まずい、腰痛が再発した。3年前、前職の"晩年"に、ひどい腰痛と膝痛に見舞われ、一時はまともに歩くこともできないほどの状態に陥ったのだが、転職以後はウソのように回復。この2年間は、まったく問題なく過ごしていたのだけれど...。多分に「心身症」的側面の強い私の腰痛。転職以後、これまでは、あまりプレッシャーなく仕事してきていたのだけど、ここに来て、いろいろ"心"に負荷がかかり出しているのかも(心当たりがないわけではない)。しばらくの間は、騙し騙し過ごしていかねばならない。憂鬱だけど、仕方ないね、これは...。
■合奏集団不協和音の次回演奏会選曲会議が行われ、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番と、メンデルスゾーンの「スコットランド」をやることに決定した("3番尽くし"プロ!)。まだ暫定的なので、今後、場合によっては変更されるかもしれないが、このまま行けば、どちらもホルン会にとっては"美味しい"曲なので楽しみ。もっとも、どちらも"恐い"曲でもあるけどね。ところで、この2曲のホルン会にとっての"模範演奏"だが、モーツァルトはクレメル&アーノンクール盤、メンデルスゾーンはドホナーニ盤で決まりでしょう。模範演奏をしっかりインプットして、今回もまた「成りきりモード」で突っ走らせていただきまっせ!(迷惑だっちゅーの^^;) (06/01)

さらにまずいことに、風邪まで悪化させてしまった...。実は、先週末から風邪ぎみで咳が出ていたのだが、昨日の朝になったら、かなり悪化。咳がひどく、痰が絡んで喉もガラガラ。おまけに腰痛も相変わらずということで、結局、会社を休んでしまった。一日中寝ていたのでだいぶ回復はしたが、寝りゃぁ寝たで、腰の痛みはさらに強まるのでもあり(体重のせい??)、さすがに往生した。まったくもって、トシは取りたくないもので...。というわけで、今日のところはこれにて失礼。(06/02)

ラトル&バーミンガム市響を聴いてきた(於:オペラシティ/マーラー7番他)。音のバタつき、潤い(色気?)の無さ、奏者個々(総じてオケ全体?)の表現力の弱さ等々、オケに対する不満の声が聞こえ、私自身もそれについては意を同じくするところはあったものの(ついでに言えば、ホルンの音と芸風も好みでない^^;)、全体としては大満足。指揮に素早く反応し、縦横無尽に音を紡ぎ出す。全奏の中でも、聞こえるべき音がきちんと聞こえてくる。細部にまで、ラトルのやりたいこと、ラトルの"音楽"が行き渡り、完璧なバランスで鳴るそのオケの姿は、まさに「ラトルの楽器」と呼ぶにふさわしい。そして何より、ラトルの、音楽に対する"見通し"の良さ!感情的、刹那的でなく、かと言って計算づくでもなく、生き生きと、明快に音楽が鳴り響く。その手腕には、ただただ脱帽なのであった。というわけで、私、このコンビの"古典"もぜひ聴かねばならないと、急遽、今日の演奏会にも行くことを決意(今日のメインは「運命」)。当日券入手を然るべき筋に依頼したので、おそらく聴けるはず>「金がない」なんて言ってられない...。よって、全体的な"講評"は、今日の演奏を聴いてからということで。(06/03)

ラトル&バーミンガム市響2日目。いやぁ、面白かったっすよ、「運命」。最初から最後まで、私、笑いが止まらなかったですから、嬉しくて。「運命」があれほど躍動的で、そして何より、あれほど「歌」に溢れた音楽だったとは! とにかく、至る所に施された「仕掛け」が、実に効果的、かつ、たまらなく魅力的なの。フレージングの処理、楽器の浮き沈みのバランス、"決め"の一撃、どれを取っても無理・無駄がない。編成を縮小した(コンバス6本)オケは、弦は基本的にノービブラート、ホルンも時にストップ奏法を取り入れるなど、古楽奏法をベースにした音作り。だから、耳に馴染んだ"重厚"な「運命」とは一線を画す、まるでロックのようなノリの「運命」で、いやほんと、あんなに生き生きとした「運命」は初めて聴いた。楽しかった。で、さらにもう一つ、楽しかった、笑いが止まらなかった"要因"があって、それは、以前、合奏集団不協和音でやろうとした(で、結局できなかった)「運命」の"解答"が、そこにあったから。4楽章のテンポ設定が、不協和音は4ビート(つまり4つ振り)だったのに対し、ラトルは一般的な2ビート(2つ振り)だったので、その点は大きな違いであったものの、あとはまったく一緒。フレーズ処理も、音符の捉え方も、楽器の浮沈のバランスも、何から何まで、アイディアがまったく一緒。いや、ほんとなんだって。終演後、当の不協和音「運命」を振ったS氏と、「うちらの楽譜を使ったんじゃないの!?」なんて笑い合ったくらいなんだから(←これって、ラトルとS氏が、楽譜から同じことを読み取ったってことなわけで、考えてみればすごいことだね)。でも、不協和音では、結果的に、そのアイディアを具体的な音にできなかったわけ。結局、耳に馴染んだ「運命」が顔を出す、なんとも中途半端な演奏になっちまった...。が、昨日の演奏には、そのアイディアの具体的な「姿」が見えた。だから、私としては、「そうか、これだったのか!」と感激しつつ、あまりの類似性に、笑いが止まらなかったというわけで。
■ところで、昨日の席は、舞台真横の2階バルコニー席だったのだが、この位置だと、オケの面々の様子が手に取るようにわかり、なかなかに楽しい。で、いろいろ面白い"発見"があったのだが、最高傑作は、2番ファゴットのおじさん。まず、この人の椅子には、透明アクリル板二重構造による「防音壁」が取り付けられていて、後頭部と両耳を囲っているのだ。後ろにいる金管の"騒音"から耳を守るという目的なんだろうけど、見た目はかなり異様。大体、あんな囲いを付けちゃって、アンサンブルがちゃんとできるのか疑問なんだけど...。あともう一つ、このおじさん、楽器吊り下げ用の"専用スタンド"を使ってるのだ。普通、ファゴットってのは、首からストラップでぶら下げるか、お尻の下に敷いたストラップ(?)で楽器を支える(??)かするのが一般的(というか、そのどっちかしかないはず)だが、この人の場合、自分の右脇にスタンドを立てて、そこに楽器を引っかけて(吊り下げて)吹いてるわけ。いやぁ、これまた初めて見る光景。でも、これって吹きやすいのかなぁ? どうなんでしょ、ファゴットの方(って言われても、やったことある人いないよね^^;)。
■とまぁ、いろいろ楽しめたラトル&バーミンガム響。このコンビを聴くのは今回で3回目だったんだけど(うち1回は、ウィーンで聴いた^^;)、今回が一番面白かったな。オケの"性能"の限界も見えたりはしたものの、ここまで「自分の楽器」として育て上げた(仕立て上げた?)ラトルの力量は、やはり大した物。ただただ脱帽するのみ。で、こういう「生ラトル」を体験してしまうと、やっぱり、彼と当団の組み合わせを聴きたくなるのが人情。というわけで、この冬、私、やっぱり聴きに行きます!ラトル&ブレンデル&当団のベートーヴェンとヤナーチェク。えぇ、行きますとも、行ったるわい!(金どーすんだよ??^^;) (06/04)

今日もラトル&バーミンガム市響ネタ。これで最後ですので(たぶん...^^;)。--- お客の入りなんだけど、マラ7の日はほぼ満席だったものの、「運命」の日は7割くらいってとこ。付け合わせが"現代音楽"(武満とバートウィスル)だったことと、メインの「運命」が、多くの人にとってはあまりに"名曲"過ぎて、「今さら」感があったのだろうことがその背景なんだと思うけど、なんか、もったいないよね、これは(そういう私自身、元々は「運命」には行く気がなかったのだから、あんまりエラソーなことは言えないんだけど...)。S席で11,000円、学生席なら3,000円という"格安"演奏会。振るのは、間違いなく来世紀の指揮界を背負って立つであろうラトル。で、結果的にだけど、あんなに面白い「運命」が聴けた。なのに席が埋まらない。なんだかねぇ...。こういうこと私が言うのもナンだし、もし人に言われたらきっと激怒するだろうと思うんだけど(おいおい...^^;)、でも、あえて言うとさ、単に「ウィーンフィルだから」って理由だけで、高いお金払って当団の演奏会に行くんだったら、そのお金で、ラトル&バーミンガムに3回通った方が絶対にいい。その方が、絶対に得るものがあるはずだから。そりゃもちろん、当団には当団だからこその"楽しみ方"があり、聴けば聴いたで"得るもの"も沢山あるわけだけど(でなきゃ、このページ自体存在しない^^;)、でも、当団を、いわゆる「オーケストラ」の一つとして聴きに行くだけなんだったら、ガッカリすることの方が多いだろうから止めといた方がいい。こっちにしたって、そういう中途半端な人々とチケット争奪戦をしなくて済むし、演奏会の後で、「手を抜いてる」とか「日本をナメてる」とかってセリフを聞かされなくても済むしね。そう、"名前"だけで当団を聴きに行くのは止めましょう! ほんとに当団を楽しみたいのなら、当ページで、その"楽しみのツボ"をお勉強してから行くように、ね、皆さん(生意気言うなって?^^;)。
■今週は、月曜に風邪+腰痛でダウンした後、2日間演奏会通いなんかをしていたせいか、あっという間に週末を迎えてしまった感じ。新ネタの掲載やら内容の更新やらをしなければならないページもいくつかあるし、気がつけばアクセスカウンタも7万件目前というところだってのに、なかなか作業に着手できなくて...。とりあえず、明日の当欄はお休みさせてもらって、空いた時間を更新作業に向けたいとは思うんだけど、果たしてどうなりますことやら。ま、程々にご期待いただきたく。(06/05)

空いた時間で更新作業を、なんて言ってて、結局何もやらなかったワタシでありました(やっぱりね^^;)。ネタをご提供してくださってる方々、お待たせしっぱなしで申し訳ないです。明日にはなんとか、と言いたいところなんだけど、それも難しそうなんで、今週中にはなんとか、ということでご勘弁を。
■先日のラトル&バーミンガム市響を体験した上で、昨日の我がザ・シンフォニカの練習に臨むと、演奏者の「思い込み」が、演奏の"自由さ"を奪い、音楽を硬直したものにしてしまっていることがよくわかる。「思い込み」というのは、「この曲はこういう曲だ」という、どこかで聴いた記憶に囚われてしまう、ということなんだけどね。指揮者の今村能氏の解釈が、かなり「変っている」ということは前にも書いた。が、現状では、その今村氏の「思わぬ解釈」にオケが付いていけてないのだ(初回に比べればだいぶ良くなったけど)。で、その原因が、多くのメンバーの「思い込み」にあると思うわけで...。ただね、今村氏が「変ってる」と書いたけど、これ、ラトルが振ったって同じことだと思うのですよ(例えが極端か?^^;)。ラトルの音楽も、相当「変ってる」からね、実際問題として。要は、そういう指揮者の解釈に、音を出す側、つまりオケが敏感に反応できるかどうかってことだと思うわけ。で、その「敏感な反応」を邪魔するのが「思い込み」であると。今回のように聴き慣れた曲ばかりだと、自分で音を出す時に、どうしてもその"聴き慣れた演奏"がイメージされてしまうのだけど、それをできるだけ払拭して臨まないと、指揮者のやろうとしていることを実現することはできない。それが、今の我々にはできてないと思うわけでね。まぁ、難しいとは思うんだけど、でも、そういう柔軟性を持たないと、面白い音楽を作り出すことはできないと思うのだ。特に弦の人たち。もう少し「反応」して欲しいんだよなぁ。思えば、前回の今村氏との演奏会、シベリウスプロの時もそうだった。弦の人たちの「無反応」がじれったかったもの、一緒に演奏してても聴いてても。ラトル&バーミンガム市響コンビのようになろう!なんては思わないけど、でも、ああいう"柔軟性"は見習いたいもの。もっとも、バーミンガム市響にしても、相当な"訓練"を積んだからこその"柔軟性"なんだろうけどね。(06/07)

思い込みが、音楽の"自由さ"を奪い、"生き生きさ"を無くしてしまうという話を昨日書いた。が、手伝いに行ってる某オケの練習に出て、その「思い込み」にも"程度の差"があるな、と思ったのだった。--- そのオケの、最も激しい「思い込み」の主(パートは某管楽器)は、いわゆる典型的な「自己陶酔型」。どこを吹いてもすべてソロであり(音量はすべてmf以上)、何を吹いても"歌わせて"しまう。では、それはちゃんとした「歌」になっているのかと言えば、あくまでも自己流(「オレ流」か?^^;)のフレージングであり、音楽的な意味での「ルール」「語法」に沿ったものではない(ルバートしまくりとか)。つまり、完全に"浮いちゃってる"わけ。ところが、この方、そういう自分の音楽を信じちゃっているのね。つまり、常に自分が「正しい」のであって、他の人の方が「おかしい」って考え方なわけ(そう見える)。だから、指揮者の指摘についても聞く耳を持たないし、時には、指揮者に対して「そのテンポ設定はおかしい」なんて、逆に文句をつけちゃうし。彼が何を根拠に自分を「信じている」のかはわからないけど、こういう「思い込み」のタイプを見てしまうと、シンフォニカの面々の「思い込み」とは"質"が違うよなぁ、と思わざるを得ないわけでね...。それにしても、ああいう姿は醜い。他のメンバーも、何も言えないみたいなんで(元々そういう問題意識がないのかもしれんけど)、増長する一方のようだし。アマオケベテラン団員によく見られる、「老害」の姿そのものってやつか。私、20年後にもホルンを吹き続けてるかどうか知らないけど、でも、ああいう醜態だけは晒さないようにしたいわ、ほんと。
■ありがとうございます、皆さん。昨日未明に、アクセスカウンタが7万件に到達いたしました。6万件到達から1ヶ月半強というところ。だんだん、ペースが上がってる感じです。このまま行けば、念願の(??)10万件到達もあっという間でしょう(秋頃か?)。相変わらず更新の捗らない当ページではありますが、今後ともどうぞご贔屓に、よろしくお願いいたします。(06/08)

昨日書いた「老害ネタ」には結構反響があった。実は、"ご当人"から「俺のことか!?」なんてメールが来たらどうしよう、なんて心配もしていたんだけど(小心者フォルカー^^;)、パソコンやってそうにないんで、それは大丈夫そう(ホッ...)。まぁ、よしんば当欄を読んでたとしても、自分のことだなんて思わないだろうしね、彼の場合は、きっと。案外、「よく言ってくれた!」なんて感謝のメールを寄越すかも。「アイツには困ってるんだ」なんて、他のメンバーの名前を挙げたくらいにしてね。ホントだったら、まるでマンガだけど(^^;
■いただいたメールの中には、「『老害』は、実際に歳をとってない人でも引き起こしそう」ってご意見もあった。いや、ほんとにそうだと思いますよ。歳をとることで、「老害」を引き起こしやすくなるわけだけど、その"要素"自体は、若いうちから誰でも持ってるものだからね。自分は若いから大丈夫、なんて思ってるとすれば、それがすでに「老害」なのかも。気をつけましょうね、皆さん。(06/09)

かなり前にも書いたことがあるのだが、当欄は、前日の夜に書き始め、日が変ったあたりでアップする、という形で更新をしている。で、それが終ったら寝る、というわけなのだが、"執筆"がトントン拍子に進めば問題はない。が、大抵は煮詰まっちまうんだな、私の場合(こんな駄文でもね^^;)。となると、結局は睡眠時間が減って行くわけで、これが結構つらいところ。昨日は、かなり眠くて、早く寝ようと↓あんな内容で誤魔化したのだが(おいおい^^;)、その後、テレビのチャンネルを回した(死語)のが運の尽き。例の「孤高の指揮者」宇宿允人氏を取り上げたドキュメンタリー番組をやっているのに出くわしてしまい、思わず見てしまったのだ。結局寝たのは2時近く。せっかく"誤魔化した"ってのに、その甲斐がなかった、というわけで...(^^;
■で、その番組なんだけど、内容はねぇ、何というか、やはりその、彼が「孤高」である所以がよくわかる、とでもいうかねぇ。「今の音楽大学ではウソばかり教えているから、練習でいちいちそれを正さなければならない」とか、「もっと自分から表現しなければ生きた音楽にはならない」とか、その言葉には意を同じくするものがあるんだけど、その"方法論"が目茶苦茶で...(ご本人およびファンの方には誠に申し訳ないけど)。オケの面々がウソ(←彼にとってはね)ばっかりやるから仕方ないんだろうけど、終始"怒りモード"。「どうしてそう吹くんだ!」なんて叫んで、譜面台を殴るやら、指揮棒を投げつけるやら。まぁ、そういう"ポーズ"を作ることで、演奏家に"緊張感"を与え、「真の音楽」を生み出させようとしてるのかもしれないけどね(かなり善意の解釈^^;)。でも、鍵盤ハーモニカをプープー吹いてフレージングを指示したりとか(それもちゃんと音が取れてない^^;)、初参加のホルン吹きが自分に挨拶しに来ないのに怒って、「"だから"あいつはちゃんと吹けないんだ」と断じたりとか(挨拶と楽器演奏に相関があるとも思えないが...)、その姿は、申し訳ないけど"滑稽"そのものだった。確かに"普通でない音楽"を作る指揮者なのかもしれない。でも、その音楽は、少なくとも私の趣味ではない。そして、あの練習方法も。必要以上に緊張を強いる環境の中から、生き生きとした音楽は生まれてこないと思うから。ああいう練習に付き合わされたら、私だったら萎えます。(06/10)

起きると、外は結構激しい雨降り。自転車で駅に向うのは無理そうだ。かと言って、歩いて行くには、少々寝過ごしてしまったこともあって、時間的に厳しい。仕方ない、車で行くか。駅前の市営駐車場が、平日割引制度で1日1,000円なのをいいことに、時々こういう手を使うのだ。で、特に焦ることもなく、いつもと同じ時間に家を出て、車に乗り込む。と、そこで思い出した。そうだ、ガソリンがなかったんだ...。油量計の針は、しっかり"E"を指している。しかし、ガソリンスタンドに寄ってる時間はない。大体において、一番近いスタンドは、駅前なのだ。これは「行く」しかないでしょう。車を走らせ、全行程の半分くらいまで進む。と、エンジンが「プス...プス...」と言い出した。おいおい、待ってくれよ、ガス欠は"なし"だぜ。アクセルを優しく踏みながら、最新の注意を払って車を進める。が、さらにしばらく走ったところで、「プス...」という音と共に、ついにエンジンがストップ。オー マイ ガーーッ!なんで?なんでここでガス欠になるの!? しかし、いくら嘆いたところで始まらない。幸いにして、人通りも車通りも少ない住宅街の外れだったので、惰性で走る車をなんとか道の端に停め、200mほど離れたガソリンスタンドに走った。携帯タンクにガソリンを10リットルだけ入れてもらい、急いで車に戻る。慣れない手つきでガソリンを入れるが、傘をさしての態勢では難しい。結局、傘を地面に置き、雨に濡れながらの作業に。雨と汗で体はグッショリ。もう気持ち悪いのなんの。で、結局、会社も遅刻。まったく何やってんだかねぇ...。"教訓"としては、やっぱり「油断は禁物」ということか。まぁ、単に私がトホホな人間なだけだって話でもあるのですがね(トホホ...)。
■ワールドカップ開幕。果たして開幕戦の勝者はどっちだったのか。まぁ、これを読んでる多くの皆さんにとっては、すでにご承知のことでしょうが、ほら、この文章自体は、10日の夜に書いてるもんだから、まだ試合が行われていないのでね。でも、昨日の朝、「初日は、ブラジルがスコットランドに敗れる大波乱」っていうメールを受け取った時は、ちょっと驚いた。これ、朝日新聞がサービスしてる、E-Mailによるワールドカップ情報なんだけど、何でも、担当者が、適当に書いたテストメールを誤って送信してしまったってことだったらしいのだ。で、すぐにお詫びメールが配信されて、その文面が、「関係者ならびに関係国の皆様には、大変、ご迷惑をおかけしました」。「関係国の皆様」ってのが、何ともワールドカップらしいところで(^^;
■おっと、今、開幕戦の開会セレモニーが始まったんだけど(いつ書いてるかがバレバレ^^;)、ブラジルの国歌って、なんか、ロッシーニみたいな雰囲気の曲だね。「オペラ『ブラジルの玉蹴り師』から、キーパーのアリア、『シュートはそよ風のように』」みたいな(^^; (06/11)

トホホは続くよどこまでも。先日の「ガス欠事件」が呼び水になったのか、公私共にトホホな出来事が相次いでいる。まったくもって、いつまで続くのか、我がトホホ人生よ...。こういう時は、早いとこ寝て気分を変えるに限る。というわけで、今日はこれにて失礼(内容無さ過ぎ...)。
■似た言葉シリーズ(?)その1。「バイアグラ」に似た言葉で、「灰神楽」。(06/12)

我がオーストリア(爆)は、土壇場で追い付いてカメルーンと引き分け。でも、新聞なんかの論調では、「カメルーン不覚!」って感じなんだけど、そういう力関係なの?(典型的サッカー半可通^^;)。
■団員として所属しているオケは2つなのだが、手伝いやら企画物オケへの参加やらも重なって、今現在、4つのオケに顔を出している。9月になると、もう1団体の練習に参加しなければならず、結果、5月から9月まで、毎月演奏会をこなすという状況。今月分(苦笑)は20日の土曜日なのだが、そのゲネプロが明日あるので、またしても外出となる。実は、今日は仕事で、早朝から上州方面へ出かけなければならないので、この週末は休養なし。自ら好きでやってることだから、文句を言う筋合いではないのだが、でも、ちょっとつらいのも事実。「1日中のんびり寝ていたい」ってのが今の"夢"です、ハイ...(嫌ならやめろって?それができりゃぁ苦労しませんて^^;)。(06/13)

諸般の事情から極度の寝不足状態。その中、某オケの練習に出かけたのだが、いやもうボロボロ。とにかく音が当たらない。寝不足だと、顔面神経(?)のコントロールがイマイチ効かず、口の回りの筋肉の緊張を保てられなくなるし、頭がボンヤリ状態だから、復旧するための策も浮かんでこない。いつにも増してバテるのも早く、とにかく往生した。楽器を吹くには、体調の維持も大切な要素。本番は、良い状態で吹けるように、今週は気をつけて生活しないと(サッカー見てる場合じゃないってことね^^;)。
■聖地巡礼中の読者J氏@かぶとやま響から、「臨時特派員として、一刻も早くお知らせしなければと思い」ということで、ヤンソンスとの定期演奏会(シベ1と新世界)の模様のレポートが国際電話で入った(40分くらい話してたけど、電話代いくらになったんだろ?)。で、氏が「一刻も早く知らせたかった」こととは、シベリウス1番のホルン会メンバー構成のことで、なんと、2番吹きのフラダー(今まではヴラダーと書いてきたが、今後は、実際の発音に近いフラダーにする)が1番ホルンを吹いていたというのだ。で、2番は誰が吹いたかというと、これがなんとトムベック。要するに、正規の1・2番が入れ替わって吹いたというわけ。フラダーの1番ホルンというのは、'96年の来日公演でも見られたし、シュターツオパーでの"通常業務"でも時折やっていることだから、決して意外なものではないのだが、"問題"は(あくまでも私にとっての問題)、トムベックが2番を吹いたということで、これは嫌だなぁ、私。トムベックはねぇ、1番ホルンを吹いてくれなきゃ困ります。例え遊び(?)でも、"下"を吹いてほしくない。どういう事情でこういうローテーションをしたのかはわからないが(後半の新世界の1番を吹いたラルスは、その事実を知らなかったそうで、J氏が伝えたらびっくりしていたとか←"会話"はないの?? ^^;)、私としてはあんまり嬉しくないニュースでござんした。--- が、実は、我らがラルス氏も2番ホルンを吹くんだそうで、今日のシュターツオパーでの「魔弾の射手」がそれ。で、今日の1番もフラダー。フラダーが1番を吹くことは元々決っていて、本当はヤノシュツ父が2番担当だったそうなんだけど、そのお父さんが別の仕事で(おいおい^^;)出られないということで、ラルスが代わりを務めることになったんだとか。というわけで、フラダー/トムベックに続いて、フラダー/ラルスという1・2番逆転現象が連続して出現することになり、ちょっとした"初夏の珍事"(^^;となっている当団ホルン会でありました。
■来シーズンの当団定期演奏会スケジュールが発表されたようなので、その話題をNEWS欄に掲載した。なお、この情報は、読者O氏からのご通報によるもの。O氏、いつもいろいろとありがとうございます。(06/15)

自衛隊の掲示板があって、そこには、"青空をバックに制服姿の男女隊員が凛々しく(?)立つ"、毎度お馴染みの(相も変わらぬ?)ポスター。さらに、その横の電信柱には、「急募!幹部候補生15名」という"手書きの"チラシも貼ってある。そうかぁ、自衛隊の慢性的隊員不足ってのは相変わらずなんだなぁ、なんて思いながら眺めるも、「15名」って数字がヤケに具体的で、なんか妙な感じもあった。それに「幹部候補」を一般公募するってのも変だし...。で、そのチラシを最後まで見て行ったら、「委細面談、○×駅前 クラブ□△」だって。なんだよ、ホストの募集広告かよ!? 紛らわしいことすんなよなぁ、まったく。確かに、どっちも「規律の正しさ」を重んじる"職場"ではあるようだけどもさ(^^;
■似た言葉シリーズ、その2。「タイタニック」と「大パニック」(←すでにあるネタ?)。これは、早口言葉にも利用できます。「タイタニックダイパニック」。はい、どーぞ!(06/16)

仕事で某所に出向く。駅前に降り立つと、「カラオケハウス カーネギー」という看板が目に飛び込んできて、思わずコケた。カラオケ屋に「カーネギー」と付けたか...。"感心"しながら横を見ると、今度は「ゲームセンター リンカーン」。この街の人たちって、いったい... とすっかり脱力しつつ路地を曲がると、そこには「とんかつ 美とん」が。目眩がしました、私...。
■土曜日の本番に向けて、「ジュピター」の当団"模範演奏"映像はないかと家探しをする。と、ありました、'91年のメータ指揮「モーツァルトイヤー・オープニングコンサート」。メータの指揮は、まぁ相変わらずの"振り過ぎ"傾向ってやつで、あんまり参考にはならないものだけど、当団の演奏はいいね、やっぱり。特にこれといった"仕掛け"のない指揮だから、「おぉ!」と感心するような局面はないんだけど、それだけに、当団の"素"の姿が見える演奏になっているとでも言うか。とにかく、チャーミング(死語?)で柔らかい音楽。指揮者の指示ではなく、彼らが自主的に(自然に)アンサンブルしながら作り上げるモーツァルトの音楽は、やはり大変心地良いものなのであった。それに、この演奏は、わが御神体が2番ホルンを吹いてて、それがまたすごい存在感を示しているってことでも、大変価値あるものだしね。この演奏を参考にして、土曜日の本番は、楽しくかつ精緻に演奏するよう心掛けましょう。(06/17)

会社帰りに宅配ピザ屋の三輪バイクと激突! 車道"右側"を自転車で走っていたところ、右側の路地から車道に出ようとしたピザ屋が、一時停止せず(「止まれ」表示のある場所なのに)、かつ、左側(つまり私が走って来る側)を確認もせず、アクセルをふかし加速して飛び出してきた。あっ!と思った瞬間、時すでに遅く、私の自転車の前部にピザ屋バイクが激突。私は1mほど後方に跳ね飛ばされ、車道でゴロンと1回転。幸いにして(ほんとに幸いにして)、走って来る車がなかったので、転がるだけで済んだんだけど、哀れ、わが自転車は大破(正確には中破かな^^;)。前輪がひしゃげて、走行不能状態となってしまった。ただ、そういう自転車の惨状からすると意外なほど、体には異常なく、かすり傷も打撲もなし。車道で1回転したってのに、スーツもまったく汚れてないってんだから、ほんと不思議だわ。車の通りが激しい道路なのに、その時だけ走って来る車がなかったってのも不思議だし...。ま、こういうのを「不幸中の幸い」と言うのでしょう。非はほぼ全面的にピザ屋側にあるということで、自転車は弁償してもらうことになったけど、私も右側通行していたわけだから、まったく落ち度がなかったわけではない。おまわりさんからも、「お互いにちょっとだけ注意しあえば、こんなことにならないんだから」とお小言をいただいてしまったし...。そうね、油断は大敵。これからは、より一層気をつけて行くことにいたしましょう。あぁ、それにしても、死ななくてヨカッタ。まだまだ当ページに掲載しなきゃならないネタがあるんだからね(そういう問題か??^^;)。(06/18)

今週は慢性的寝不足状態。とにかく眠いのなんの。通勤の電車の中でも、会社で仕事をしていても、家に帰ってテレビを見ていても、とにかく眠い。別に、必要以上に夜更かしをしているわけではないのだが。まぁ、先週土曜日の、朝5時半起き出張に原因があることは、まず間違いないところなんだけど、それにしても回復しない。やっぱトシですかねぇ。気持ちは20代なんだけど...(ムリがある?^^;)
■我がオーストリア(まだ言うか!?)は、またまた土壇場で追い付いてチリと引き分け。いやぁ、こうなると、ロスタイムに追い付くってのが、完全に「お家芸」になってますな。まさに「粘り強い」ってことになるわけだけど、あの国の国民性って、そうだったかねぇ??(^^; (06/19)

本屋で「音楽の友」を立ち読みする。と、山崎睦氏による「海外レポート」のオーストリア編に、我がラルス氏の姿を発見。なんでも、ヤイトラー@当団トロンボーンが主宰する金管四重奏団(Tp×2、Hrn、Trb)が、ウィーン郊外の農場(?)で"カントリー・ミュージック"の演奏会を開いたんだとかで、その模様を(おそらく)山崎氏自身が撮影したと思われる写真が掲載されていたというわけ。演奏の合間に話が入ったりするような、アットホームな雰囲気の演奏会だったそうで、現場にいたかったなぁ、と、うらやましい限り。ところで、山崎氏が、当日の演奏者の名前を書き出しているのだが、それによると、ラッパがシューとミュルフェルナー、ホルンがラルス、トロンボーンがヤイトラーということになっている。が、写真を見る限りでは、シューではなくてエダーのようなんだな。まさか、メンバー交代しながら吹いたってことはないと思うんで、おそらく山崎氏の勘違いでしょう。というわけで、来月号で訂正文を出してくださいますよう、お願いしますね、飯尾さん(^^;
■「週刊文春」に、私の好きな作家である小林信彦が、「人生は五十一から」という連載エッセイを書いている。今週号の"お題"は「みっともない語辞典」てやつで、最近テレビでよく耳にする、彼にとっての「みっともない言葉」が取り上げられているのだが、例の"半疑問形"だとか「なにげに」だとか「マッタリした」とかいった、私も"同感!"の言葉と一緒に、「トホホ」も取り上げられていて、少々動揺した。戦前の漫画によく使われていたんだそうだが、彼にとっては「みっともない」ものであり「恰好が悪い」ものなんだとか。さらに、同語句の"解説文"の中に、「一時、(笑)というのが流行したが、さすがに少なくなった。今使うと、莫迦に見えますからね」という一文まであって、さらに参った。だって、どっちも常用してるもんね、私。この人、たぶんパソコン通信だとかはやってないだろうから、"この世界"では、未だに「(笑)」が"流行中"(違う?)であることはご存じないのだろうけど、でも、「使うと莫迦」とまで言われちゃうとねぇ...。まぁ、決して利口ではないので(笑)、そう言われちゃっても仕方ないんだけどね(トホホ...^^;)。
■今日は某オケの本番。私の"担当"は、モーツァルトのディヴェルティメント(K.113)と「ジュピター」の、いずれも2番ホルン。で、今日の私の"テーマ"は「メリハリ」。引っ込むべきところは引っ込み、出るべきところは"出す"。とにかく、破綻することなく、しっかりと、存在感ある音を出したい。満足できる結果になればいいんだけど、果たしてどうなりますか。「善戦した」じゃダメなんです。勝ちに行きます!(おいおい^^;)(06/20)

勝ちに行ったんだけどなぁ...。やっぱり、勝利への道は険しいね。そうそう思ったような結果は出せない。うーん、残念。って、クロアチア戦の話じゃないですよ。昨日の私の本番の話ね(紛らわしい!)。破綻はなかった。それなりのメリハリも付けれたと思う。致命的な大ポカもやらなかった。でも、「ここはポイントだ」と自分で決めていた個所のいくつかについては、思ったような"結果"を出せなかった(音を外したり、"いい音"を出せなかったり)。とにかく暑くてね。外の気温が30℃強の"夏日"。そこに持ってきて、200席程度のホールがほぼ満員になったもんだから、ホール内の温度も上昇の一途。その中で、上着を着、ライトを浴びて演奏するわけだから、涙腺ならぬ"汗腺"の人一倍緩い私には最悪の条件。もう、私の汗のかき方は異常で、ほとんどサウナ状態。まぁ、そんな状態(汗がマウスピースの中に流れ込んで来る!)の中、それなりにコントロールして音を出すことはできたんだから、収穫はあった"試合内容"だったと言えるとは思う("善戦した"ってやつだ^^;)。だけど、やっぱりもう少し"ゴール"の精度を上げないと、自分として満足できる結果="勝利"には至らないわけで...。ま、より一層の精進をしないといけないということですな。本番後はいつもこのセリフで進歩がないけども(^^;
■先日"激突"したピザ屋の兄ちゃん。昨日の朝に、新しい自転車を我が家に届けに来るって言ってたのに、来やしねぇ。しかも連絡もなし。どういうことだよ、おい? ピザ屋に電話してみたところ、"出勤停止"措置になったから当分出勤しないけど、なんとか連絡を取ってみますから、ということにはなったんだけど...。下手に出りゃぁいい気になりやがって!ってやつか? これで今日も何も言ってこなかったら、ちょっとばっか締めてやらにゃならんな、ほんとに>立腹フォルカー。(06/21)

ピザ屋の兄ちゃんとようやく連絡が取れる。で、彼がやって来ない理由は、処理を保険会社に任せたからなんだとか。それを聞いた直後、保険会社からも速達が届いて、「今回の事故についてお話したい件があり、再三お電話しましたがお出になりません。お手数ですが、当方までご連絡ください」だと。ま、そういうことなら仕方ないけど、だったら、そう言ってくれりゃぁいいじゃんねぇ。それに、彼には、私の会社の名刺も渡してあるんだから、保険会社にも、会社の連絡先を伝えてくれりゃいいのに。昼間に自宅に電話されたって出るわけないじゃん。気が利かねぇなぁ>完全立腹モード。自転車なくて通勤に困ってんだから、早いとこ解決したいんだけど、なんだか時間がかかりそうな気配。あーあ。
■久しぶりに、鑑定団コーナーを更新。実は、今回の依頼品は、1ヶ月前にいただいてたもの。私の怠慢で、掲載が遅れてしまったのだ。ご依頼人の高野さん、遅くなってごめんなさいね。ようやく掲載しましたんでご覧ください。それから、私の勝手な"創作話"も入ってますが、まぁ、シャレということで、許してね(^^; (06/22)

先週の「頭ボケボケモード」からなんとか抜け出すことができたようで(土曜に"サウナ"で大汗をかいたのがよかった??^^;)、今週は、割りとスッキリした状態でスタートを切ることができた。ほんと、常にこうありたいものですな。が、またしても"ボケボケ状態"になりそうな恐れもあって、というのは、結構ハードな出張が、これから何回か出現しそうだからなのだ。まだ本決まりではないけど、早朝便で福岡へ向かい、朝から一日現地で仕事をして、翌日は、またしても朝から広島で仕事って日ができそうだし(朝イチの新幹線で移動するしかない?)、1泊して大阪→奈良を回った後、翌日に松本へ出向く、なんてのもありそう(何キロ移動するんだ!?)。自分で「やります!」と請け負ったのがいけないんだけど、さすがにシンドそうで、考えただけで疲れちゃってたりして。これで、土日はオケの練習(合宿もあり)がびっちりなんだから、いつ休むんだよ?って感じだしね。まぁ、すべては自分で蒔いた種だから、誰にも文句は言えないのだけど。--- というわけで、その出張月間が今日からスタート。今日明日は関西方面で仕事。よって、明日の当欄は休みます。悪しからず。
■月末恒例「パイパーズ」ネタ。今月号のCD評に、ラトル&当団のマラ9が登場。木幡氏の評は、「ライブ故(?)、オケの演奏精度には問題があるものの、演奏自体はとても良い」というもの。ま、耳の鋭い氏もそう評価してくれたんだから、巷の「好評」も、あながち"御祝儀"ばかりとは言えないということでしょう。何よりです。が、何度も言うけど、私は、あの演奏、イマイチ不満です。"絶対評価"をすれば、それなりの成績を付けても良いと思う。けれど、このマラ9以後の、いろんな演奏を聴いてしまった今となっては、「今ならもっとできるはず」との思いを捨てて聴くことができない。"相対評価"すると、これは決して高得点をあげることのできない演奏だと思うのね(もちろん、"合格点"はクリア)。「ラトルらしさ」「当団らしさ」が、いずれも中途半端にしか出ていないような...。今の彼らなら、お互いの「語法」を理解して、もっと大胆に、もっと深く切り込んで、マーラーの世界を描けるはず。せっかくのラトル&当団のマラ9が、こういう"手探り状態"の演奏で世に出てしまったというのがなんとも惜しくて。だって、もう当分(永久に?)、このコンビのマラ9がCD化されることはないんだから...。あと、これは初めて書くんだけど、1番ホルンを吹いているロナルドがね、これもイマイチで。いや、そりゃもう大健闘してますよ。立派なもんです。が、彼の、いや、あえて言えば、"当時の彼の"欠点である、「力み吹き」に終始しているのがね、私、気に入らないのですよ。小排気量の車が、アクセル全開で一生懸命高速道路を走っているような...。これ、結構つらいものがありますよ、聴いてると。(06/23)

出張は疲れる。でも、いろいろな"楽しみ"を見出すことで、その疲れを半減させることもできる。「食べる」のは、その"楽しみ"の最たるものかもしれない(私の場合はね^^;)。で、今回の大阪出張では、予てからの"懸案"であった「りくろーおじさんのチーズケーキ」をお土産に購入してきた。大阪では知らない人がいないと言われる(??)"銘菓"。直径約15cm("切り売り"はない模様)、税込み525円(安い!)。帰宅後、さっそく食べてみたが、いや、確かにうまいね、これは。程よい甘さと、柔らかいチーズの香り。パフパフした食感も心地良く(?)、人気な訳がよくわかった。次に行く時も、またお土産に買って来よっと。--- え?オマエはその直径15cmのお土産を誰と食べてるんだって? もちろん"一人で"に決ってるじゃないっすか!(だめだこりゃ...)
■ようやく"おニュー"(死語?)の自転車が手に入る。駅まで歩くと20分。これ、結構つらいので、自転車があると助かるのですよ(特に朝)。結局、「お金で解決する」ことになったので、自分で選んで買うわけなんだけど、せっかくだから、少しはいい自転車にしようかなと。と言っても、ポルシェ製100万円!なんてのではないけどね(当たり前だって^^;)。(06/25)

新車を入手! と言っても自転車だけどね(^^;。先般"全壊"した自転車は、ホームセンターで買った製造国不明の格安品だったのだが、今回は、近所のちゃんとした自転車屋で、ちゃんとした国産メーカー(と言っても、初めて聞く名前だったけど^^;)の中級品(と言っても、前の自転車と数千円しか違わなかったけど^^;)を購入。さすがに「ボディー剛性」が違うのか、直進安定性、コーナリング特性(?)共に格段に安定しており、乗り心地がとてもよろしい。車もそうだけど、乗り物ってのは、やっぱりボディーの"しっかりさ"が大事なようで。
■約1年ぶりに、ウィーンフィルほぼ完全ディスコグラフィを更新。今回は、原作者の藤本氏自らが作成したファイルをそのままアップ(ちょっとだけ手を入れたけど)。ご本人からのコメントにもあるように、問い合わせ、訂正等の連絡は、今後、直接ご本人までということですので、お気づきの点があれば、ぜひともご一報入れてあげてください。(06/26)

昨日の午前中は仕事。場所は、茨城県の勝田。それも、朝の8時半から(涙)。朝8時半に、相模原から勝田までどうやって行けっちゅーねん!? と思いつつも、時刻表と睨めっこすると、アラやだ、小田急線始発急行に乗れば、上野発の始発特急にも乗れて、間に合っちゃうじゃないの...。というわけで、朝4時起きで行ってきましたがな。おかげで、昨日一日、めちゃくちゃ長かったけどね。ふぁーい、眠い...。
■で、そんなこともあったので、金曜夜のジャマイカ戦は見ず仕舞い。先般の早起き出張の際、前夜に十分な睡眠時間を取らなかったばっかりに、以後体調不良に追い込まれてしまった苦い経験があるので、とにかく今回は"きちんと寝る"ことに決めていたのだ。だから、ジャマイカ戦も、最初から見るつもりはなかったんだけど、会社でそれを若手社員に言ったら、「なんてことですか、非国民!」と言われてしまった。なんでオマエ如きに「非国民」呼ばわりされにゃならんのだ、と思ったわけだけど、夜、寝る間際に母親から電話が来て、「お前もこれからサッカー見るんだろ?」と言われた時には、さすがに頭を抱えた(サッカー見るのが当然、という空気)。しかも、我が愚母、「カズがいれば」だの「クロアチア戦での選手交代が遅かった」だのと、いっちょまえに"岡田批判"を始める始末。ついこの間までサッカーの"サ"の字も知らなかったばあちゃんが、急に分かったようなことを語り始めるんだから、まったくもって...。どうせ、テレビの受け売りなんだろうけど(ラモス@怒りまくりの受け売りか?)、それにしたって、何をエラソーなこと言ってるんだって感じ。私、とにかく、ここんとこの、手の平を返したような"世論"の動き(岡田批判とか中田バッシングとか)が、大いに気に食わなかったので、それに便乗してエラソーに語る母親に、思わずプッツン。「その言い草、気に入らないね!」と電話口で怒鳴り散らしてしまったのでありました>いいトシして、お恥ずかしい限りですが...。中田クンも、自分のホームページで言っておりますよ、マスコミの報道を鵜呑みにせず、自分の目で見て語ってくれと。その上での批判なら喜んで受けると。この若者の言う通りなんじゃないっすかね。(06/28)

しかし蒸し暑いですな。私にとっては、最も苦手な気候でありまして...。4時起きした土曜日の朝も、ものすごい蒸し暑さで、明け方だってのに「さわやかさ」のかけらもない。仕事だからと思って上着を着て出かけたわけだけど、外へ出た途端に"汗だくモード"突入で、すぐに脱ぐ羽目に。今週は、日帰り出張が1回あるだけだからまだいいけど、こんな気候の中、外に出るのは極力避けたいところ。でも、7月になると、出張"死のロード"が控えているわけで...。あぁ、憂鬱。(06/29)

前にも書いたが、現在(および今後)、5つのオケを掛け持ちしている(掛け持ちする予定である)。で、その演奏曲を挙げてみると、モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3番、同/ヴァイオリンとビオラの協奏交響曲、メンデルスゾーン/スコットランド、ブルックナー/ロマンティック、同/交響曲第8番、スメタナ/モルダウ、ビゼー/交響曲(古い順、たぶん)ということになるのだが、これだけの曲を同時にやっていると(実際にはまだ練習に入っていない曲もあるけど)、どうしても、それぞれの曲に対する「思い入れ」に差が出てしまう。どの曲に思い入れが"ない"かを書くと、いろいろ差し障りもあるので控えるが(^^;、今(というか、ここ数日)、一番気になっているのは(頭の中で音が鳴り続いているのは)、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲。これはねぇ、技術的な部分で、私にとってはかなりの難曲なので(ト長調の曲。てことは、苦手なGの音[ハフナー2楽章で外した音!]が頻発するということ)、今からかなりのプレッシャーなのですよ。特に、3楽章の最後、すなわち曲の最後が、そのGの音で終るわけで、これ、外すわけにはいかないからねぇ。ま、「ダメだと思ったものはまずダメである」ということは、これまで十分に"学習"したことでもあるわけだから、ここは一つ、ポジティブシンキングで行くことにしましょう。本番はまだ先、11月だしね(今から悩んでたら身が持たんよ...)。
■で、そのヴァイオリン協奏曲第3番の当団演奏。手持ちは、パールマン&レヴァイン盤(CD)と、クレメル&アーノンクール盤(CDとLD)なのだが(というか、それで全てなんだけどね)、この両演奏、録音年が近いのに(82年と84/85年)、ぜーんぜん違う音が出てて、比べて聴くと実に面白い。まぁ、ソリストと指揮者のコンビが、ある意味両極端な二組だから、「違って当然」と言えばそれまでなんだけど、それにしてもねぇ。どっちが好きか、いや、客観的に言ってどっちが「良い」かの答えは明白。"当然"、クレメル&アーノンクールの方。音楽のメリハリ、そこから生じる「楽しさ」がまったく違う。ただ漫然と、"きれいに"弾いてるだけ(に聞こえる)のパールマンの、なんとつまらないことか。指揮者およびオケ側からの、これといった"仕掛け"もないし...。発売当時は、確か世評の高かった演奏だと思うけど、今となってはどんなもんでしょ。まぁ、こういうのが好きな方がいらしても、それはそれでよろしいのではないかとは思いますが。(06/30)