有名Bluesmanの言葉で綴る「Bluesってなんだ?!」
Intro 1
さて、淡谷のりこ「別れのBlues」の昔から、、あ、これはもういいか、、
皆さんの好きな日本のミュージシャンの曲に少なくとも一曲は「〜ブルース」といった曲名がありませんか?
曲名でなくとも、本の題名、漫画の題名、映画の題名にもよく「〜ブルース」といった名前を見かけますね。
一度はあなたも思ったはずです。「Bluesってなんだろう?」って。
そこで、あなたはとりあえず本屋の音楽の本のコーナーに行ったとします。
Bluesの本らしいのは何冊か見つけましたが、どれも分厚いし、ちょっと知りたいだけなので読む気がしません。
そこで、あなたは近くにいる音楽マニアのお友達に
「おれ、音楽にあんまり詳しくなくてさー、Bluesってどういう音楽?」
って謙虚に質問しました。
すると、その友達は、
「Blues? あー、主に12小節1コーラスの音楽で、歌詞がA−A−Bそれぞれ4小節分で構成されててさ、それに対してコードが2小節づつトニック、トニック、サブドミナント、トニック、ドミナント、トニックってなってる12小節を繰り返す黒人音楽だよ。それに、乗っかるメロディの三度と七度の音がブルーノートって呼ばれる特徴的な音で半音近く下がってて、、、、」
なーんて、答えられてあなたはちんぷんかんぷんです。
それに、さすがに音楽に詳しくなくてもあなたの知ってる「〜ブルース」が12小節でないことは、
小学校でならった音楽の知識でも分かるから、なんか違和感がぬぐえません。
「しかも、黒人音楽?、ん、そうか、だから「Sweet Nineteen Blues」の安室のバックは黒人なんだ」
ちがいます。
まあ、それはともかく、音楽に詳しくないっていってるのにこんな答えを返してくる友達は、
この際ちょっと付き合いを考えたほうがいいかもしれません。
余計なお世話かもしれませんが、、、、
そのうち、Bluesに関する知識をちょっぴり得て、今度はライブハウスでBluesを演奏している
という先輩に、ちょっとしったかぶってBluesの話を振って見ました。
「Bluesっていえば、エリッククラプトンですよね?やっぱ、Bluesっていいっすよね?」
すると自称Bluesmanの先輩は、
「おまえわかっとらんなー、Bluesといえばやっぱロバジョンよー、Bluesは黒人の音楽なの。本当の黒人の苦しみわかんないとBluesは演奏できないね。クラプトンはやっぱ、Rock Guitaristだよ、白人にBluesは無理だね。」
なーんて、確かずっと昔から日本人の先輩に話の出鼻をくじかれたうえ、
あなたにはますます訳分かりません。
まあ、2人続けてこういう人に出会ったらちょっと不幸かもしれませんね。
あなたは、Bluesをこれ以上聞いてみようともましてや追求しようとも思わないで一生を終わって行くでしょう。
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