018 山田市郎右衛門 2002.1.5 (変更2002.4.13)

山田亦介の父山田市郎右衛門は、高祖父河北一の祖父である。
養父は山田渚。先妻は山田渚の孫で養女で子に亦介、三浦家に嫁いだ娘、一の母フキがいる。
後妻は佐方吉左衛門の妹で山田顕義の父顕行は後妻との子である。

以下、『増補近世防長人名辞典』(著:吉田祥朔、発行:マツノ書店[1976])より。

山田市郎右衛門
天明7(1787).8.17-弘化4(1847).10.25 (61)
諱:〓之 (〓:龍に共)
称:市郎右衛門
雅:豊澤
字:良候
身:萩藩士

山田市郎右衛門は村田四郎右衛門光賢の第三子にして四郎左衛門清風の季弟なり、出でて山田氏を嗣ぐ、名は〓之(〓:龍に共)、字は良候、豊澤と号す、資性重厚政務に練達し仕えて諸官に歴任し毎に要路にあり、就中天保15年当職手元役より山代宰判都合役に任じ在職3年治蹟顕わる、能く詩を賦し五山堂詩話にその宿山家詩外一首を収めたり、贈正四位、山田亦介はその長子なり、弘化4年10月25日歿す、年61。

系:

                                 ┏━亦介
                                 ┃
                                 ┃  河北信藏                嶺村素輔
     村田光賢                    ┃  ┝━━━━━一          ┝━━━━━一枝
     ┝━━━━━山田市郎右衛門━╋━フキ        ┝━━━━━俊          ┝━━━━━母
     岩子                        ┃              伊登                    貞子
                                 ┗━顕行

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