おはようございます、朝更新です(笑)。いや、さすがに札幌日帰り出張の疲れがドッと出て、昨晩はバタンキュー(死語)でござんした。今日も今日とてかなりダルく、疲れが2日残るなんてことは、そう、やっぱトシですな(涙)
■で、オマエはいつになったら「総括」するんだい? もしかして逃げる気かい? なんていうご叱責(?)メールも頂戴しておりまして...。いや、すみません。事の重大さ(笑)は重々承知しております。逃げる気などまったくございませんので、今しばらくのご猶予を。そう、この週末にはなんとか片をつける所存ですんで、はい...。
■ぐはぁ、しかしもう12月っすか。なんてこったい...(意味不明の落胆) (12/01)

1日お休みしている間に、いろいろと"ご通報"をいただきまして。アトリエ・ハーロー(と"客"として来ていたフラダー)が日テレの「ぶらり途中下車の旅」に登場した(^^;とか、来年夏のザルツブルク音楽祭のスケジュールが発表されたとか...。本来ならば、これらについてコメントすべきところでありましょうが、まぁ、芳名緑にお書き込みいただいてもおりますので、ここでは省略(おいおい^^;)。当欄には、聖地遠征中の奥田安智氏からのFAXにあった「びっくり情報」を記載させていただくことにします。で、その「びっくり情報」とは... な、なんと、ヘグナーが4番ホルンを吹いた! は?何が「びっくり」かって? いや、これはまさに「びっくり」ネタでしょうよ。真のウィンナホルン・ファンであれば、その辺、十分にご理解いただけるはず。だから、なんのことやらわからないというアナタは、ここすっ飛ばしてください(おいおい!^^;)。さて、その"椿事"は、この週末に行われる(行われている)、ラトル指揮による演奏会で出現したとのこと。この演奏会、実はちょっと変わったスケジュールで、まず、1日金曜日が、チョン・キョンファの独奏によるブラームスのヴァイオリン協奏曲と「運命」という2曲プログラム、そして、土日の所謂「定期演奏会」が、ハイドンの交響曲第88番、ベルク「ルル」組曲、そして「運命」という3曲プログラムとなっている。で、そのうちのブラームスとベルクの時に"異変"が起きたと。国立歌劇場舞台オケのリントナーが"トラ"に入ったのだが、そのパート割が、1:ラルス、2:御神体、3:リントナー、4:ヘグナーだったというのだ。これには、さすがの奥田氏もびっくりしたとのこと。で、その旨ラルスにぶつけてみると、彼曰く、「俺もびっくりした」(笑)。ただ、「でも、あれだったら、2:リントナー、3:ヘグナー、4:アルトマンにした方が絶対に良いはず」との至極ごもっともなコメントもあったそうで、ま、確かに。ならば、なぜ、このような椿事に相成ったのかというと、これはヘグナーの意向だったのだそうだ。「リントナーがトラに来るのだったら俺が4番を吹く」とご当人が申し出たのだとか。なぜまたそういう考えに至ったのかは不明なれど、ま、ヘグナーが「下吹き」に転向したわけではない、ということで、ひとまずは安心というところか(何が「安心」なのかはさて置き...^^;)。ちなみに、「運命」でもヘグナーは2アシをやったそうだから、今回は「下」に徹したというわけだね。ん?でも、なんか、"徹した"なんてとこ見ると、結構マジで「転向」を考えてるのかなぁ。いや、でも、それだけは絶対やってほしくないな。そういう不向きな転向は、プファイファーでお仕舞いにしてほしい。いやほんとに...。というわけで、聖地直送(?)のホルン会びっくりニュースでござんした(^^;
■そうそう、奥田氏のFAXには「運命」の主要メンバーも記載されていたので(ありがたいことだ^^;)、それもお知らせいたしておきましょう。Fl) 1:フルーリー,2:フォーグルマイヤー,Pic:フェデルセル、Ob) 1:ホラーク,2:エールベルガー、Cl) 1:オッテンザマー,2:ヴィーザー、Fg) 1:ミュラー,2:エールベルガー,CFg:氏名不詳(多分コブリッツかグラブナーだと思うけど)、Hrn) 1アシ:リントナー,1:ロナルド,2:御神体,2アシ:ヘグナー、Trp) 1:ミュルフェルナー,2:アンブロス、Trb) 1:バウスフィールド,2:マダス(?),3:ヤイトラー、コンマス) ヒンク,ホーネック、Vc) バルトロメイ,ヴァルガ、Cb) マイヤー。以上、何かのご参考になれば(^^; (12/03)

多分に「何を今さら」感が漂うけれど、とにかくお約束ですので、今回の当団(および国立歌劇場)来日公演に関する私の「総括」をば(長いっすけどご勘弁を^^;)。
■オペラは、「ナクソス島のアリアドネ」(なんだか、観たのが遠い過去の出来事のような...^^;)と「メリー・ウィドウ」を1回ずつ。オケは、東京での"公開"演奏会を3回とも。で、計5公演に出向いたわけだが、オペラ公演とオケ公演を較べると、私としては、オペラの2公演の方が満足度が高かった。確かに、前回('94年)の来日公演のように、話題性のある舞台があったり(アバドの「フィガロ…」や「ボリス…」)、図抜けたスター歌手(「ばらの騎士」の主役陣など)や指揮者(アバド、そしてクライバー!!)が登場したわけではなかった(まぁ、'94年が異常だったと言えるけどさ)。でも、観劇当時(^^;の当欄にも書いたように、その内容は、「極めて上質な通常公演」と呼ぶに相応しいもので、とにかく、そういう公演を見せてくれたことが嬉しかったし、また、舞台を心から堪能することもできた。ウィーン国立歌劇場という小屋としての地力。そして何より、そこの常設オケであるウィーン国立歌劇場管弦楽団(=WPh)の底力。そういったものが、公演内の随所に垣間見え、いやほんと、まさに「堪能」という表現に値する満足感を覚えることができたのだった。そう、これこそがウィーン国立歌劇場、そして、その小屋付オケである当団の真の姿。ほんと、楽しかった。
■そんなオペラ公演への思いを胸にして臨んだ後半のオケ公演。が、その所感は、正直言って「複雑」というところだ。オケの演奏内容に不満を覚えたわけではない。でも、何かが物足りない、というか「しっくりこない」。そんな内容だったと。で、これからその"分析"を始めるのだが、その前にあらかじめお断りしておきたいのは、私はある"先入観"を持って今回のオケ公演に臨んだつもりはない、ということ。何が言いたいのかというと、小澤征爾という指揮者に対して、彼の振るブラームスは「ダメ」に決まってるとか、好きじゃないものを嫌々聴きに行く、みたいな感情を持っていたわけではないということなのだ。んなこと言っても、以前からの読者の方からは、「でも、オマエは小澤のブラームスが好きじゃないのだろう?」って言われちゃうだろうが、それは確かにそうなんだけど(笑)、でも、今回の公演に、そういった感情を抱いて臨んだわけではないですよ、ということをあらかじめお断りしておきたいわけ。でないと、最初から色眼鏡をかけて聴いたからそういう感想を持つんだ、なんて言われかねないのでね。特に、昨今"小澤の音楽"を語る場合には、なにか、ちょっと歪んだ感情論というか、ヘタをすると"人種論"みたいなものが巻き起こりかねないので、念の為にお断りしておきたいと。そう、私はあくまでも(可能な限り)ニュートラルな状態で"オザワ&WPhのブラームス"に臨んだのであります。
■で、その結果として、どうも「しっくりこなかった」と。最後まで「間合い」が合わなかった、という表現が正しいか。私の体内にある"ブラームス像"の幅の中に、小澤(&当団)の作り出すブラームス像がハマらなかったと、そういう感じかな。で、その"間合いが合わない感じ"を、誤解を受けそうな稚拙な表現ながら敢えて書かせてもらえば、「妙にチャカチャカしている」となるだろうか。とにかく"せわしない"感じがしたのです。これは別に「テンポ」のことを言っているのではなく、その音楽全体から受ける印象が、どうもせわしない、腰が落ち着かない、チャカチャカしている...。で、私なりにその原因を考えてみたわけだが、その結論として浮かんできたのは、「フレーズ」なのではないかと。音楽というものは、今さら私が申し上げるまでもなく、フレーズの積み重ねによって成り立っているわけですわな。いろいろなフレーズが次から次へと受け継がれ、展開されて行ってひとつの音楽が形作られる。ところが、このフレーズというやつは、捉えやすい音楽とそうでない音楽があると思うわけ。で、ブラームスって人の音楽は、このフレーズが捉えにくいもののひとつなのではないかと。いや、こと当団に関して言えばね、ブラームスの音楽ってのは、まさに"自分たちの音楽"ですから、メンバー諸氏にとっては、ブラームスを演奏する上で、今さらそのフレーズを云々考えて、なんてことはないものと思う。ごくごく"自然"にブラームスの音楽(フレーズの集合体)を奏でることができるでしょう。要は、指揮者の持つフレーズ感とオケのそれにズレがあったのではないか、と...。小澤は、今回のブラームスで、以前とはちょっと違うアプローチを見せていたように思う。過多、過剰な表現ではなく、どちらかというと、「淡々」と音楽を展開していたような。これはこれで意外だったし、小澤の新たな一面を見せてくれたことに新鮮な驚きもあった。ただ、その淡々さの一面に、フレーズの処理をオケに任せて次へ進むという側面があり、その部分で、指揮者とオケの間に微妙なズレがあったように思うわけ。以前の小澤だったら、フレーズの終わりまでぜーんぶ「指揮」したと思う。事実、前に当団の演奏で聴いた「ジュピター」の時('96年の浜松公演)なんか、フレーズすべてを詳細に「指揮」するもんだから、「WPhのモーツァルト」というより「小澤のモーツァルト」って感じで、少々辟易したのを覚えている(こちらにその時の所感あり)。それからすると、今回の小澤は、敢えて言えば意外なほど「振らなかった」。特にフレーズの終り。これ、ほとんどオケ任せにしていた感がある。それはそれで、当団を相手にする際のひとつのアプローチ法ではあると思うのだが、その「振らない」部分と「振り始める」部分の"間合い"が、オケとの間で微妙にズレていたのではないかと、そう思うのだ。オケが、フレーズを自分たちの「音楽」の範疇・間合いで処理しようとする矢先に、指揮者が「次」を振り始めてしまう、「先」に進んでしまう。その微妙な感覚のズレが、少なくとも聴いている私にとっては"せわしない"ものに感じられたのではないか。その結果として生まれてくる音楽が"物足りなかった"のではないか。朝日新聞の演奏評で伊東信宏氏が書いていた、「音楽のまとまりの境目を急ぎ足でまたぎ越して行くので、巨視的な構造が描かれるのかと思っていると、クライマックスはついに来ない。カタルシスというものがないのだ」というのも、まさにその様子を言い当てているように思うのだが...。では、その"ズレ"は何によって生じているのか? これは、まぁ、ここで結論を出すことなどできない、難しくも深い問題なのでしょうけども...(歯切れ悪し)。
■というわけで、「音楽」そのものには複雑な思いを残した今回のオケ公演なれど、オケの演奏については、いろいろと楽しませてもらいました。なんと言ってもまずはトムベック。もう散々書いたからこれ以上細かくは触れないけど、でも、彼の「音」と「音楽」が、当団内でも図抜けて素晴らしいものであることを、おそらく多くの皆さんが気付いてくださったはず。ラルスもロナルドも、彼に較べれば「まだまだ」(なんて書いたことをラルスに知られたらヤバいけど^^;)。それから、これも何度か触れたけど、御神体兄(ローラント・アルトマン)の"入魂のティンパニ"(^^;ね。いや、でも、あの気持ちの入り方はすごいですよ。まさに「鞭入れ」。思えば、昨年のシューマンの交響曲第2番の時もそうだったけど、彼の「鞭入れ」によって、オケの響きとアンサンブルが一気に引き締まった。オケ演奏には、技術や能力だけではなく「気持ち」も求められる。"人"の集合体であるオーケストラの、面白さの一端を見ることができた御神体兄の演奏でしたな。あと、触れておきたいのはとトロンボーンのバウスフィールドね。これも前に書いたけど、彼の存在は当団のあり方に大きな変化をもたらすはず。このまま彼が居着いて、定年まで当団奏者の職を全うすることになれば、当団の金管セクションの響きは間違いなく変わる。そして、それは、取りも直さず「WPhの響き」そのものが変わることを意味する。これまでだって少しずつ「変化」を遂げてきた当団だけど、"縁"のないイギリス人の、しかも著名なトッププレイヤーを移籍させた結果としての変化、という形はなかったこと。21世紀の当団のあり方を考える上で、彼の存在、今後もますます目が離せないものになりそうだ。
■というわけで、今来日公演に関する私の「総括」、これにて終了。実際にお聴きになった方々とは、いろいろ意見の相違もあるでしょうが、ま、あくまでも私の所感ということで受けとめておいてくだされ。
■うはぁ、しかし長かったね(爆)。ほんと、私は話が長い(苦笑)。でも、こればっかりは仕方がないところでもあるので、どうかご勘弁ください。とにかく、ここまでお読みくださったアナタ、どうもありがとうございました。お仕事中の方は、誰かに見つかるんじゃないかと気が気でなかったことでしょう(笑)。どうもすんません。あぁでも、なんかこれで肩の荷が下りた感じ。気持ちは、ますます「今年終了!」だわ、ほんと(^^;(12/04)

只今朝の6時でありますが(また朝更新かよ^^;)、外はまだ暗いですな。でも、太陽が昇ってくるあたりがちょっとずつ"赤み"を帯びてきていて、誠に美しい。まさに「冬はつとめて」。
芳名緑に、「運命」(ラトル指揮)の"居残り録音"に関するお書き込みをいただいたが、ということは、いよいよベートーヴェン交響曲全集の録音開始か!? ということになる。が、この件については、さる筋から得ている情報があるので、とりあえずそれをご報告しておきたい。なお、これはあくまでも「噂」的な話でもあるので、信憑性については保証の限りでないことをあらかじめお断りしておきますが...。で、全集の録音なんだけど、これは2002年になってから行うらしい、とのことなのだ。来年(2001年)秋、ベルリンと東京で"全曲演奏"の機会を持つことはすでに周知の事実。それゆえ、その前後に録音作業も行うのかと思いきや、さらに時間を置いて、2002年になってから一気に行うつもりらしい、と。何度も一緒に演奏して、ラトルの"流儀"を当団が完全に自分のものにした後に、晴れて(?)録音に臨む。そういう考えみたい。時間と手間(カネ?)をかけずにCD化を行うことが当たり前となっている昨今にあっては、極めて稀な"壮大さ"ということにもなるが...。さて、そうなると、先日の「運命」の録音とは何だったのか?との疑問も浮かぶ。で、これについては、全集の「予告編」的役割を果たさせるために、「運命」だけを先行してCD化するかもしれない、というプランに基づくものらしいのだ(これまた壮大なプロモーション計画^^;)。よって、結局発売せず、という事態に至る可能性もあると。もっとも、そうなると、居残らされて何度も録音し直しをさせられた当団諸氏にとっては、「なんだよ、ったく!」ってことになるだろうけどね(^^;
■本日午後から1泊出張。行き先は九州の久留米。一応パソコンは持参するので、"旅先更新"を行うつもりではありますが...。(12/05)

久留米からです。飛行機の中でポッカリ口を開けて寝てた(笑)のが祟ったか、福岡空港から久留米へ向かう高速バスの中で急に寒気がしはじめ、かなりヤバい雰囲気が漂う。が、ホテルにチェックインしてしばらく横になったらなんとか回復。無事、夜の仕事をこなすことができたのでした。ほんと、ここ数週間、風邪をひきそうでひかないって感じを続けているんで、引き続き気をつけて行かないと...(まずは、今日の帰りの飛行機で"口ポッカリ"をやらないことからだな>苦笑)
■不覚!昨日からFMでザルツブルク音楽祭の模様が放送され始めたのですな。私、まったくノーマークでした。今晩も当団の演奏なんだろうけど、放送開始時間までに帰宅するのは難しそうで...。こうなったら重鎮F氏を頼るのみ。つーわけで、重鎮(って、誰のことだかわからない方も多いでしょうが^^;)、よろしくお願いしますっ!(12/06)

急に1日休んでしまってすみません。いや、体がヘトヘト状態になってしまい、パソコンに向かうことすらできなかったものだから...。"兆候"はあったのですよ。久留米出張からの帰り、とにかく眠くて、飛行機の中でずーっと寝てたのね。離陸する前から舟を漕ぎはじめ、羽田に着陸した時の振動で目が覚めたってくらいの爆睡状態。いくら私が"スイミン先生"(^^;でも、あそこまで眠いってのもさすがに珍しい。あと、一旦会社に戻ったんだけど、その後の家までの帰り道ね。とにかくカバンが重いのよ。確かに、パソコンが入っていたりして物理的に重かったのではあるけれど、それ以上に"重量"を感じたわけ。なんで、家に帰り着いた時にはヘトヘトのフラフラ状態。当欄の更新は翌朝にやることにして、すぐに布団に潜り込んだのだけど、結局、朝になってもヘトヘト感は抜けなかった、と...。つーわけで、昨日は、仕事も休み、家でひたすら"静養"しておりました。体力がない、と言ってしまえばそれまでなんだけど、なんだかねぇ。
■ヘトヘトになってしまった久留米出張なれど、"収穫"はあったのですよ。それは、念願叶って(^^;、福岡・天神にあるウィーン菓子の店「オーバーラー(Oberlaa)」に寄れたこと。ウィーンにある本店の日本支店(^^;ということになるのだけど、その存在は以前から知っていたものの、なかなか寄ることができなかったのね。が、今回ようやく立ち寄ることができたと。店内には"オーストリア情報コーナー"なんてのもあり、例の無料配布のウィーン市街地図(聖地に行った方は絶対お世話になってるアレ)も置いあって、ちょっと感動してしまった私でありましたが。は?で、ケーキを食べたのかって? ナテューリッヒ! "当たり前"じゃないですか!(爆)。記念にザッハートルテを買って帰ってきましたがな(そんなことやってるから疲れるのか!?>苦笑)。ちゃんと生クリームまで付けてくれて、至れり尽くせり。うちの近所にもこんな店があったらなぁ...>一段と太るだけだって(爆)
■久々に「ウィーン・フィル世界の名曲」のホームページを覗いてみたのだが、中に、ちょっと聞き捨てならない(っていうか"読み捨てならない"?)部分を発見したんで一言。「ウィーン・フィルについて」というコーナーで、当団が「自分たちのスタイル」にこだわりを持っていることに言及しているのだけど、その「こだわり」の例として4点を挙げているのね。が、これが、今となっては"全部ウソ(=事実に反する)"なことばかりなのですよ。とりあえず検証してみると... (1)ウィーン音楽院出身の演奏家しか採用しない>今やそうでない団員も増加。コンマスであるシュトイデですらベルリンの音大卒。(2)女性演奏家は採用しない(今後、変更されるかもしれません)>今ごろ何ほざいとんねん!?ってくらいズレたコメントであることは、皆様ご承知の通り。(3)使用する楽器は、オーストリア製のものを貸与する>ヤマハ製の管楽器が当団の"伝統"を救った話はあまりに有名ではないの!(4)現在のメンバーによる直接の指導を受けた演奏家のみを採用する……>確かにそうだけど、一部、例外も出てきている(トロンボーンのバウスフィールドとか)。あと、まず採用して、その後に指導を受けさせるって形もある...。という具合で、ね、ちょっとひどいでしょ? このコーナーを作成した人、一体何を見て、いつの情報を元にして書いたんだろ?少なくとも、「ウィーン・フィルの響き」を読んでくれてないことだけは確かだと思うけど(^^; (12/08)

練習2回でブルックナー9番の本番に臨むことになり(演奏会は今度の土曜日)、先週、先々週とその練習に通った。以前演奏したことがある曲とはいえ、短期間で仕上げるためには"学習"が欠かせないところ。車の中で当団演奏のCDを聴きつつ練習へ向かったわけだが、その1枚、カラヤンによるライブ盤(DG)では、オーボエがかなりの存在感を示していて、思わず聞き入ってしまった。あの音と芸風は間違いなくマイヤーホーファーだと思うのだが、このライブ盤の、その"ライブ"の日付を改めて確認してちょっとびっくり。1976年7月25日ザルツブルク祝祭大劇場にて。そう、ザルツブルク音楽祭の、おそらくオープニングコンサートだったと思うのだが(記録を調べたら、この日の"付け合わせ"は、クレメルのソロによるバッハのヴァイオリン協奏曲だった模様)、実は、この1976年のザルツブルク音楽祭で、件のマイヤーホーファーは亡くなったはずなのだ(オペラの演奏中に倒れてそれっきり、という話を聞いた覚えがあるが、真偽の程は不明)。ということは、このブルックナー9番の演奏が、その死の直前、最期の演奏の記録ということになると...。そう思って聴いたから、というわけでもないのだが、とにかくテンションの高さに驚く。例の、オケ全体の中を突き抜けてくるような、古き佳き時代のウィンナオーボエ・トーンなのだけど、その鳴り方がすごいし、歌わせ方も非常に雄弁。オーボエがメロディーを吹くところはもちろんとして、裏でいろいろ動いたりするところなんかも含めて、とにかく"存在感"がすごいのだ。なんか、まさに「入魂の...」って感じで、鬼気迫る演奏に圧倒されてしまった。何か感じるものがあったのだろうか...。人間とは、げに不思議なものでござんして。
■ところで、私が演奏する方のブルックナー9番だが、上記したように、演奏会は今度の土曜日(16日)に行われる。オケの名前は、東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団。指揮は、同研究会を主宰する野口剛夫氏。15時開演で、場所はなかのZEROホール。このオケには、2年前の夏に、同じブルックナーの第8交響曲を演奏するために参加した経験があるのだが、今回は、人手不足による助っ人としての参戦。私が8番ホルン(Fワグナーテューバの"下")で、同じく助っ人参加のN氏@日本一が7番(Fテューバ"上")。他にお二人がウィンナホルンで参加されており、全9名中(1アシが付くので)4名がウィンナという布陣となる。チケットは私からお出しできるので、ご興味おありの方は、ご連絡を賜りたく。(12/11)

ふと思ったんですけどね、EメールやらEコマースやらってのはもとより、どこぞのポンスケ首相がブチ上げた"E-ジャパン構想"(しかしトホホな"構想"だ...)なんてのも含めて、"Eナントカ"が全盛(?)の昨今じゃないですか。となると、「E電」ってのは、相当に先見の明があったネーミングではなかろうかと...。アナタ、そう思いません? 思いませんか。そうですか(爆)
■先週、久留米出張に行く時に、羽田空港のレストランで昼食を摂っていたら、向かい側のテーブルに青空球児・好児両氏を発見。いやぁ、すんごく嬉しかったっス、私(笑)。ゲロゲーロ!のカエルネタと、逆さ言葉ネタ(直前に見たNHKの演芸番組でも、相変わらずこのネタをやっていた^^;)だけ(?)で何十年も漫才やってるんだから、いやほんと、「すごい」の一言。テレビのバラエティ番組は「お笑い芸人」と称する若者で溢れているけれど、私はねぇ、球児・好児師匠のような泥臭〜い「お笑い」が、やっぱ好きです、はい>ま、それだけ"オヤジ"だってことなんだけどね(苦笑) (12/12)

寒かったっすね。寒いのは苦手なんだけど(だからと言って暑いのが得意というわけでもないのだが>笑)、「冬」なんだから、やっぱ朝晩くらいは冷え込んでもらわないと、季節感がなくてつまらん。というわけで、寒さ歓迎!でも、毎日はイヤよ(なんだそれ!?>爆)
■アーノンクール&当団によるフランツ・シュミットの「七つの封印の書」のCD(TELDEC)が出回り始めましたよ、とのご通報をいただいたので、帰宅途中にCDショップに立ち寄りさっそく入手。まだ途中までしか聴いてないけど、なんとも不思議な雰囲気を持った、でも、とても"いい曲"ですな、これは。もちろん(!?)初めて聴く曲なので、多くを語るだけの材料はないのだけど、当団"ゆかり"の作曲家だけに(19世紀末から20世紀初頭にかけて国立歌劇場オケ[当時は宮廷歌劇場だったけど]のチェロ奏者を務め、後にウィーン音楽院の学長となった人)、第一印象的"サウンド"面での違和感はまったく感じない。アーノンクールでシュミットって... と、当初は訝しく思ったのも事実だが、そのアーノンクールにとっても因縁浅からぬ作曲家のようなので(チョー斜め読みしたライナーノートの英文にそんなことが書いてあったような... というだけなので、違ってるかもしれないけど^^;)、これは、作られるべくして作られたCD、ということなのだろう。ところで、このCD、ご通報いただいた方は「石丸電気で3000円以下で入手しました」とのことだったのだけど、私はというと、なんと4000円強を支払ってゲットとなったのですな。というのも、タワーレコードが閉店して以来、町田地区で輸入CDを入手できるのはTaharaという"地場"のショップだけで、ここの場合、この手のCDだと安くならんのでね(輸入盤新譜でも安く売る物もあるので、誤解なきよう)。でも、近々に新宿なり渋谷なりへ出かける予定もないし、わざわざこのCDを買うために出て行ったら、結局、交通費でトントンになっちゃう(それでも「3000円以下」だったらまだ安いけど^^;)。なんで、ここは仕方がないと観念した次第。ま、来春にヴァージンがオープンするとのことなので、それまでの辛抱ということだけど(でも、個人的にはタワーに復活してもらいたいっス!) (12/13)

不覚!朝更新をするつもりが寝過ごしてしまった。情けなし...。というわけで、時間がないので一言だけ。久々に物欲を爆発させようとしております、っていうか、一部すでに爆発させました(笑)。何を買おうとしているのか(買ったのか)については、後日にということで。じゃ、出かけま〜す(笑) (12/14)

爆発させた物欲だが、爆発場所(^^;をネット通販としたため、ここで「配送」と「設置」という問題を孕んでしまった。某量販店の通販サイトで買い物したのだが、ここで買った物については、配送日時を指定できないというのだ(店頭ならできたらしい)。さらに、設置サービスもないという。注文後にそれを知ったのだが、後の祭り。先ほど、「出荷手続を完了しました」というメールが届いたから、おそらく、本日中に配送されてしまうだろう。しかし、私は会社だ。家には誰もいない。さぁ困ったゾと...。え?管理人が預かるとか、宅配ボックスに入れるとかって手があるだろうって?確かに。でもね、預かれないですよ。入らないですよ。デカいもの、荷物...。そう、結構大きい物を買っちゃったんです。なので、「預かり」はなし。さらに、間が悪いことに、明日は例のブルックナー9番の演奏会だから、またしても不在となる。ってことは、受け取るとしても日曜日。運送会社、きっと嫌だろうな、ああいう大物の留め置きは...。まぁ、それはそれで「仕方がないこと」として対処するしかないのだが、深刻なのは設置の方だ。果たして、自分一人でできるのだろうか?いや、マジで心配なんですよ。結構な重量があるから(確か40kg強だったはず)、それを一人で箱から出し、さらに所定の場所へ運び、そして設置できるのか...? うーむ、マジでヤバいかも。ま、これまた「なんとかする」しかないのだけどね。というわけで、さぁ、一体私は何を買ったのでしょう?わかった人は今すぐこちらへ!って、"どちら"だよ!?(爆)
■半月後に迫ったニューイヤーコンサート。某筋(誰やねん!?^^;)よりそのプログラム(曲目)を入手したのでNEWS欄に掲載した。ご確認されたし。指揮者が指揮者だけに、やはりちょいと変わったプログラムのようで>個人的には1曲目に興味大(^^; (12/15)

物欲った(^^;商品は無事届きまして、設置もなんとか一人でやり遂げました。「40kg強」と書いたけど、どっちかっつーと「50kg弱」って感じだったんで、最初は、さすがに一人で設置するのは無理だろうって思った。けど、"取っ手"が良い場所に付いていてね、それをつかんで持ち上げてみたら、意外に簡単に持ち運べることがわかり、結果、それほど苦労することなく設置を完了することができたのだった。いや、一時はマジで、誰か友人を呼ぼうかとか、管理人さんにお願いしようかとか考えたんだけど、杞憂に終って何より(だって、箱に入っている状態では、とても一人で動かせそうもない感じだったんだもん...)。というわけで、物欲った物は一体何なのか? 大体察しはついたことと思うけど、そう、テレビを買ったのでありますよ。所謂「ワイドテレビ」ってやつ。え?ってことはBSデジタル対応かって?いやいや、さすがにそこまでの予算はなかったので(まだまだ高いもんねぇ...)、通常(?)のワイドテレビにしました。ま、BSデジタルについては、そのうちチューナーが安くなってから付け足せばいいさ、という割り切りで。映像はね、さすがにきれいですな。もっとも、今まで見てたのが21インチの"普及品"だから、それと較べちゃ「失礼」だけども(笑)。裏番組を同時に映すことができる「2画面機能」ってのが付いてるのもありがたい。いや、結構、2つの番組を行ったり来たりしながら見てることが多いのでね、私(テレビっ子なんスよ^^;)。あとね、一緒にDVDプレーヤーも買ったのです。えぇ、ソフトは2枚しか持ってないけど(爆)。なんてこと書くと、なんか、血迷って大散財したようでもあるけれど、これは、一応、今年夏頃からの"懸案事項"でありましたのでね、とりあえずは、当初計画通りに"設備投資"を行ったと、そうご理解ください。実はね、一種の「記念品」なんです。年末に"臨時収入"があるはずなんで、それを形にして残そうと、そう考えてた。臨時収入の元は、そう、"あれ"(わかる人にはわかるはず^^;)。せっかくやった「仕事」への対価なんだから、それに見合った物を買って残したかったわけです。で、結果、これだけの「形」にすることができたと。そりゃ満足ですよ。いろんな意味で、あの「仕事」、やって良かったと思う、ほんと。
■土曜にやったブルックナー9番についても触れないといかんですよね。えーとね、とにかくお客さんが少なくて、それが一番残念。100人いなかったんじゃないかな。ヘタしたら、舞台上のオケの方が多かったかも(という私自身、ほとんど観客動員に貢献していないので、あまりエラそうなことは言えないのだけど)。そんな少ないお客さんであっても、オケが登場する時から拍手が出たり(まるで当団みたいだ^^;)、演奏終了後も、とても熱のこもった、かつ暖かい拍手が長く続いたりするので、きっと、来ている方の多くは、あのオケの熱心な「ファン」なんだと思う。そういう意味では、とても素晴らしいオケと聴衆の関係なんだけども...。個人的には、またしても大汗をかいてしまい、それがちと悔しい。いや、だって、真冬の演奏会だもの、いくらなんでもあんなに汗かかなくたって...。"原因"はね、ネクタイだと思う。ちょっとキツく締め過ぎた。途中、2楽章の前だったか3楽章の前だったかで、ネクタイを緩め、ついでにワイシャツの一番上のボタンを外したら、だいぶ楽になって、最後はすっかり汗が引いたからね。汗だくになるとさ、そっちに気が行っちゃって、イマイチ冷静に演奏できんのですよ。取り立てて言うほどのポカをしたわけでもないのだけど、あれほど汗だくにならずに演奏できていれば、もう少し精度の高い結果を残せたと思うので、それが残念と。2月のシンフォニカの時には、「ネクタイ緩めのワイシャツボタン外し」で臨むことにいたしましょう、いやほんと(^^;
■ニューイヤーコンサートの記者会見で、例の「1曲目」についての指揮者の意向が示されたとのことなので、それをNEWS欄12月15日号に追加した。特にジルヴェスター/ニューイヤーに出向かれる予定の方は、要チェックでお願いいたしたく。他に、記者会見の席上では、テレビ中継の演出(どの曲でバレエが入り、それがどこで演じられるか等)についての説明もあったそうだが、それについては、見てのお楽しみということで、ここでのご紹介は控えさせていただく。悪しからず。(12/18)

いやぁ、なんか今日は頭が真っ白で、書くことが思い浮かびませぬ...。とりあえずご報告というかご紹介しておくと、「音楽の友」誌に当団来日公演に関する写真やら記事やらが出てるんで、ご確認いただきたいと。例の読響とのサッカー試合(笑)のレポートもあって、全員の集合写真を見ると、当団チームには誰が参加していたのかもわかりますんで(助っ人ゴールキーパーを含めて12人が確認できるけど、ほんとにこれだけの人数で戦ったのかしら??)。えーと、あとは... なし。終了!(笑) (12/19)

いかん、何もネタ思い浮かばずの思考停止状態が続いている。こうなるとダメ。しばらくの間はこの状態が続くと思うので、これから数日間は、私に多くを期待しないでください...。は?いつも期待してないから心配すんなって?そりゃまたどーも。
■予ねて計画していたウィンナホルンのオーバーホール。昨日は、いくつかの所用をこなさねばならなかったので有休を取ったのだが、せっかくの機会だからということで、車で30分ほどのところにある管楽器工房を訪ね、楽器を預けてきたのだった。工房の名前は「ブレーザー シュトラッセ」。ご主人の中村さんは、某メーカーや某楽器店で長年リペアを担当されてきた方で、知る人ぞ知る"名人"だ。と言っても、私自身は、お願いするのもお会いするのも初めてだったんだけどね(笑)。が、楽器を取り出してお話していたら、「もしかしてフォルカーさんですか?」と言われちゃって、いや、さすがにこれには冷や汗が出ましたわ(^^;。私如きをご存知いただいていたとは、いやはや、誠に恐縮です。楽器の調整、どうぞよろしくお願いしますっ!(^^; (12/20)

ボンヤリしている間に、今月も、いや今年も、いやさ今世紀も(笑)、残すところあと10日となってしまいましたなぁ。小学生の頃、21世紀になる時、自分は一体何をしているんだろう?なんてよく考えたものです。いいオトナ(っていうか、当時の感覚で言えば相当な"おっさん"だ^^;)になっているんだから、家庭を持って、自分の子どもたちと一緒に「新世紀」を迎えるんだろうなぁ、なーんて。でも、そんなこと頭で考えたところで、実際にはまったく実感がなかったわけですな。だって、まだまだ遠〜い「未来」のことだったから...。しかしてその「未来」が「現在」となった今、いいオトナの(もとい、いいおっさんの^^;)自分は何をしているかと言えば、家庭も持たずに、相変わらずフラフラして、ただ漫然と世紀をまたごうとしているわけで...。小学生の時の自分がこんな姿を見たら、どう思うだろう。怒る?いや、泣くか?うん、俺も泣きたい... トホホ。
■「パイパーズ」誌に、ベルリンフィルの名下吹きホルン奏者、マンフレッド・クリアのインタビューが出ている。それによると、氏は、最初から「下吹き」として勉強をした由。大学時代の先生(ヘルベルト・ドレスラーという人)は、口癖のように「良い下吹きは貴重だよ。上吹きならいくらでもいるからね」と言っていたそうだ。いや、誠にもってその通り。名言(?)ですな。で、ふと思ったのだが、今の、特に日本の音大なんかでは、こういう「下吹き」養成みたいな教育は行われているんだろうかと。確かに、上から下まで万遍なくこなせてこそのプロ奏者なのだとは思うが、コイツは「下」の素質大!みたいな見極めがあったら、下吹きとしてのテクニックやマインドを徹底的に叩き込む、なんてこともあっていいと思うのだけど... って、やっぱ現実的じゃないか。「それで食って行ければいいけどさ」って言い返されちゃいそうだもんね。(12/21)

何年か前にも同じ話を書いた記憶があるのだけど(と思って「駄文の墓」を漁ってみたが、それらしき記述見つからず^^;)、クリスマスの飾り付けを外から見えるようにしている家、増えてますよね。マンションやアパートだったら、通りに面した窓やベランダなんかに、一戸建ての家の場合は、庭だとか垣根や塀に、それぞれ電飾を付けて、夜になるとピカピカやっている。"何年か前"には、「そういうことやっている家を発見!」みたいな切り口だったと思うのだけど、今となっては全然珍しくない。我が家の近所でも、見える範囲だけで数軒がやってるし。そういや、横浜のどこかの住宅街では、ある一画の家々がみんなやっていて、"クリスマスイルミネーション ストリート"と化している、なんて話もあったっけ(イヤハヤ)。でも、「みんながやっている」ということになると、逆に「やらない」のは、難しいというか、勇気がいるだろうね。お宅だけやらないと「ストリート」にならないじゃないですか、なんて言われちゃうかもしれないし、やったらやったで、中途半端な飾り付けじゃ却って目立っちゃうだろうし。勝手な推測だけどさ、すごーく張り切ってやってる家と、仕方なく付き合ってる家があると思うよ。で、「仕方ない派」には、結構ストレスが溜まってて...(すごい想像力^^;)。クリスマスイルミネーション殺人、なんてのが起こらなきゃいいけど。
■本日午後から大阪出張。そう、毎年末の恒例となっている、日本橋某パソコンショップでの「キャンペーン」のためでありまして。これで4年連続。土日の2日間、店頭に立って接客をするわけだけど、これ、さすがにしんどいのよねぇ。あと、このキャンペーンが終ると、必ずと言っていいほど風邪をひく(苦笑)。もっとも、去年は、既に風邪ひき状態で臨み、ふぐを食べたら少し良くなった、なんてパターンだったけど(笑)。さぁて、今年はどうなりますか。(12/22)

只今25日の朝6時半。大阪のホテルから朝更新しております。この後、9時過ぎの新幹線に乗って新横浜へ戻るわけですが、なんでまたこんな時間に書いているのかというと、昨夜飲みつぶれたからでして...(苦笑)。でも、ほんとにね、かなりヤバかった。一時は死ぬかと思ったくらい。マジで...。某ショップでの仕事を終え、同僚たちと焼肉屋で遅い夕食を摂り始めたのが10時頃。ここで、グレープ味のチューハイ(笑)を飲んだのが運の尽きだった。"上澄み"のジュース部分を飲んでるうちは良かったのだが、飲み口がいいもんだから、調子に乗ってクイクイと飲み進み、最後に溜まった濃い部分(「チュー」のとこだ^^;)まで飲み干してしまったのだな。その時、あまりの"濃さ"に「ヤバいかも」とは思ったのだけど、最早後の祭り。数分後、"締め"の石焼ビビンバを食べようと(笑)、器の中身をかき混ぜ始めたところで一気に酔いが回り、あとはバタン...。視覚・聴覚がなくなるし、息も苦しい。意識が薄れて行くもんだから、あぁ、これはひょっとしたら死ぬのかも...なんて思っちゃった(同じ状況を経験したことある方だったら、大袈裟な!とは言わないでしょう)。まぁ、なんとか30分ほど(?)で歩けるくらいまでは回復したのだけど、同僚諸氏にも心配・迷惑をかけ、申し訳なかった。元々酒が弱いのに、最近そこそこイケるようになった(と勘違いしていた^^;)もんだから、油断してしまった。君子危うきに近寄らず。油断大敵。以後気を付けます、はい。しかし、こんな散々な目にあって(自分が悪いんだけど^^;)、とんだクリスマスイブになってしまった。メリークリスマスじゃなくて、ベリークルシミマスだね、これじゃ...って、さぶ!(爆) (12/25)

いよいよ「年末」なんだなぁ、ってことは、テレビの番組表を見ると良くわかりますわな。特番ばっかし。でも、これと言って見たい番組もないので、WOWOWの映画放送なんかにチャンネルを合わせがちになる(まぁ、別に無理してテレビを見なくなっていいんだけどさ^^;)。それで思い出したけど、1年前の年末年始も同じ状況で、WOWOWで随分と映画を見たっけ。で、その中で一番印象深かったのが「L.A.コンフィデンシャル」。まぁ、とにかく「カッコいい」映画でね、私、久々に映画の世界に酔いしれました。その余韻を大事にしたかったので、再放送やレンタルビデオという方法があったにもかかわらず、敢えて再び見ることをしないできたのだけど、うーん、1年経って、やっぱりまた見たくなってきた。DVDも出てるようなんで、うむ、これは「買い」だな(物欲小爆発^^;) (12/26)

毎年同じことを言ってるような気もするが、"年の瀬感"をさっぱり感じないまま1年を終えようとしている。でも、カレンダー上は年末→新年と移行する以上、今年1年を振り返ることもしないわけには行かない。そう、当欄の場合は「当団ベストCD」ってのをやらねばならんのだ。そこで、今年購入した当団のCD(新譜)を確認してみたところ、次のようになった。(購入順)
  • 2000年ニューイヤーコンサート/ムーティ(EMI)
  • モーツァルト:交響曲第29・33・34番/ムーティ(PHILIPS)
  • ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」他/マゼール(RCA)
  • ドヴォルザーク:交響曲第6・8番/チョン・ミュンフン(DG)
  • ベートーヴェン:弦楽四重奏曲オケ版他/プレヴィン(DG)
  • ハイドン:十字架上の七つの言葉/ムーティ(EMI)
  • マーラー:「大地の歌」/ブーレーズ(DG)
  • シュミット:七つの封印の書/アーノンクール(TELDEC)
当団ホームページの新譜コーナーを見ると、ムーティーのハイドン同様のORF音源によるザルツブルク音楽祭シリーズがあと数点"公式"な新譜として紹介されているが、これについては未購入。あと、当団関連CDとして、
  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/遠山慶子&デーラー&当団員(CAMERATA)
  • シュトラウス・ファミリーの音楽/アンサンブル"11"(CAMERATA)
なんてのもあったし、旧録音のCD復刻・再発売、あるいはDVDソフト(メータ指揮の「シュトラウス・ガラ」とかブーレーズ指揮のブルックナー8番とか)なんてのもあったから、そういうのも全部ひっくるめれば、「今年発売された音源」は結構な数にはなる。が、ベストCDの選考については、あくまでも、WPhとして演奏した所謂「新譜」、すなわち、最初に取り上げた8枚を対象に行いたいと思うので、その旨悪しからずご了解願いたい。で、実際どれをベスト盤とするかだが... 実はもう決めてるんだ。"意外な伏兵"って感じのCDだったけど、一番感銘を受けたというか、印象深かったのでね。なんて書けば、大体察しがつくとは思うけど...(^^;。公式発表は大晦日に。
■むむっ、そう言えば、今日は当団ホルン会のオーディションの日でしたな(NEWS欄8月29日号付属の「10月20日付続報」ご参照)。果たして誰が採用されるのか...。頃合いを見て、結果を問合せてみようかな。教えてもらえるかどうかはわからないけど。(12/27)

昨日は"無断欠勤"してしまいすみません。一昨日の晩、ウィンナホルン会東京組の"納会"を有楽町の「ホイリゲン・ハウス」において挙行したのだけど、11時過ぎに家に帰り着いたら、これがもう眠くてね。当欄を朝更新することにして、すぐさま布団に潜り込んだんだけど、結局、そのまま通常の起床時間まで寝過ごしてしまい... いや、面目ない。でも、"納会"は楽しかった。実を言うと、私、これが今年末唯一の忘年会だったのだけど(なんか寂しいかしら?^^;)、ウィンナホルン会の面々と、ウィーン(風?)のお酒や料理を味わいつつ話に花を咲かせられたことで大満足。席上、来年の活動方針も討議され(笑)、例年通り草津アカデミーに参加することはもちろん(候補曲は「ジークフリート・ファンタジー」)、できれば「発表会」的なものもやってみよう、ということで意見が一致した。もっとも、ラルス師の来日日程次第といったところもあるので、再来年以降に順延されるかもしれないけどね。
■朝晩の電車の混み具合からすると、昨日あたりから休みに入った人も多そうですな。が、私は今日まで仕事。本当は、先の大阪出張の際の代休を取って、年賀状作成やらの時間に回したかったのだけど...。(12/29)

ついに20世紀最終日。まぁ、ごくごく当たり前に日が変わりそして年が変わるだけ、と言えばそれまででもあるのだけど、でもなんか、やっぱり感慨深いものがありますよねぇ。遠い未来のことと思っていた21世紀が、いよいよ来てしまうのですよ。うーん...
■その21世紀最初の日となる明日は、我々当団ファンにとっても格別の1日となりますな。そう、午前10時からはWOWOWで9月の定期演奏会の模様が、そして、夜には恒例のニューイヤーコンサートの模様が放送されるのだから。で、そのニューイヤーコンサートのリハーサルの模様を撮影した写真がこれ。ちょっとピンボケだけど(^^;、主なメンバーはわかるのではないかな。コンマスはヒンク、オーボエはボイシッツ、ティンパニは珍しくハルトルが叩くようだ、とか...(あ、あと、ヴァイオリンは対向配置ですな)。我がホルン会はですね、この写真を見る限り、トムベック→ヤノシュツ父→フラダー→プファイファーで、ラルスがアシスタントのよう(2アシは無し)。で、これはラルス本人からの連絡なのだけど、彼はアシスタントのみなのだとか(メールの文面は"I will play the New Years Concert, but only as assistant. Wolfgang Tomboek will play solo horn.")。例年は、前半と後半で正1番とアシスタントが交代するのだけど(2番も同じく)、今年は、トムベック1人で正1番を務めきると。ってことは、21世紀最初の「青きドナウ」は、トムベックのソロで聴けるというワケで、うむ、楽しみ。
■えーと、新年/新世紀を迎えるにあたり、芳名録をリニューアルしました。どっかで見たことある体裁だってとこには目をつぶっていただいて(笑)、イラストを選べるとか返信機能があるとかってところを、どうか前向きに評価していただければと(^^;。あと、NEWS欄に、ホルンパートのオーディション結果他も掲載しましたんで、ご確認いただきたく。
■さて、大晦日の当欄と言えば、恒例の「ワタシが選んだ2000当団ベストCD」および「ワタシが選んだ2000フィルハーモニカー・オブ・ザ・イヤー」の発表というわけで、はい、謹んで行わせていただきましょう。

☆ワタシが選んだ2000当団ベストCD

●アーノンクール指揮/シュミット:七つの封印の書(TELDEC)

少々"意外"かもしれないが、でも、これが、今年一番感銘を受けたCDなので。初めて聴いた曲だったけど、とにかく面白かった。曲名から受ける印象は、なんか取っ付きにくいって感じもあったのだが、聴いてみたら、曲想の豊かさや響きの心地良さにすっかり魅せられてしまった。当団にとっても"ゆかり"のあるシュミット。これから、取り上げられる機会が増える作曲家かもしれないね。

☆ワタシが選んだ2000フィルハーモニカー・オブ・ザ・イヤー

●ローラント・アルトマン氏(ティンパニ/打楽器)

我が御神体フォルカー・アルトマン氏の兄にして、当団副団長であるところのローラント・アルトマン氏が、今年のフィルハーモニカー・オブ・ザ・イヤー。受賞理由は、「入魂」(笑)。いや、でも、5月の聖地での「第九」(ラトル指揮)に秋の来日公演と、今年は、彼の「気持ち」の入った叩きっぷりを堪能する機会に恵まれ、改めて、氏のパウカーとしての力量、そして存在感に感じ入った次第。なので、またしても弦楽器以外の奏者になってしまったけど、私としては文句なしの人選ということで。

■というわけで、"恒例行事"も無事済ませたので、今年の当欄の更新、これにて終了とさせていただきます。今年1年、当ページをご愛顧いただき誠にありがとうございました。来年もまた、どうぞよろしくご贔屓に。それでは皆さん、良いお年を!いやさ、良い新世紀を!!(笑) (12/31)