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2002年のNEWSです。

2002年12月30日(月)号

●新入団員情報ひとまとめ(退職団員情報込み)

当団公式ページの団員名簿等からの情報を総合すると、次の2名がウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団した模様である。

ベネディクト・ディンクハウザー (Benedikt Dinkhauser:ファゴット)
1978年インスブルック生まれ。
1995年からウィーン・コンセルヴァトワール(市立音楽院)にてウェルバ教授に師事。2001年からはウィーン国立音楽大学にてトゥルノフスキー教授にも学ぶ。
1997年から国立歌劇場の補助団員を務め、2000年からはウィーンフィル演奏会にも参加。
2001年4月に国立歌劇場舞台オーケストラ入団。

クラウス・ツァウナー (Klaus Zauner:打楽器)
経歴の詳細は不明。
判明しているのは、コンセルヴァトワール出身で、前職がニーダ―エステルライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団員であったことのみ。

なお、新しい団員が入ったということは退職団員がいたということでもあるわけだが、既報の通り(当欄3月31日号)ファゴットのファルトルが本年1月を以て、また、ヴィオラのヴァイス(Helmut Weis)とカウフマン(Erich Kaufmann)、コントラバスのハインツィンガー(Richard Heinzinger)および打楽器のシュミディンガー(Rudolf Schmidinger)が、それぞれザルツブルク音楽祭終了時までに退職している。

◎ニュースのツボ◎

秋口には団員名簿が更新されてこの2人の名前が追加されていたのに、当欄では今頃になってやっとのご紹介。誠にもって面目ない。
現時点での新入団員は上記2名。ディンクハウザーはファルトルの、ツァウナーはシュミディンガーのそれぞれ後任ということになる。
また、LMS氏などからの情報では、打楽器は同じオーディションでもう1人の採用も決めており、それは、これまたコンセルヴァトワール出身のOliver Madasという人物とのこと。そう、名字でお気づきですよね。当団トロンボーン奏者であるガブリエル・マダス氏の子息と、そういうことであります。ちなみに、同オーディションの次点は、またまたコンセルヴァトワール出身のBenjamin Schmiedingerで、はい、これも名字でおわかりの通り、今回引退したルドルフ・シュミディンガーの子息というわけ。
当団打楽器会は、この後5年ほどの間に、御神体兄、シュスター、プシホダ、ツァマツァルの4人が退職年齢を迎えることから、一気に若返りが進むことになる。でもって、同時に二世団員化も進みそうってわけだ。
※マダス息子の採用は、次の退職団員との入れ替わりで、ということになるものと思われる。年齢からするとツァマツァルとの交代だと思うのだが...。

ところで、オーディションということになると、秋口には次期フルート首席奏者のものも行われたらしい。これは、来年のザルツブルク音楽祭終了時に引退するニーダーマイヤーの後任選出用で、結果めでたく採用(内定?)となったのは、現ハノーファー放送フィル首席のWalter Auerという人とのこと(写真とプロフィールはこちら)
ただ、この人、"れっきとした"オーストリア人だが、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院出身にしてウィーンでの勉強経験はないという経歴の持ち主で、そういう意味では、少々異例の抜擢ということになるかもしれない。
もっとも、フルート首席について言えば、現職のフルーリーも「いきなりスイスからやって来て合格→首席」というクチだから、2代(?)続けての異例人事ということにもなるけれど。

ついでだからもう少し今後の団員動向を考察すると、打楽器同様(ホルンもだけど)近々に一気の入れ替えが発生するのがオーボエ会なのですな。ボイシッツ、ロレンツ、レーマイヤーの3人が同世代('40〜'45年生まれ)なので、ここもあと5年ほどのうちに大幅な若返りが進むことになる(=メンバーの半分が"新人"に入れ替わる)
で、このパートの「次」は見えているのかというと、これはちょっと微妙なんですなぁ。おそらく1人は確定で、これは、最近しょっちゅう演奏に参加しているStephan Natschlaeger(丸顔メガネ君ね^^;)。このところの「使われ方」からすると、彼はまず間違いなく入団すると見て良いでしょう。でも、首席になるかどうかはわからない。
で、ここから大胆予測なんですが(それほどのもんじゃ...>苦笑)、ボイシッツの後任として次期首席に就くのは、現ウィーン響首席のPaul Kaiserではなかろうかと。これはもうなんの根拠もない(=裏情報のない^^;)まったくの推測なんだけど、なんとなくそうなんじゃないか、いや、せめて彼だったら許せるかな、みたいな...(^^;
実はこれ、アマチュアウィンナ("ウィーン式"としないとダメかな?^^;)オーボエ奏者であるYOB-804さんとの一致した"読み"でして、2人して「彼の芸風が一番当団に近いし...」なんて言い合っているわけです(笑)。ウィーン響のもう1人の首席であるヘルトなんかは、もうウィーン式なんだかどうだかわからない音と芸風だけど、カイザーはかなり「ウィーン」しているので(^^;、彼だったら当団にも合うんじゃないかな、と。でもまぁ、彼が移籍ということになると、前任のホラークに続いて2代連続でのウィーン響からの"引き抜き"ということにもなるから、妙な遺恨を発生させないように、なんて配慮が働くかもしれませんがね(深読みしすぎ>爆)



2002年8月27日(火)号

●来年の来日公演指揮者は"あの人"

「音楽の友」9月号掲載の、2003年来日演奏家情報記事によれば、同年11月に予定されているウィーンフィル来日公演の指揮者は、「日本のあるオーケストラときわめて縁の深い、ドイツ系の高齢かつ円熟の指揮者」であるとのこと。招聘元からの正式発表はあくまでも詳細を告知する今秋らしいのだが、上記のような表現で「ヒント」を示されたとのことである。

◎ニュースのツボ◎

というわけで、来年の指揮者はWS氏(一応こちらも伏せ字で...>笑)でほぼ確定と、そういうことのようですな。当欄3月10日号でも触れたように、以前から噂には挙がっていたので、それほどの驚きではない名前だけど、とは言え、当団との関わりが深い人でもないので、多少の意外感はある。ま、以前、来日公演の指揮者については日本側の意向が優先される、との話が示されたこともあったので、今回のWS氏についても、多分にその傾向は強いのだろう。何せサントリーホールの柿落とし公演を指揮した人物でもあるしね(たしか、そうでしたよねぇ??)
で、個人的にはWS氏の帯同をどう思っているのかというと、これも前に書いた通りで、可もなく不可もなく、って感じか。とりたてて期待するほどのものもないのだが、でも、ああいう芸風の指揮者と当団がどういう音を聴かせてくれるのか、という部分についての興味はある("日本のあるオーケストラ"みたいな音になっちゃう!?という"恐れ"もある^^;)。特に、上記した音友の記事によれば、「R.シュトラウスの歌曲を含むプログラムを持ってくる」とのことなので、それが本当に実現するのなら、これは正直楽しみなポイントでもあるし。WS氏の指揮である以上、"それなりの歌手"が参加するはず。でもって、もし「四つの最後の歌」を取り上げて、これの1番ホルンをトムベックが吹いたりしたら... こりゃもう「必聴」でっせ、お客さん!>誰が客やねん(爆)
あと、他のプログラム推測を勝手ながらしてみると、95%(!?)くらいの確率でやるだろうと思うのが「グレート」。WOWOWでも同じ組合せで放送された曲目だけど、これはねぇ、持ってくると思いますよ。いや、何の根拠もなくて、「なんとなくそう思う」に過ぎないのだけど、でもね、かなり自信がある(ハズレても坊主にはなりません>笑)。あとはR.シュトラウスの交響詩だよね。何やるかなぁ。おそらく、あんまり"でかい曲"はやらないと思うので、「ドン・ファン」か、ちょっと意外なところで「死と変容」。「ティル…」なんかやってくれたら(しかもLMSが吹いたりしたら)楽しみだけど、これはないような気がする。それと、「珍しい曲」も1曲くらいは持ってくるんじゃないかな。これもWOWOWで放送された曲だけど、プフィッツナーの交響曲なんか、ぜひナマで聴いてみたい。ああいう曲をしっかりとした"楽曲"として聴かせる能力。これって、WS氏、当団両方に備わった美質だしね。
いずれにしても、これまでの来日公演では実現しなかった「正統なドイツ人指揮者」との組合せ(ベームやカラヤンはオーストリア人ですから^^;)。どんなプログラムになって、どんな演奏を聴かせてくれるのか。楽しみに待ちましょう。

※"日本のあるオーケストラ"との「共演」の計画もあるとか。しかし敢えて言おう。いらんことせんでよろし。



2002年7月8日(月)号

●キューブルベックがウィーンフィルメンバーに"昇格"

ウィーンフィル公式ホームページのニュースコーナーによると、2002年4月22日の団員総会において、トロンボーン奏者、ディートマル・キューブルベックのウィーンフィルハーモニー入会が認められたとのこと。
なお、キューブルベックについては、国立歌劇場オケ入団時に詳しく触れたので、当NEWSコーナーの1999年3月21日号をご参照願いたい。それと、本家本元のこちら、あと、例の「ウィーンフィルの響き」の中でも取り上げているので、よろしければ読んでみて(^^;

◎ニュースのツボ◎

というように非常に簡単で申し訳ないが、キューブルベックのウィーンフィル"昇格"についてお知らせしておく。
後にバウスフィールドが入団したことで、"話題性"的にはすっかりお株を奪われてしまった感もあるが、個人的には、このキューブルベックをウィーン響から引き抜いた(もちろん、ご本人に意思があってオーディションを受けられたのでありましょうが)時点で、当団トロンボーン会の「革命」が本格的にスタートしたという思いが強い。ヨーゼル/マダス体制からキューブルベック/バウスフィールド体制へ。こりゃもう「激変」と言っていいものね。良し悪しではなく、演奏スタイルそして音楽の"あり方"そのものが、事実、大きく変わったと。



2002年5月22日(水)号

●ヴァイオリン奏者3名がウィーンフィルメンバーに"昇格"

ウィーンフィル公式ホームページのニュースコーナーによると、2001年11月13日の団員総会において、次の3名(いずれも2ndヴァイオリン奏者)のウィーンフィルハーモニー入会が認められたとのこと。

Tomas Vinklat1973年Teplice(チェコスロヴァキア)生まれ。
グラーツ音大でA.シュタールに師事。1998年9月から国立歌劇場オケ団員。
Johannes Kostner 1969年インスブルック生まれ。
グラーツ音大でA.シュタールに師事。1998年9月から国立歌劇場オケ団員。
Martin Klimek 1969年ウィーン生まれ。
ウィーン市立音楽院でヒンクに師事。ウィーン響を経て1998年9月から国立歌劇場オケ団員。

なお、各人の詳細なプロフィールおよび顔写真については、こちらをご参照願いたい。

◎ニュースのツボ◎

というわけで、大変遅れ馳せながらということになるが、昨年11月時点でウィーンフィルメンバーとなった3名の奏者をご紹介した。3人とも'98年9月の国立歌劇場オケ入団者だから、3年目にしてのWPh入会ということで、これは"順当"な結果と言えよう。しかし、顔写真を見る限り、コストナーとクリメクが"同い年"だとは思えんなぁ。大きなお世話だけど(笑)
それにしても、公式ページへの掲載、もっとタイムリーにならないものかと思うが、ま、顔写真付きで出してくれたから良しとしますか(^^;

余談だが、↓3月31日付当欄で報じた「ファルトル引退(の模様)」の件。同じく公式ページニュースコーナーに「2002年1月1日付で退職」との記載があったので(ただしドイツ語ページのみ)、改めてお知らせしておく。今年のニューイヤーズ・コンサートに出ていたけど、あれが「最後の仕事(花道?)」だったというわけですな>ホームページにもそんな風に書いてあるみたいだけど。



2002年4月14日(日)号

●今年もやります!WPh来シーズンスケジュール"超"速報

当欄恒例となった当団スケジュール"超"速報。今年もさる筋(ちなみに、"団員筋"ではございませんので、念の為^^;)から来シーズン(2002/09〜2003/06)スケジュール速報をご提供いただいたので、さっそくお知らせする。
なお、これまたいつものことだが、4月14日付で記載するスケジュールは全てではなく、あくまでも現時点で判明している一部となる。例年同様、今後順次追加(および修正)をしていくので、その旨何卒ご了解のほどを。

★一覧中、日付の後の"MV"は楽友協会大ホール、"KH"はコンツェルトハウスを、その後の"クラング・ボーゲン"等は、コンサート名および主催者名(「楽友協会」など)を示す。

青字は6月10日追加・修正分。
緑字は7月8日追加・修正分。

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2002年

09月04日(水) MV クラング・ボーゲン
指揮:マリス・ヤンソンス
独奏:フランツ・バルトロメイ(Vc)、クリスティアン・フローン(Va)
曲目:R.シュトラウス:ドン・キホーテ、同:「ばらの騎士」ワルツ組曲第1番、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)

09月06日(金) ルツェルン音楽祭
指揮:マリス・ヤンソンス
曲目:メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲

09月07日(土) ルツェルン音楽祭
指揮:マリス・ヤンソンス
独奏:パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)
曲目:R.シュトラウス:「ばらの騎士」ワルツ組曲第1番、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ブラームス:交響曲第1番

09月08日(日) ルツェルン音楽祭
指揮:マリス・ヤンソンス
独奏:フランツ・バルトロメイ(Vc)、クリスティアン・フローン(Va)
曲目:ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)、R.シュトラウス:ドン・キホーテ、ハイドン:交響曲第97番

09月14日(土)/09月15日(日) MV 楽友協会
指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、R.シュトラウス:「影のない女」組曲、同:英雄の生涯

09月16日(月) ロンドン:ロイヤルフェスティバスホール
指揮:マリス・ヤンソンス
曲目:メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」、ハイドン:交響曲第97番、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)

09月17日(火) ロンドン:ロイヤルフェスティバスホール
指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、R.シュトラウス:「影のない女」組曲、同:英雄の生涯

09月18日(水) パリ:シャンゼリゼ劇場
指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、同:交響曲第5番「宗教改革」、R.シュトラウス:英雄の生涯

09月20日(金) ケルン:フィルハーモニー
指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、同:交響曲第5番「宗教改革」、R.シュトラウス:英雄の生涯

09月21日(土) ドルトムント:コンツェルトハウス
指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、R.シュトラウス:「影のない女」組曲、同:英雄の生涯

09月28日(土)/29日(日) KH コンツェルトハウス
指揮:ニコラウス・アーノンクール (レクチャー付き)
曲目:スメタナ:交響詩「わが祖国」より「ヴィシェフラド」「モルダウ」、ドヴォルザーク:交響詩「黄金の紡ぎ車」、同:スラヴ舞曲作品72/8、72/2、72/1

09月30日(月) ベルリン:フィルハーモニー
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:スメタナ:交響詩「わが祖国」より「ヴィシェフラド」「モルダウ」、ドヴォルザーク:交響詩「黄金の紡ぎ車」、同:スラヴ舞曲作品72/8、72/2、72/1

10月01日(火) ブレーメン:Alte Glocke
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:スメタナ:交響詩「わが祖国」より「ヴィシェフラド」「モルダウ」、ドヴォルザーク:交響詩「黄金の紡ぎ車」、同:スラヴ舞曲作品72/8、72/2、72/1

10月18日(金) MV ジュネス
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独奏:ディーター・フルーリ(Fl)
曲目:ベートーヴェン:「献堂式」序曲、C.P.E.バッハ:フルート協奏曲、チャイコフスキー:交響曲第4番

10月19日(土)[ソワレ定期会員用]/20日(日) MV 楽友協会
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独奏:ディーター・フルーリ(Fl)
曲目:ベートーヴェン:「献堂式」序曲、C.P.E.バッハ:フルート協奏曲、チャイコフスキー:交響曲第4番

10月21日(月) グラーツ:歌劇場
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独奏:ディーター・フルーリ(Fl)
曲目:ベートーヴェン:「献堂式」序曲、C.P.E.バッハ:フルート協奏曲、チャイコフスキー:交響曲第4番

11月02日(土)/03日(日)/04日(月) MV 定期演奏会
指揮:小澤征爾
独奏:ヨハン・ヒントラー、ペーター・シュミードル、アンドレアス・ヴィーザー(以上Cl)
曲目:ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」、ヘルムート・エーダー:3本のクラリネットと管弦楽のためのムジカ・コンチェルタンテ、サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン交響曲」

11月09日(土)/10日(日) KH コンツェルトハウス
指揮&Pf:ダニエル・バレンボイム
曲目:モーツァルト:ピアノ協奏曲K488、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンテック」

11月16日(土)/17日(日) MV 楽友協会
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
独唱:リュバ・オルゴナソーヴァ(S)、ベルナダ・フィンク(A)、ヘルベルト・リッペルト(T)、フランズ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(B)
合唱:ウィーン楽友協会合唱団
曲目:ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス

11月21日(木) ローマ:聖パウロ大聖堂
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
独唱:リュバ・オルゴナソーヴァ(S)、ベルナダ・フィンク(A)、ヘルベルト・リッペルト(T)、フランズ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(B)
合唱:ウィーン楽友協会合唱団
曲目:ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス

12月13日(金) MV ジュネス
指揮&Pf:ダニエル・バレンボイム
曲目:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、シェーンベルク:管弦楽のための5つの作品(1909年版)、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死

12月15日(日)/17日(火) MV 定期演奏会
指揮&Pf:ダニエル・バレンボイム
曲目:ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、シェーンベルク:管弦楽のための5つの作品(1909年版)、ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死

12月30日(月)/31日(火) MV プレ・ニューイヤーズコンサートおよびジルヴェスターコンサート
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シュトラウスファミリーの音楽 など

2003年

01月01日(水) MV ニューイヤーズコンサート
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シュトラウスファミリーの音楽 など

01月11日(土)/12日(日)/13日(月) MV 定期演奏会
指揮:サイモン・ラトル
曲目:ヴァレーズ:ターニング・アップ、HK・グルーバー:管弦楽のための協奏曲(WPh委嘱作品:初演)、R.シュトラウス:英雄の生涯

01月17日(金)/19日(日) MV 定期演奏会
指揮:リッカルド・ムーティ
曲目:モーツァルト:交響曲第40番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」

01月20日(木) パリ:シャンゼリゼ劇場
指揮:リッカルド・ムーティ
曲目:モーツァルト:交響曲第40番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」

01月23日(木) MV
ウィーンフィル舞踏会

01月25日(土) ザルツブルク祝祭大劇場 ザルツブルク・モーツァルト週間
指揮:ピエール・ブーレーズ
独奏:マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
曲目:モーツァルト:アダージョとフーガK546、シェーンベルク:室内交響曲第2番、モーツァルト:ピアノ協奏曲K595、シェーンベルク:室内交響曲第1番、モーツァルト:「皇帝ティトの慈悲」序曲

01月27日(月) ザルツブルク祝祭大劇場 ザルツブルク・モーツァルト週間
指揮:ニコラウス・アーノンクール
独奏:ピエール=ロラン・エマール(Pf)
曲目:モーツァルト:交響曲K110、モーツァルト:ピアノ協奏曲K453、ハイドン:交響曲第99番

01月31日(金) ザルツブルク祝祭大劇場 ザルツブルク・モーツァルト週間
指揮:リッカルド・ムーティ
独唱:アンゲリカ・キルヒシュラーガー(MS)
曲目:モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、同:演奏会用アリア、シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」

02月16日(日) サンクト・ペルテン:祝祭劇場
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:J.シュトラウスの音楽、ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

02月19日(水) MV 楽友協会
指揮:ニコラウス・アーノンクール
独奏:ギドン・クレメル(Vn)
曲目:ベルク:ヴァイオリン協奏曲、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

02月21日(金)/23日(日) MV 定期演奏会
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

02月26日(水) シカゴ:オーケストラホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:ベルク:ヴァイオリン協奏曲、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

02月27日(木) デトロイト:オーケストラホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

02月28日(金) ボストン:シンフォニーホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:J.シュトラウスの音楽、ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

03月02日(日) クリーブランド:セヴェランスホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

03月03日(月) ワシントン:ケネディセンター
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:J.シュトラウスの音楽、ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

03月04日(火) ワシントン:ケネディセンター
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

03月05日(水) フィラデルフィア:キンメルセンター
指揮:ニコラウス・アーノンクール
独奏:ギドン・クレメル(Vn)
曲目:ベルク:ヴァイオリン協奏曲、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

03月07日(金) ニューヨーク:カーネギーホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
独奏:ギドン・クレメル(Vn)
曲目:ベルク:ヴァイオリン協奏曲、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

03月08日(土) ニューヨーク:カーネギーホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:J.シュトラウスの音楽、ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

03月09日(日) ニューヨーク:カーネギーホール
指揮:ニコラウス・アーノンクール
曲目:シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

03月21日(金) MV ジュネス
指揮:ズビン・メータ
独奏:ハンス・ペーター・シュー(Trp)
曲目:シューベルト:交響曲第5番、ハイドン:トランペット協奏曲、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

03月22日(土)/23日(日)/24日(月) MV 定期演奏会
指揮:ズビン・メータ
独奏:ハンス・ペーター・シュー(Trp)
曲目:シューベルト:交響曲第5番、ハイドン:トランペット協奏曲、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

03月25日(火) MV 楽友協会
指揮:ズビン・メータ
独奏:ヴェルナー・ヒンク(Vn)、タマシュ・ヴァルガ(Vc)、クレメンス・ホラーク(Ob)、ハラルド・ミュラー(Fg)
曲目:ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲、ハイドン:協奏交響曲、マーラー:交響曲第1番「巨人」

03月28日(金) ボンベイ
03月30日(日) バロダ
04月01日(火) ソウル
04月02日(水) ソウル
04月04日(金) 台湾
04月05日(土) 台湾
04月06日(日) 台湾
04月07日(月) 台湾
=プログラムT=
指揮:ズビン・メータ
独奏:ハンス・ペーター・シュー(Trp)
曲目:シューベルト:交響曲第5番、ハイドン:トランペット協奏曲、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
=プログラムU=
指揮:ズビン・メータ
独奏:ヴェルナー・ヒンク(Vn)、タマシュ・ヴァルガ(Vc)、クレメンス・ホラーク(Ob)、ハラルド・ミュラー(Fg)
曲目:ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲、ハイドン:協奏交響曲、マーラー:交響曲第1番「巨人」

04月12日(土)/13日(日) MV オスタークラング
指揮:セミオン・ビシュコフ
独唱:クリスティーネ・シェファー(S)、ミヒャエル・シャーデ(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(B)
合唱:エリック・エリクソン室内合唱団
曲目:バッハ:ロ短調ミサ

04月25日(金) MV ジュネス
指揮:マリス・ヤンソンス
曲目:フランク:交響曲ニ短調、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、レスピーギ:ローマの松

04月26日(土)/27(日) MV 定期演奏会
指揮:マリス・ヤンソンス
曲目:フランク:交響曲ニ短調、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、レスピーギ:ローマの松

04月28日(月) MV 楽友協会
指揮:マリス・ヤンソンス
曲目:フランク:交響曲ニ短調、ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、レスピーギ:ローマの松

05月03日(土)/04日(日) KH コンツェルトハウス
指揮:ベルナルト・ハイティンク
曲目:ブルックナー:交響曲第5番

05月05日(月) ロンドン:ロイヤルフェスティバスホール
指揮:ベルナルト・ハイティンク
曲目:ブルックナー:交響曲第5番

05月06日(火) アムステルダム:コンセルトヘボウ
指揮:ベルナルト・ハイティンク
曲目:ブルックナー:交響曲第5番

05月07日(水) ケルン:フィルハーモニー
指揮:ベルナルト・ハイティンク
曲目:ブルックナー:交響曲第5番

05月16日(金) KH コンツェルトハウス
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独唱:オリガ・ボロディナ(Ms)
曲目: ワーグナー:「タンホイザー」序曲、ベルリオーズ:クレオパトラ、抒情的情景、幻想交響曲

05月17日(土)/18日(日)/20日(火) MV 定期演奏会
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独唱:オリガ・ボロディナ(Ms)
曲目: ワーグナー:「タンホイザー」序曲、ベルリオーズ:クレオパトラ、抒情的情景、幻想交響曲

05月29日(木) KH コンツェルトハウス
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
独唱:未定(S)
曲目:E.Toch:Dedication、R.シュトラウス:4つの最後の歌、
ブルックナー:交響曲第7番

05月30日(金)/06月01日(日) MV 定期演奏会
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
独奏:マクシム・ヴェンゲロフ(Vn&Va)
曲目:ウォルトン:ヴィオラ協奏曲、ショーソン:詩曲、
ブルックナー:交響曲第7番

06月03日(火)/04日(水) ナポリ:サンカルロ歌劇場
指揮:リッカルド・ムーティ
曲目:モーツァルト:交響曲第40番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」

06月05日(木) パレルモ
指揮:リッカルド・ムーティ
曲目:モーツァルト:交響曲第40番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」

06月14日(土)/15日(日)/16日(月) MV 定期演奏会
指揮:ピエール・ブーレーズ
独唱:トーマス・クワストホフ(Br)
曲目:ワーグナー:「パルシファル」前奏曲、シェーンベルク:室内交響曲第2番、マーラー:さまよう若人の歌、バルトーク:弦、打、チェレスタのための音楽

06月17日(火) KH コンツェルトハウス
指揮:ピエール・ブーレーズ
独唱:ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms)
曲目:ワーグナー:「パルシファル」前奏曲、マーラー:リュッケルト歌曲集、シェーンベルク:室内交響曲第2番、バルトーク:弦、打、チェレスタのための音楽

06月19日(木) グラーツ:楽友協会
指揮:ピエール・ブーレーズ
独唱:アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
曲目:ワーグナー:「パルシファル」前奏曲、シェーンベルク:室内交響曲第2番、マーラー:亡き子をしのぶ歌、バルトーク:弦、打、チェレスタのための音楽

06月22日(日) パリ:シャンゼリゼ劇場
指揮:ピエール・ブーレーズ
独唱:トーマス・クワストホフ(Br)
曲目:ワーグナー:「パルシファル」前奏曲、シェーンベルク:室内交響曲第2番、マーラー:さまよう若人の歌、バルトーク:弦、打、チェレスタのための音楽

06月24日(火) フロレンツ
指揮:ズビン・メータ
曲目:ブルックナー:交響曲第8番

06月26日(木) モスクワ
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
曲目:J.シュトラウスの音楽、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

06月28日(土) ザンクト・ペテルスブルク
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
曲目:J.シュトラウスの音楽、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

=CD録音予定=

指揮:ピエール・ブーレーズ
独唱:トーマス・クワストホフ(Br)、ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms)、アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)
曲目:マーラー:さすらう若人の歌、リュッケルト歌曲集、亡き子をしのぶ歌

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
独唱:オリガ・ボロディナ(Ms)
曲目: ワーグナー:「タンホイザー」序曲、ベルリオーズ:クレオパトラ、抒情的情景、幻想交響曲

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
曲目: チャイコフスキー:交響曲第4番、同:第6番「悲愴」

指揮:ニコラウス・アーノンクール
独奏:ギドン・クレメル(Vn)
曲目:ベルク:ヴァイオリン協奏曲、バッハ:カンタータ「おお永遠、そは雷のことば」、ランナー:レントラー

指揮:クリスティアン・ティーレマン
曲目:R.シュトラウス:「影のない女」組曲、同:英雄の生涯

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◎ニュースのツボ◎

★4月14日付"初版"
昨シーズンずらっと並んでいたラトルの名前がものの見事に"全消去"されているのが、なんと言っても印象的。まぁ、先方はベルリンフィル音楽監督初シーズンだからね、無理もないことではありますが。
そのラトルに代わって、というほどでもないが、現時点の一覧で目に付くのはヤンソンスの名前だ。'03年4月には「ローマの松」をやるってんだからスゴい。これ、当団としては初めてに近いレパートリーなんじゃないかな。'02年2月の「三角帽子」(ムーティ指揮)にも驚いたけど、今度の「ローマの松」にもビックリ。でも、どうせだったら「3部作」全部をやってほしかったような気も。当団が演奏する「…祭り」なんか、考えただけで... きっとグチャグチャだろうな(爆)
あと、バレンボイムも久々の復活ですな。もっとも、個人的には、当団との相性がさほど良いと思わないので、ほどほどにお付き合いいただければそれで結構、という気もするけど(^^;
それから、ティーレマン指揮による9月のパリでのコンサート。シューマンの「4本のホルンのコンツェルト・シュトゥック」が予定されているわけだけど、芳名録の方にも書いたように、少なくともソログループ1番ホルン予定者(^^;は「今年の9月には演奏しない」と言ってるんだよね。なので、これは曲目変更になる可能性大と思われマス。
何はともあれ、今年も「速報」が始まりましたんで、今後の続報に乞うご期待!

★6月10日付追加
その後の到着分を青字で追加しました。だいぶ前から断続的に情報を頂戴していたというのに、これまで放置してしまたっため、情報源殿(=さる筋)からお叱りを受けてしまいました(苦笑)。どうもすみませんでした。
で、"初版"では名前が消えていたラトルは、やはりしっかり登場するようですな(回数はグッと減ったけど)。曲が大注目。ヴァレーズを当団でやるってのもすごいけど、メインは「英雄の生涯」だもの。果たしてどんな音楽になる(する)のやら。もっとも、某首席ホルン奏者は「オレは絶対演奏しない!」と宣言しておりましたが(いやはや...^^;)
あと、エッシェンバッハの定期初登場が注目か。ルネ・フレミングのR.シュトラウス曲集CD録音(DECCA)では当団との共演を果たしていたエッシェンバッハだが、いよいよ定期にも進出。しかも曲はブルックナー(7番)。個人的にはそれほど思い入れのある指揮者ではないけど(^^;、ま、"新しい風"が吹き込むということではよろしいのではないかと。
他にも小澤の「オルガン交響曲」なんかもあって、ほんと、一昔前とは随分と趣きの変わった当団演奏曲でありますなぁ。

★7月8日付追加
当団公式ページに来シーズンスケジュールが掲載されたので、それを反映させる形で緑字で追加・修正した。
いやぁ、それにしても、今さらながらに彼らの演奏会の多さに驚きますなぁ。あと、演奏旅行も多い。特に来シーズンは、来年2月末からのアメリカ(東海岸の主要都市総ナメ)が終わるとすぐに3月末からはインド・韓国・台湾というツアーも控えていて(しかも「巨人」を持って行くんだから、それなりの所帯になるはずだ)、こりゃ誠に以ってご苦労さん状態。テロやら飛行機事故やらが目に付く昨今、とにかく無事に終えてくれることを祈るのみではありますが。
あとはCD録音。相変わらず昔に較べたら激減状態ではあるけれど、それでも、なかなか興味深い布陣となっているのは何よりかも。ゲルギエフ大人気はここのところの趨勢としても、ティーレマンの"躍進"は興味深いところ。先の「ばらの騎士」組曲&「アルプス交響曲」に続いて今回の「影のない女」組曲&「英雄の生涯」と来たところを見ると、R.シュトラウスの主要作品を「全集化」する計画なのかもしれんね。個人的にはあまり好みでない指揮者だけど、このご時世、これくらいの"ビッグプロジェクト"(と勝手に決め付けるが^^;)の存在は歓迎すべきことと、斯様に思う次第ではありますよ。



2002年3月31日(日)号

●ファルトル引退(の模様)

ウィーンフィル友の会会報(第51号:2002年2月28日発行)掲載の当団メンバー表によると、ファゴット奏者フリッツ・ファルトルの名前が「退職団員(MITGLIEDER IM RUHESTAND)」欄に移動していることから、氏が最近引退したものと思われる。
なお、当団公式ページのメンバー表では現役団員のままとなっており、NEWSコーナー等にもその旨の記載はない。(3月31日現在)

フリッツ・ファルトル (Fritz Faltl)
1941年ウィーン生まれ。カール・エールベルガーに師事。
1965年国立歌劇場管弦楽団入団。1973年からウィーンフィルメンバー。1975年から80年代半ばまで首席奏者(第1奏者)を務め、以降は2番およびコントラファゴット奏者。
1970年代前半から80年代前半にかけては、ウィーン管楽合奏団(管楽ゾリステン)やウィーン室内合奏団のメンバーとして室内楽活動も行った。

◎ニュースのツボ◎

友の会会報自体はだいぶ前に受け取っていたのだが(ついでに言えばメンバー表もチェックしていたのだが^^;)、本件、先日になって音楽仲間のハンマーシュミードルことS氏から通報を受けてようやく気づいた故、当欄への掲載が大変遅れてしまった。どうかご容赦願いたい(と同時に、ご通報くださったS氏に感謝)。
それにしても、なんとも「ひっそり」という感じのファルトル引退だ。今年のニューイヤーにも出ていたから、まさかこの時期に引退するなんて思ってもみなかったし(もっとも、部外者である我々が団員の引退を知りようもないのだが)。
でも、氏は1941年生まれだから、もう60歳越えてたんだね。だとしたら、引退も已む無しというところだろう。いやほんと、ご苦労様でした。
私にとってのファルトルと言えば、これはもう、ウィーン管楽合奏団(管楽ゾリステン)の"レコード"録音における演奏に尽きる。我が御神体はじめ、シュルツ、トゥレチェク(前任はレーマイヤー)、シュミードルらと組んだ木管五重奏団(後にシュルツが抜け、同じ団体名のまま木管八重奏団として活動)。
このメンバーで、今や「幻の」という存在になっているシェーンベルクの木管五重奏曲(これのみDGで、オーボエはレーマイヤー)や、ヒンデミット、フランセらの楽曲を録音した一連のレコード(こちらはDECCA。一部は先年CD復刻された)は、高校から大学時代に掛けての私の愛聴盤であり、これらの演奏があったからこその「御神体」誕生なのでもあった。そう、私にとっては、まさに掛け替えのない「宝物」のような演奏の数々。そのファゴットがファルトルだったわけだから、若き日の私にとって、彼の音が最も耳に馴染んだファゴットの音だったとも言えるだろう。
"後輩"であるウェルバやトゥルノフスキーらと較べると、音の色彩感や芸風の華麗さには乏しいところもあるが、かと言って旧来の演奏スタイルというわけでもなく、言わば、新しいスタイルに移行していく、その橋渡し役になったような存在だった。思えば、この世代の人たちって、概ねそんな働きをしてきたような...(シュルツ然り、トゥレチェク然り、我が御神体然り)。となると、氏の引退は、「世代交代」がますます進んで行くことの象徴的出来事のような気も。これで、同い年のシュミ氏、2つ下の御神体やヘグナー、さらにその下のシュルツらが退いて行ったら、ほんと、当団の「あり方」自体が大きく様変わりするだろう。でも、「その時」は刻一刻と近づいている...。

ところで、まるで「ついで」のようで恐縮だが、同友の会会報には、ハープのレルケスとヴィオラのスコカンが昨年9月1日付で定年退職した旨の紹介も出ているので、併せてお知らせしておく。こちらは公式ページにも出てましたけどね。ん?でも、当団の定年て65歳じゃなかったっけ? ご両人とも1939年生まれとのことだから、となると、ちょっと数が合わんなぁ...。
あと、昨年6月2日付でチェロ首席(第3席)のヴァルガがウィーンフィル会員になったことも掲載されている(こちらも公式ページに記載済み)。実は、この件については、昨年末の時点で当欄のネタにするつもりでいたのだが、諸事情から時機を逸してしまい...。これまた「ついで」になってしまったが、一応ご報告まで。



2002年3月10日(日)号

●2003年来日公演は11月(らしい)

さる筋からの情報によると、2003年の来日公演は11月7日から17日までの予定で行われるとのこと。なお、指揮者、曲目、公演地等は不明である。

◎ニュースのツボ◎

今年に入ってまったくニュースのネタ掲載が行えていなかったが、なんとかそれらしい情報を入手できたのでお知らせした次第。もっとも、これが今年初ネタというのも、ちと寂しいものがありますが...。
上記したように、指揮者をはじめとする詳細はまったく不明。日程も、後日行われるであろう公式発表までは、あくまでも非公式情報としていただきたいので、その辺はひとつよろしく。
それにしても、来年からのシリーズは誰が振るんだろうね。まぁ、少なくとも1回は小澤氏になると思うけど、あとは誰が帯同するのか。
そうそう、これまたウワサ話だけど、某"巨匠"の名前も挙がっているとか。日本ではかなりお馴染みだけど、当団の指揮経験は決して多いとは言えないドイツ人指揮者。個人的には、とりたてて楽しみというわけではないが、まぁ、曲目次第ってとこかな、この人が振るのだとしたら。



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