依頼人:東京都 伴野達也さん
入手のいきさつ
これは、この春のウィーンフィルの定期で4月19日にメータ指揮、マーティン・ガブリエルソロで行われたもののムジーク・フェアアインでの録音です。しかも師匠自らがパソコンをいじって世界でたった一枚私のためにCD−Rにして持ってきてくれたものです。
左の写真には、
鑑定結果
鑑定物件No.5の「オーボエ教本」に続いて、伴野さんから2度目のご投稿をいただきました。
この7月、仕事で札幌へ行かれた折に、PMFで来日中の"ご師匠"ガブリエル氏(当団首席オーボエ)からレッスンを受けられた伴野さん。その際に、ご師匠から"下賜"されたのが、今回の鑑定品というわけです。
で、結論から申し上げれば、ご本人評価額の100万円(ご師匠を通して発注した、ウィンナ・イングリッシュホルンのおおよその値段とか)を下回る金額を付けることなどできない、まさしく「お宝」の逸品と言えましょうね。
だって、そうでしょう。ご師匠自らが、"パソコンを操作して"自家製CD-Rを作ってきてくれたんですよ。こんなこと、そうそうあるもんじゃない(パソコン普及率が極めて低そうな当団においては尚のこと^^;)。ほんとに羨ましい話じゃないですか。
漏れ伝わるところによれば、この演奏はほんとに素晴らしいものだったとか。ご師匠の「第3楽章のオーボエの多彩な表情は、よそに見られないはず」という言葉も、決して"自画自賛"だけのものではないでしょう。
"弟子"に、自分の会心の演奏を聴かせたい。師匠のこの「親心」に、そう、大奮発して100万円! これで決まりです。