取りあえず、帰ってきてからは暫く観察をする。じぃ〜っと見つめること、30分、1時間・・・。いつまで見ていても飽きてこない
。(^^;?
転んだところ、毛繕いをしているところ、餌を食べているところ、全部が久しぶりの和泉だ。しかし、もう1匹のハムスターの黒影
がケージかじりをして、邪魔をする。まったく、落ち着きの無い奴だ。それに対して、移動もあって疲れたのか、和泉はすぐに寝てしまう。寝たら寝たで、
寝返りをうったり、寝言を言ったりして別の面白さがあるのだが、いかんせん、見続ける方も眠くなってしまう。何しろ、ホットカーペットの上なのだ。暖かさが眠りを誘うのである。
何はともあれ、無事に帰ってきてくれたのだ。これからは毎日体重を量って、餌のチェックをして、と厳しいチェックを欠かさないようにしよう。
でも、やっぱり投薬をイヤイヤする、和泉なのであった。はぁ〜、頼むよ、お嬢様・・・。
もっとも、退院した後の自宅療養中の和泉の様子は決して感心できたものではなかった。投薬は嫌がる、ヨーグルトは食べない、イヤイヤして薬に手を乗っけた挙げ句にその手を
うえはらのパジャマになすりつけるという傍若無人ぶり。(T-T)まさに、好き嫌いの激しい小学生に、嫌いな食べ物をだましだまし食べさせているような状態
だったのだ。うぅっ、箱入り娘だからって、わがままに育て過ぎたかしら・・・と後悔してみてももう遅い。とりあえず、掴みあげて、うりゃ〜と薬を与え続けた5日間の戦い
であった。
うちは共稼ぎなので、昼間に流動食を与えてあげたりすることができない。その分を入院して面倒を見てもらっている、と考えれば仕方の無いことなのかもしれない。が、出費は日々かさんでいく。
旦那の財形貯蓄の一部も食い潰される状況となった。(うえはらの財形が食い潰されないのは、利息が高いので解約すると不利になるからだ)まさに、
子供を一人抱えたも同然の状態である。今更ながら子供にはお金がかかるのだ、という事実を再確認してしまう。世の中のお父さん、お母さんはエライなぁ。しばし尊敬・・・。
旦那は「今までの投資額でインタークーラーとタービン交換とコンピュータチューニングが可能だったかもしれない」と価値を車への投資額と比較している。しかし、かたや車である。3日放っておいたところで、汚れるくらいで特に変化も無い。が、ハムスターは人間の何倍ものスピードで人生を駆け抜ける。寿命が3年前後として、3日がどれだけの重みになるか、すぐわかろうというものだ。但し、
ペットにどれだけお金をかけてもよいか、というのは個人差があるものだと思う。1匹2000円もしないハムスターに手術入院で20万以上もかけるのを馬鹿だ、と思う人だっているに違いない。当たり前である。価値観など十人十色なのだから。
そして、うえはら&旦那は本気で考えのであった。「動物健康保険は、爆発的に売れるに違いない」と。
どこかの保険会社で出してくれないかなぁ〜。今なら、即、加入するのに・・・・・。
術後の獣医師の先生によると「子宮に腫瘍が出来ていて、腹膜炎も起こしかけていました」とのこと。旦那は摘出した子宮と腫瘍を見せてもらっていた。当の和泉は麻酔明けでよろけている。
「あと、心臓が弱くなってますね。こちらも心配です」との意外な指摘もあり、料金は高くつくが、病院へ来たのは正解だったのだ、と思った。とても素人のわかることではない。術後の経過を観察する為、さらに入院期間は延びていくのであった。あぁ、
1日1万2千円也。
犬や猫であれば、長寿だし、予防接種があったりと、もともと色々と費用がかさむ。餌代だってハムスターとは比べ物にはならない。でも、命あるものとしては一緒だ
、と思うのだ。ましてや和泉は自家繁殖させた時の、残った最後の一人娘なのだ。金額とは関係ない。それでも臨時のこの出費は、旦那のボーナスを一部食い潰した
のであった。
「毎日、経過を聞く為にお電話をお願いします」というわけで、電話番は旦那の役回りとなった。旦那曰く、「和泉の番記者」である。
家に帰ってきて、空っぽのケージを見るとさすがに淋しくなる。だが、和泉は闘病生活を乗り切ろうと頑張っているのだ。ここで飼い主である我々がへこたれていてはいけない!
決意を新たに、現実の家計のやりくりと直面する、うえはらであった。うぅぅ〜。(T-T)
ちなみに、動物病院とはいえ全部が全部ハムスター等の小動物を扱えるわけではない。日頃からメーリングリストに入っていて、24時間診療受付だと知っていた、某有名どころの川崎の動物病院へ駆け込んだのが夜中の11時過ぎ。仕事が立て込んでいて、すっかり遅くなってしまったのだ。勿論、夜間診療である。
「生理という可能性、血尿の可能性・・・」等とぐだぐだと説明を述べられたが、うえはらは子宮関係がいちばん怪しいと思っていた。信じていた、という方が正しいのかもしれない。それというのも、
便はちゃんと出ている、尿も血の色は混ざっていない、2日経っても出血が止まらない、等が観察できていたからである。和泉はメスだ。お尻の近くといえば、あとは生殖器関係が疑わしい。「お預りして、朝まで様子を見て、それから対応を決めましょう」との事で、お嬢様は
急遽入院することになった。
こういう時、本当に日頃からハムスターのメーリングリストで情報を集めていて良かったと思う。あまりの流通量に未読の海に溺れることもしばしば
だが、病院情報や、病気になった時、発見した時の状況の報告など役立つことが多い。今は、冬に向けての寒さ対策などについても活発にやりとりがされている。
動物を家族の一員として迎え入れるならば、それなりの情報収集は必要だ、ということを痛感した日であった。
でも、夜間診療代5万円の出費は痛かった。(T-T)あぁ、偉大なり健康保険・・・。
今回は、誕生日のケーキはシフォンケーキ。しかし、旦那と誕生日が近いって、立て続けにケーキを食べるってことなんだよな。さすがにこればっかりはどうしようもない。体力も落ちてきてるし、年齢を実感することしきりだ。むむぅ。
誕生日ということで、思いがけず、旦那からプレゼントを貰った。新しいPostPet2001だ!!そうなのだ。うえはらのメールはPostPetなのである。徹底して、家では
ハードに使う気がないことがバレバレである。代々、カメを飼っている。カメしか飼ったことがないのである。長生きだし、届けに行った先でも長いこと待ち続ける、
ガッツのある奴だ。しかも、届けた先でプイッと帰ってしまわないので、洗いやすいらしい。こんなところも好評なのだ。
そういえば、PostPetの都道府県の名産のおやつに「ぷりぷり県」があった時に、「こういう人も使っているのか!」と感心したものだ。このネタがわかるユーザーって全体の何割いるんだろうか?うーむ。