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Greece

9/7 1:45(3:45)
着陸体勢に入る。それにしても後ろのシートの連中はうるさい。うるさいだけならまだしもシートを蹴るのがムカツク。でも、気弱な日本人はじっと耐える・・・。

ARRIVAL CARDが配られる。ないのかと思ってたけど、やっぱりあるんだ。本当に必要なのかな?一応、貰っておく。

外気温は23度とのこと。結構涼しいな。この時間だとそんなものかな?アテネとロンドンの時差は2時間。時計を進める。


3:55
着陸。パスポートコントロールへ。取り敢えずARRIVAL CARDを出さないでいてみる。一言も交わさずに一瞬のうちに通過する。どうやらARRIVAL CARDは必要ないようだ。さすが観光国。でも、どういう人が必要になるのだろう?

荷物待ちの間に両替。4つ空いている両替所(銀行?)はどこもレートは同じ。「1USドル=300.056ドラクマ」。適当に選んで200USドルを両替してみる。200USドル=60011ドラクマ。手数料が2711ドラクマ。差し引き57300ドラクマを入手。「えっ、そんなに手数料とるの?」約4.5%。高いなぁ。レシートにはしっかりと「BEST RATES AROUND」と書いてあるけどね。

ちなみに、今回、USドルをたくさん持っていったけど、ギリシャではほとんどの場所で円の両替が可能だった。当然、レートも、円→USドル→ドラクマと繰り返すより、円→ドラクマの方が良い。よっぽど辺ぴなところに行くつもりでもなければ、ギリシャでは円で十分のようだ。


4:30
手荷物を持って税関を出る。といっても誰もいない。クレイムタグのチェックもない。時間が時間だからかな?

アテネのエリニコン国際空港は24時間運行の空港だ。おかげでこんな時間でもバスで市内まで行くことが出来る。空港から市内までのタクシーって、どこの国でもいろいろと問題がおこりがちだからね。公共の交通機関が使えると安心だ。バス停は建物を出て左側すぐのところにある。いくつか走っているようだが、91番が市内行きのバスだ。


5:10
バス停で時刻を確認すると・・・。どうやらトイレに行っている間に5:00のバスを乗り過ごしたようだ。次のバスは5:35。まあ、いいか。ちなみに、料金は、0:00-5:00は500ドラクマ。5:00-24:00は250ドラクマ。5:00のバスはいくらだったんだろう?


5:25
「Omonia?」と確認して、オモニア(Omonia)行きのバスに乗り込む。


5:35
出発。バスって降りる場所が分かり難いのが難点なんだよね。ついキョロキョロしてしまう。


6:05
オモニア着。到着直前にアテネでの拠点になるTitaniaホテルを発見。おかげで、間違いなく降りられた。結構たくさんの人が降りたしね。


6:15
Titaniaホテルへ。フロントで訪ねるとチェックインは9時からとのこと。うーん、なんかフロントの人、無愛想で感じ悪い。それに、ロビーもない。座って休むところもない。外れだったか・・・。

実は、時間前でもチェックインさせてくれることを期待してたんだよね。でも、まったくその気配なし。小さなホテルだったら、部屋さえ空いてれば入れてくれるのになぁ。大きなホテルが裏目に出たか?チェックインが駄目でも、取り敢えず荷物だけでも預かってもらおうと思っていたのに、あまりに愛想の悪さに頼み損ねた・・・。

ソファでもあれば9時まで寝て待とうかとも思っていたが、そんな場所もない。やっぱり荷物を預けよう。
6:30
必要な物を小さなリュックに移してバックパックをホテルに預ける。「よし、ちょっと散策するか。」


7:00
シンタグマ広場へ。たらたら歩いてもホテルから15分くらいの距離かな?それにしても汚い広場だ。ちなみに広場の近くの両替屋のレートは、「1USドル=304.95ドラクマ」。やっぱり、空港のレートは悪いなぁ。

この時間になってようやく明るくなって来た。涼しくて過ごしやすい。そういえば、6:00はまだ真っ暗だったけど、街は完全に起きてる感じだったなぁ。


パルテノン神殿
8:00
プラカ地区を地図も見ずに適当に抜けてアクロポリスへ。ほとんど手戻りもなく到着。僕って結構カン良いよね。まず右手の丘の上に登ってアテネ市街を眺める。美しい神殿が見える。「なんていう神殿だろう?」振り返ると丘の陰になってまだ太陽は見えない。丘の上の雲が太陽の光を受けてとても神聖な雰囲気を漂わせている。はぁ〜。アテネに酔ってる・・・。

アクロポリスの入場料は2,000ドラクマ。中へ入ると、すぐ右手下方に、イドロ・アティコス音楽堂が見える。6000席もある円形劇場だ。今でもアテネフェスティバルの会場として夏の間はコンサートや演劇が行なわれているとのことだ。

前門へ向かうと兵隊が降りてくる。衛兵って感じの制服でもないんだけど、何なんだろう?規則正しく整列して直角に曲がりながら階段を降りていく様は、見ていてそれなりに楽しい。

さてさて、いよいよアクロポリス観光のハイライトパルテノン神殿だ。ひょっとしたら、アテネ観光のハイライトか?ギリシャ観光のハイライトだったりして・・・。前門を抜けると、そこには教科書で見たままのあの姿が。なかなか雄々しい姿だ。そういえば、真っ直ぐに見える柱も実は真ん中が少し膨らんでるって習ったような。いつか実物を見ることがあったら、じっくりと見てやろうと、子供心に思った記憶が甦る。で、実際に見てみると・・・。うーん、どうみても一番下が一番太いような。確かに直線ではなさそうだけど。膨らんでるって言うのは直線じゃないってことかな?誰か本当のところを教えて!

写真:パルテノン神殿
いわずと知れたパルテノン神殿。ギリシャの遺跡の中で日本人のとって最も馴染み深いものかな?紀元前438年の完成。横31m、縦70m。柱の高さ10m、柱の太さ(下部)2m、柱の数46本。いじょ!


8:45
パルテノン神殿奥の展望スペースで休憩。ここからはゼウス神殿も一望できる。その後、ミュージアムに入って出てくると、それまで少し雲が覆っていた空も一気に快晴!


10:00
ぶらぶらしながらアクロポリスを退場。入り口を出て左下に回り込んだところにトイレあり。結構、分かり難いな。


10:15
アクロポリスに入る前に丘の下に見えた神殿へ向かう。


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10:30
来た方向とは反対側へ丘を下りる。大通りに出て右側へ。丘を回り込むように向かう。「どこが入り口だろう?」右手にレストランがあり、その奥に入り口らしきものを発見。古代アゴラだ!受付の人は電話中。売店かな?チケット売り場かな?入場料はどこにも書いてない。様子をうかがいながらゆっくりと入ってみる。電話中のせいか何も言わないし、何のジェスチャもない。そのままゆっくりと中に入って行く。どうやらタダのようだな。と思った矢先に、中から大声が。「何だ?」と思って振り返ると、受付の人が大声を上げながら走ってくる。なーんだ。やっぱりチケット必要なのか。そんなに怒った言い方しなくても。目が合ったときに何も言わなかったくせに・・・。1,200ドラクマ。

アクロポリスから見た神殿が見える。この神殿はテセイオン神殿といい、ギリシャで最も原形をとどめているものとのことだ。

古代アゴラにはさらには、ギリシャの遺跡中、ただひとつ完全に復元された建築物であるアタロスのストアがある。柱廊の美しい建物で、今は博物館として利用されており、古代アゴラで発掘された物が展示されている。博物館に入るときには、入場のときに買ったチケットが必要だ。無くさないようにね。ちなみに、柱廊の一番奥にトイレがある。が、特に表示はない。必要な人は見落とさないように。

写真(上):「テセイオン神殿」
アクロポリスから見たテセイオン神殿。古代アゴラに入ってしまうとテセイオン神殿の全景を写真に収めるのは結構難しい。

写真(下):「アタロスの柱廊」
アタロスの柱廊博物館の外観。ちょっと奇麗すぎで、いかにも復元って感じ。ありがたみに欠けちゃうねって、勝手なことを・・・。


kiosk
gate
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11:10
博物館を出る。僕の入った出入り口とはちょうど対角線に当たるような場所、アクロポリス側にも出入り口がある。帰りはそこから出る。出口を出てすぐ左曲がる。ローマンアゴラミトロポレオネス大聖堂を眺めながらミトロポレオネス通りを抜けて再びシンタグマ広場へ。ペリープテロでミネラルウォーターを買う。500mlのペットボトル。とっても冷えていて100ドラクマ。安い。

シンタグマ広場からニキス通りを抜けてアマリアス通りへ出る。ゼウス神殿へ入るつもりでアドリアヌス門へ向かう。が、ゼウス神殿は見えるもここは入り口ではなかった。門という言葉に騙された・・・。

「地球の歩き方」で確認。「ゼウス神殿の入り口はアドリアヌス門ではない」とちゃんと書いてある。やっぱりみんな間違えるのね。ゼウス神殿の敷地をぐるっと時計周りにまわってオルガス通り沿いの入り口へ。入場料は500ドラクマ。広い敷地に15本の柱が残されている。近づくとその高さに圧倒される。でも、少し離れて全体をぼーっと眺めているのも良い。丘の上にパルテノン神殿も見える。

写真(上):「ペリープテロ」
ペリープテロとは日本で言うところのキオスクのこと。街中にたくさんあるのでとっても便利♪場所によっては結構夜遅くまでやっている。写真は国立考古学博物館近くのパティッシオン通り沿いのペリープテロ。

写真(中):「アドリアヌス門」
ローマ時代2世紀に建てられた門。高さ18m。幅13.5m。

写真(下):「ゼウス神殿」
かっては104本ものコリント式の柱が並んでいた。「荘厳だったんだろうなぁ」想像するだけでため息が出てきそう。現在は15本の柱が残されるのみでちょっと残念。奥の丘の上に見えるのはパルテノン神殿。


12:50
ゼウス神殿を出る。National Gardenを抜けて無名戦士の墓の前で、衛兵の交替式を見ようと思ったら・・・Natinal Gardenの中で迷った。いや、自分のいる位置はちゃんと把握してたんだけどね。出口が少なくて、出たい場所から出られなくて苦労しただけ。結構歩き回って疲れてしまった。


gurad
13:35
なんとかNational Gardenを出て、無名戦士の墓へ。あれ?衛兵の交替式をまだやってる。毎時0分だと思ってたけど。まぁ、ラッキーと。

かなり疲れて来たのでホテルへ向かう。ホテルの近くでスーパーを発見。営業時間は8:00-21:00。まあまあ使えるかな。

写真:「衛兵の交替式」
無名戦士の墓の前で行われている衛兵の交替式。衛兵の交替は30分毎に行われている。日曜の午前11時からは大規模なものが行われているとのこと。朝、空港からのバスの中からも交替式を見かけたので、夜中でもやってるかも。


titania
14:30
チェックイン。宿泊者カードを記入。予約番号も聞かれなければ、パスポートもクレジットカードも提示を求められない。大きいホテルほどそういう細かいことは言わないのかな?でも、部屋まで荷物を運ぶボーイはいない。この辺がBランクの由縁かな?まあ、そのほうが気楽で良いんだけどね。チップとか考えなくて良いからね。

622号室。部屋は絨毯を除けば結構きれい。絨毯は靴で歩くから仕方ないかな?お風呂はバスタブ付きだ。大きな通り沿いだからひょっとしたら夜も少しうるさいかもしれないな。防音ガラスしいけど。

写真:「Titania Hotel」
622号室の部屋の中。テレビ、電話、冷蔵庫、セーフティボックスと一通りの物が揃っている。宿泊費やルームサービスなどチェックアウト時に支払う金額をテレビを使って確認できる。NOKIAのシステムらしい。


taxi
15:00
おーーーーーー、すごい揺れ!!!!!
びっくりしたぁ。こんな揺れ体験したのは初めてかなぁ。ちょっといろいろなこと考えちゃうくらいだったよね。トルコの大地震もあったばかりだしね。揺れが収まるのを待って、窓から外を眺める。タクシーが身動き取れなくなってる。でも、ちょっと交通が乱れを来たしているくらいで、倒壊してるような建物はないな。一安心。車の盗難防止用の警報ブザーが、あっちゃこっちゃで鳴っててうるさい。あっ、また揺れてるよ〜。

目の覚める思いだったが、やはり疲れには勝てない。シャワーを浴びて、16:30にアラームをセットして寝る。

写真:「地震直後」
地震で隣の車とぶつかって身動きのとれなくなったタクシーを人力で動かす人々。「バックできないのかな?」とか思いつつ・・・。


21:30
16:30になんて起きれるはずもなく起床。起きたときは、ちょっとボケていて、朝の9:30かと思った。


24:00
ちょっと街の散策へ。オモニア広場の東側、Dorou通り沿い、北を向いて右手に、Downtown Internetを発見。締まっていたけど、どうやらギリシャにもインターネットカフェはあるようだ。空いていたお店でピザを買って食べる。このピザが妙に美味しい。ピザ生地の上一面にハムが引いてあってその上にチーズとベーコンとピーマンがトッピングされている。ハムが美味しい。


24:45
ホテルへ。テレビニュースによると、今日の地震で30人以上もの方が亡くなったそうだ。やっぱり結構大きな地震だったんだな。でも、地震よりも、放っておいても崩れそうな古い建物に問題があるような気もする。一日歩いただけでも、そう感じるくらいアテネには古い建物が多かった。


24:45
就寝。お疲れ様。


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