もともと自分の先祖には興味があった。
小さい頃見せてもらった岡部家の系図のはしがきに、推古天皇の旦那さんでもある敏達天皇や、『平家物語』にも登場するという源頼朝の家来(岡部六彌太)などの名が見えたからかもしれない。
小学生のわたしは純粋に信じたが、じきに系図は造られたものが多いということを知る。
それでも、母親の系には萩の乱の前原一誠や陸軍大将の井上幾太郎がからんでいるらしく、こちらにも興味が沸く。
去年、母親が書いてくれた系図をMacで清書し始めると、もっと詳しく知りたいという欲求に駆られ、図書館で文献をあさるようになる。
ある程度情報が溜り、整理を試みるが今一つうまくいまない。
うまくいかないものは、しょうがないので考えてみる。
普通ならここでいい案をひらめくのだろうが、ひらめかないまま現在に至る。
つまり...そういうこと。
まとまらないまま、ズラズラ書く。