いざ話し出してみると、レジュメを見てはいるけど、話しているのは上の空。もう、ヤケになるしかないようなとんでもない状況でした。いえ、うえはらがひとりで慌てふためいていて、落ちつこうとしたり、力が入ってしまったり、話に脈絡がなかったりしていただけです。優しい聴衆の皆さんは、にこやかに聞いていてくださいました。おかげでちょっとだけ、安心したりして。
例えば、演劇なんかがそうですが、どんなに上手い役者の演技を言葉で表現し尽くそうとしたって、”百聞は一見に如かず”の喩え通り見せた方が早い
のです。うえはらは、そこの限界を最初から感じていました。「私では自分が感じたウォレスとグルミットの”スゴイ”
を言葉できちんと伝えることなどできない」と。えぇ、そうなんです。だから、なるべく話したくなかった。(^^;?
それに、ストーリーをばらしてしまうのも、ワクワクする部分が減ってしまうので絶対にしたくなかった。じゃあどうしたらいいか?ただ、アードマンとニック・パークの一般的な情報を知らせることと、自分がどんなに好きなのかを伝えること。本当はクレイアニメの作成工程なんかも話そうかと思ったんだけれど、そんな頭でっかちな楽しみ方はしたくない。つまり最後には、お客さんが自分の目で見て、感じて、楽しんでもらえればいいな、と。そんな時間を作れたら、それでいいだろう、なんて考えてました。ところが、そういう方向でやっていたはずなんですけど、あがっちゃって、そんなどころではありませんでした。
やはり、修行が足りんな〜。
人数が多すぎず少なすぎずだったおかげで、うえはらの希望した「お茶会をしながら鑑賞」というのが実現できました。ちょっとワインが少なかったかなぁ。まぁ、アードマンのイギリスにちなんで紅茶三昧もいいだろう、とチーズにクラッカー(うえはらは気違いかってくらいに大量に仕入れてきた)、それにクッキーやケーキをもりもりと食べながら、楽しい時間を過ごしました。結果オーライ・・かなぁ。(@_@;
協力してくださった皆さん、会場に来てくださった皆さん、本当にありがとう。うえはらは皆さんの優しさに支えられて、なんとか無事に終えることができました。それに、こういう場を与えてくださった、川村さんもありがとう。貴重な経験と、素敵な時間でした。
色々な人たちに支えられて、ちょっと暖かさを感じながら、吉祥寺をあとにした、うえはらでした。
うえはらの大好きな、ウォレスとグルミット。クレイアニメ(粘土で作った人形のアニメ)です。発明家のウォレスと飼い犬のグルミット。このコンビが繰りひろげる
ドタバタ大冒険活劇(笑)です。
セル画のアニメーションにはない、ライトによる陰影とか、表情の細やかさ。うう〜ん、いいですねぇ。そして、今回のイベントでは使わないのですが、何故か
日本語吹き替えが萩本欽一という、なかなかインパクトのあるキャスト。うえはらは最初の出会いは日本語吹き替え版でしたねぇ。あ、グルミットは犬なので、台詞が一切無いんです。でも、目は口ほどに・・って感じに表情が語りかけてきます。ふふふ。
人前で話すという緊張と、早くみんなに観て欲しい、という気持ちがあって、なかなか自分の中ではジタバタしてます。そうだっ!レジュメも作らないと。(レジュメがないと話がわからなくなりそうで・・)
しかし、これで「なんだぁ、こんなのなんだ」とか言われて受けなかったら・・・という恐怖も同時にあって心臓がバクバク。
やっぱり小心者だなぁ。(T^T)
今週のうえはらは、シェフ・うえはらでした。
久しぶりに料理をした〜って気になるほど、作りました。まだ水が冷たいので、手がガサガサしてきたりしてます。すると困るのが、静電気。
うえはらは結構帯電しやすいらしくて、あっちでバリッ、こっちでバチッ、としてます。だから静電気防止のゴムがこの手放せません。割と効きます。但し、軽減してくれるだけなので、完全には防止できません。いつも金属物に触るときには、おっかなびっくりしております。
これだけでも春が待ち遠しい、今日この頃です。