうしてどうして、十分に満足できる内容で安心した(^^;。中でも、両曲でティンパニを叩いたハルトル(たぶん)にはブラヴォー! 実にいい音で、オケ全体を引き締めてくれていた。いやほんと、いい演奏でした。「strangeだけど楽しかった」か、ナルホドね。
■覚醒剤で捕まった42歳独身の「大蔵ホモ官僚」(by 週刊朝日)氏は、女性職員からの「結婚しないんですか?」との問いに、「いろいろありまして」と答えていたそうな。「結婚しないんですか?」「いろいろありまして」。いかん、このやり取り、私もしょっちゅうやっている...。「フォルカーさんて、やっぱりそうなんだ...」なんて思わないでね、全国の独身女性ファン(いるのか?)の皆さん!(03/24)

思い立ったが吉日体質。以前、半徹夜状態で自宅のパソコンを再セットアップした話を書いたが、昨日は、意を決して、会社のパソコンを再セットアップ。1.6GBのハードディスクが付いているのだが、この1年くらい、空き容量が常に100MB以下という状態が続いていて、使い勝手が悪いったらありゃしない。いらないソフトやファイルを少しずつ消して、騙し騙し使ってきたのだが、ここに来て動作も不安定になるなど、もう限界って感じ。こりゃもうアカン!というわけで、再セットアップに臨んだというワケ。でもねぇ、案の定とでもいうか、なかなかスムーズには行かんのですわ、これが。まず、消してはまずいファイルのバックアップ取りから始めたのだが、これだけで午前中が終了。その後、ハードディスクをフォーマットし直してWindows95を再インストールし、さらに、仕事をするにあたって最低限必要となるソフトを入れ、最後にバックアップファイルを元に戻し、なんてことをやってたら、結局退勤時間になっちゃった>イヤハヤ...。ところで、「仕事上最低限必要な」ソフトとファイルだけを入れた今の状態でのハードディスクの空き容量は、なんと1.2GB。つーことは、今までパソコンの中に入っていたファイルのうち、少なくとも900MB分くらいは、"無駄"なものだったわけだ。Win95の場合、いらなくなったソフトをアンインストールしても、少なからず"残骸ファイル"が残ってしまうようだから、きっと、それが「塵も積もれば」状態になっていたんだろうけど、しかしねぇ...。「パソコンの肥やし」じゃ、シャレにならんですわ、ほんと。(03/25)

こんなことならもっと早くに着手するんだった...。夏休みの最終日、テストの前日、仕事の納期の直前、いつもいつも思ってきたこと。切羽詰まらないと動かない(時には、切羽詰まっても動かなかったりもする^^;)。昔からの困った性癖でしてね。後悔先に立たず。わかっちゃいるんだけど...。なんでこんなこと書いてるのか。その答えを知るのは、読者の中のお一人だけなのですが...。
■遅ればせながら「パイパーズ」誌を購入。ベルリンフィル首席クラリネットのヴェンツェル・フックスのインタビューが面白かった(インタビュアーは木幡一誠氏)。一時期、ウィンナオーボエに転向して、シェフトライン@元ウィーン交響楽団(故人)に習っていたという話はびっくりだったが、それよりもびっくりしたのが、プリンツ@当団元首席クラについて語った部分での次のセリフ。「彼は1年前にウィーンを去って、インディアナ州のブルーミントンで教えるためにアメリカへ渡ってしまいましたが」。な、なんと、あのプリンツがウィーンを離れてアメリカへ行ってしまった...。知らんかった。そして、すごく悲しい...。プリンツは名手ウラッハの弟子であり、ウィーン正統派のクラリネットの「音」を継承した人物。一方のシュミードルは、イェッテルの弟子で、こちらは、ウィーンクラのスタイルを保ちつつも、よりテクニカルな面を追求した人物。ご承知の通り、現在の当団のクラ奏者たちは、すべて(シュミードルと同世代のハーイェク以外)シュミードルの弟子であり、結果的にはウラッハ-プリンツ派の奏者はいなくなってしまったのだが(ハーイェクもイェッテル門下)、プリンツがウィーンを去ってしまったことで、今後その流派の奏者が登場するという"可能性"もなくなってしまったわけで...。当団だけでなく、このフックスも、そして、オーストリア国内の主要オケの首席奏者の大半も、シュミードルの弟子だというから、イェッテル-シュミードル派の隆盛には、それなりの理由はあると思うのだが、うーん、個人的には残念至極であります。プリンツの、あの少しくすんだような、しかし気品高い「音」。継承してくれる若手の登場を期待していたのだけど...。え?アメリカから現われるかもしれないって?いやぁ、それは無理でしょう、たぶん...。(03/26)

トゥレチェクの代役としてムーティとのツアーに参加したのは、元ウィーン交響楽団のラインバッハーという人だった、という話を先般書いたが、「それはラインバッハーではなくてリーンバッハーが正解です」というご指摘メールをいただいた。ウィーン響時代は、「トゥレチェクかリーンバッハーか」と言われたほどの名手だそうだから、今回のエキストラとしては、まず申し分ない「経歴」の持ち主だったというわけだ。ところで、ラインバッハーという名前にはピンとこなかったのだが、リーンバッハーと聞いて、どこかで見た名前だ、と思いついた。何だったっけ?と、さっそく家探ししてみたら、ありました、アーノンクールがウィーン・モーツァルト管楽合奏団を振った13管のセレナーデ。ここで、昨日書いたシェフトラインと一緒にオーボエを吹いてたのがリーンバッハー(Klaus Lienbacher)だったと。なんつったってこの演奏、我が御神体が4番ホルンで参加してますから(快演!)、レコードが出た当時は、毎日のように聴いていたのね。だから、メンバー表の名前にも見覚えがあったというわけで。そうかぁ、この人かぁ!って感じ。ご連絡いただいたS氏、どうもありがとうございました。
■新星堂の「栄光のウィーンフィル」シリーズ。ぼちぼちと聴き進めていているのだが、ケンペとの一連の演奏が実に素晴らしい。一部は、以前出た同シリーズや、先般書いたテスタメントレーベルのCDにも入っていた曲なのだが、今回初めてCD化された演奏を含めて、ほんと、どれもいい演奏だ。実に自然な、そして朴訥とした音楽の「味」。これがたまらなくいい。前に、ケンペとの録音はほんの数曲だけって書いたんだけど、結構いろいろ録音していたみたいで、その辺も改めて勉強になったし。でも、これだけ「名演」揃いだと、もっともっといろんな曲を録音してほしかったって思うよ、ほんとに。(03/27)

春眠暁を覚えずとはいうけれど、それにしても眠い。昨日も、10時過ぎまで寝ていて、その後用足しに出かけたんだけど、帰ってきてからまた昼寝。いくらポカポカ陽気だったとはいっても、ちと異常だな、この眠気は。そんなに疲れてるんだろうか、ワタシ...。ただ単にトシだからだろうって?ハハ、そうかもね(^^; ふぁ〜い...。
■またしても物欲の予感。ってゆーか、もう買うこと決めてるんだけどね。ディレクTVではないっすよ。CSデジタルラジオでもない。だって、この2つって、衛星の"向き"が悪くて、私の部屋のベランダからはアンテナを向けられないんだもん...(やるんだったら、アパートの屋根の上にアンテナ付けさせてもらうとかの"大工事"をしないと)。何を物欲るのかは、まぁ、後日改めて発表するとして、現時点での問題は、型落ちの安売り品にするか、現行品を買うかってこと。機能的なことを考えると、やはり現行品にしといた方がいいんだけど、でも、その分高いしねぇ。一番いいのは、安い現行品を見つけること。近辺のパソコンショップにないことは調べがついている。となると、あとは秋葉原にでも行って探すしかないのだが...。
■ウィーンフィル友の会の会報が届いたので、NEWSのネタはないかと探したのだが、残念ながらめぼしい話題はナシ。2人の古参団員(CbのホルプとFgのハンツル)が亡くなったという記事は目に付いたものの、2人ともだいぶ前に引退した人ゆえ、個人的に「思い入れ」がないし...。とはいえ、ハンツルについては、ウエストミンスターレーベルから出ている、当団管楽アンサンブルの一連の演奏に参加していた人だから(長身のダンディーなオジサマです)、馴染みがないわけでもないんだけどね。(03/29)

新聞広告で、「別冊太陽『オーケストラ』」という本が出たことを知り、さっそく購入(しかし2800円は高いぞ!)。まぁ、内容は、なんつーかその、あまりオケのことをわかってるわけじゃない編集者が、ちょっとズレた思い込みに基づいて編集しちゃった、って感じのもので、私としてはイマイチ楽しめず。せっかく「オーケストラ」って名乗るんだから、「オケのなんたるか」みたいなものを、様々な角度から掘り下げてもらいたいものだったのだが、基本線は、有名評論家諸氏による、相も変わらぬ「世界のオケ紹介」みたいなものが中心。さらに、なぜか相当量のページを割いて、内外の有名「ソリスト」の紹介などもしてたりして、どうも「的外れ」の感が拭えない(「ホール」に着目して、いろいろ紹介しているところは、それなりに面白かったけど)。まぁ、「別冊太陽」という雑誌(ではないけど、ハテ、何と呼んだら良いのだ、この手の本は??)の立場を考えれば、その辺が妥当な「落とし所」なのかもしれないけどもね。--- ところで、「世界のオーケストラ」の紹介コーナーに出ているガーディナー指揮のイギリス・バロック管弦楽団の写真なんだけど(17ページ)、これ、おかしくない?だって、このオケって、古楽器オケのはずなのに(紹介文にもそう書いてあるのに)、写ってるオケは、バリバリのモダン楽器オケなんだもの。指揮者の後ろ姿は、ガーディナーに見えなくもないけど、でも、このオケは違うでしょう。室内オケで、結構女性が多くて(ホルンも2人は女性)、女性は色とりどりのドレスを着ている。会場はサントリーホール。ホルンのメンバーの多くがアレキを使っていることからして、ドイツ系の団体かなとも思うんだけど、ハテ、どこのオケざんしょ?
■「栄光のウィーンフィル」シリーズのケンペ盤。先般「どれも良い」と書いたけど、昨日になって聴いた「シュトラウス一家モノ」は、ちといただけなかった。いや、演奏自体は悪くないですよ。相変わらず朴訥とした音楽で、オケもいい音でそれに応えてるしね。でも、あれは"ウィーンの"シュトラウスではない。あまりに無骨すぎる、いや、作為的すぎるという方が適切かな。ワルツにしてもポルカにしても、本来は踊りの音楽だから、あんまりいろいろ「策」をめぐらさないのが"正解"だと思うのね。が、ケンペは、あくまでも「楽曲」として捉えたかったみたい。だから、曲の中で、いろんなことを仕掛けている。でも、それがどうにも「粋」じゃないんだな。オケが当団だから、まだ"それらしさ"は残ったと思うんだけど、あれ、ドイツのオケとかでやったら、なんとも「ダサい」(死語!?)シュトラウス物になっちまったんじゃないかなぁ。ま、人には向き不向きがあるということですかね。でも、別CDに入っている、スッペの「ウィーンの朝・昼・晩」やニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」なんかは、すごーくいい演奏なんだけどねぇ。
■昨日書いた物欲物件。結局、新宿まで出かけて行って、現行品(の一番安いやつ)を買って来た。機能的な部分でのいくつかのポイントを考えると、やっぱり現行品の方がいいことがはっきりしたのでね。で、それが何なのかは、来週早々に明らかにする予定。今しばらくお待ちを(なに勿体つけとんねん!?)。(03/30)

突然でナンだが、メインページのデザインをちょっとだけ変えてみた。本当は、抜本的に改訂したいところなんだけど、ま、それまでの"つなぎ"ということでね(果たして「抜本的改革」の日は来るのだろうか??)。リンクページのように、すっかり"荒廃"しちゃってる所もあるので、全体の見直しもしなきゃと思っているのだが、なかなか着手できなくて...。ま、ボチボチと進めていくしかないっすね。
■一気に「春本番」って感じになっちゃいましたな。桜も一斉に咲き始めたし。いい季節の到来です。しかーし、早くも今年の4分の1が終了かと思うと、またしてもブルーになる私でありまして...。ほんと、何やってんだろう、ワタシってものは...。ふぅー(深いため息)。(03/31)