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7:20 起床。今後の予定についていろいろ考えたがうまく考えがまとまらない。念のため言っておくけど、考えたのはあくまで今後の旅行についてであって、今後の人生についてではない。 9:30 とりあえず国立考古学博物館へ向かう。カードキーをしまおうとして、いつものところにパスポートがないことに気づく。リュックの中をあさると無事発見。無くすような場面はなかったはずなので、あるとは思っていたが、ちょっとびっくりした。
国立考古学博物館着。げっ!閉まってる・・・。何故だ?今日は閉館日ではなかったはず。 入り口前で観光客と地元の人と思しき人が話をしている。地元の人が「2〜3日後には開くのではないか」と言っているが、彼女にもよく分からないようだ。何か問題があったようだ。「昨日の地震のせいか?」と観光客が聞いているが、地元の人にもそれは分からないようだ。確かに、入り口前の柱の間にテープが張られているだけで、何の説明書きも出ていない。 時計のベルトがまた壊れた・・・。いい加減にせい!と思うものの、致し方なくアロンアルファで修復。ついでにちょっと怪しくなっていたサンダルのソウルも接着。 博物館を後にしてリカビトスの丘へ向かう。パディシオン通りからSTOURNARA通りへ入る。この通りにはやたらとパソコンショップが並んでいる。インターネットカフェもある。どうやら、この通り沿いに美術学校と工科大学があるためのようだ。 写真(上):説明書き 9/10(金)に博物館前を通ったときに張り出されていた説明書き。「国立考古学博物館は地震のため閉鎖中」とギリシャ語と英語で書かれている。 写真(中)(下):国立考古学博物館 2枚の写真の違いが分かります?どちらも国立考古学博物館ですが、真ん中の写真は9/10(金)に撮影したもので、下の写真は9/22(水)に撮影したものです。そう、下の写真には、博物館の上の4体の彫刻がないのです。決して、フォトレタッチソフトで加工したわけではありません。おそらく地震の影響で危険な状態にあったのでしょう。9/11(土)の朝、撤去作業をしているところを目撃しました。
リカビトスの丘着。と書くと 、いかにも簡単にたどり着いたようだが、これがそんなに簡単ではない。リカビトスの丘は、丘というからには丘なのである。しかも、アテネで一番高い丘なのだ。標高273mもある・・・ってそんなに高くもないか?でも、ケーブルカーもあるくらいだから、普通はケーブルカーを使って上がる場所なのだ。 国立考古学博物館から歩いてくると、真裏とはいかないまでも、ケーブルカー乗り場からはやや離れた麓へ着く。そこからケーブルカー乗り場方面へ回り込んで・・・というのは、博物館で地図を見たときの考え。しかし、実際に歩いてみると、麓と思っていたところへ行くまでに、どんどん上へ上がっていってしまった。で、「ここから右に回り込んでケーブルカー乗り場まで行くのも結構な距離だ。これだけ上がったなら、右に回り込むより、左に回り込んで歩いて頂上を目指す方が手っ取り早いのではないか?」と、運動不足の脳みそが、久しぶりの運動に意欲を燃やしてしまったという次第である。はっきり言って疲れた。 でも、良いのだ。そういえば、言い忘れていたが、今回の旅のテーマは「歩く」なのだ。だから、できるだけ乗り物には乗らずに歩く。「迷ったら歩く」これはサブテーマ。いつもこのテーマという話しもあるが・・・。 頂上に着くと景色も見ずにひたすら休む。ようやく呼吸も落ち着いてアテネの街を一望する。アテネは大きい。360度、どこまでも街が続いている。歩き回っていた市街の中心部はアテネのほんの一部だ。これだけ大きな都市は東京以外に見たことがない・・・かもしれない。 写真:リカビトスの丘から リカビトスの丘から眺めた大アテネ。中央に見える丘はアクロポリス。どこまでも続く街並みが空気で霞んでいる。 11:40 登って来た方向と反対側へ降りはじめる。「こちら側にケーブルカー乗り場があるのかな?」さすがに帰りはケーブルカーに乗るつもりだ。「あの辺かな?」と目星をつけていたところまで降りてみたが、ない・・・。降りて来た距離はそんなに長くはなかったが、登って引き返す気にはなれなかった。仕方なくどんどん歩いて降りる。良いんだ。歩くがテーマなんだから・・・。どこをどう歩いて来たのかよく分からないが、なんとかシンタグマ広場近くへ出る。 シンタグマ広場からスタディウ通りをちょっと北上して右手のアーケードの中にアテネフェスティバルのボックスオフィスがある。アテネフェスティバルとはイロド・アティコス音楽堂などで夏の間に行われるフェスティバルで、コンサートやオベラなどが上演される。見れるものなら見てみたいと思ったのだが、どうも期間終了の模様だ。Light & Soundというものはやっているようだがよく分からない。本当に言葉が辛い・・・。一応、英語のパンフをもらってみたものの・・・。 「まっ、いいか」と、あっさりと諦めてスタディウ通りに戻ってみると、通りの反対側にインターネットカフェを発見。 12:40 インターネットカフェに入る。とりあえず、自分のホームページを開いてみる。おー、ちゃんと日本語が表示される。なんと、このPCには日本語フォントがインストールされているようだ。ひょっとして入力もと思ったが、さすがに入力まではできなかった。いくつかメールを書いて伝言版に書き込みをして、あっという間に1時間30分。2,700ドラクマ。 14:00 インターネットカフェを出る。プラカを散策。APOLLONOS通りからPANDROSSOU通りへ入る。PANDROSSOU通りを抜けると、のみの市にでる。そこを通り過ぎて、ASTINGOS通りを抜けるとERMOU通りへ突き当たる。ERMOU通りまで出てしまうと何もないので、もう一度引き返してくる。このあたりは、のみの市以外にも小さなお店が軒を連ねていて散策するだけでも面白い。ただし、この時間だと、ちょっと閉まってるお店も多い。やはりシエスタ。 ミトロポレオネス大聖堂近くのお店でギリシャの地図と絵葉書を買う。ポケットサイズに折りたためるアテネの地図を見ていたら、お店の人が「欲しいならあげるよ」と言ってくれた。宣伝だから良いらしい。ラッキー♪ シンタグマ広場付近で一休み。ホテルへ戻ることにする。 16:30 ホテル着。まだ決まっていない今後の予定を練る。10日にスニオン岬に泊まって、11日にクレタ島へ向かうか?クレタ島はイラクリオンから入るか?ハニアから入るか?迷う・・・ 18:45 夜景を見に出かけようと外を眺めたら、なんと雨。上空は黒い雲に覆われている。しかも、強い雨。まさか、雨が降るなんて・・・。なんてこったい。 19:30 雨も止んだのでホテルを出る。
ケーブルカー乗り場着。今度はちゃんとケーブルカーだ。でも、ここって結構高いよなぁ。どうせなら、もっと低いところに作って欲しい。タイミングの良いことに、ほどなくケーブルカーが降りてくる。10分後に発車とのこと。これを逃すと次ぎは30分後だ(1時間後だったかな?ちょっと記憶が・・・すみません)。 ケーブルカーを降りる。どこだったんだ?ケーブルカー乗り場は。こっ、ここは・・・。展望台の真下じゃないか。この階段は・・・。てっきりレストランの厨房へでも降りていく階段かと思っていた。疑いもしなかった。根が素直だからな。 アテネの夜景は明かりの集積度が低くイマイチだ。しかも、期待していた肝心のアクロポリスがライトアップされていない。時間が早いのか?時期的な問題なのか?それとも曜日の問題か? 写真(上):ケーブルカー リカビトスの丘へ登るケーブルカー。往復で1,000ドラクマ。乗っている時間は数分。頂上まではあっという間だ。 写真(下):アテネの夜景 リカビトスの丘から眺めたアテネの夜景。1番明るいところをズームアップして撮影。実際の夜景はもっと暗い感じがする。アクロポリスがライトアップされていればイメージも違ったものになると思うが。 21:00 リカビトスの丘のライトが点く。どうやらリカビトスの丘自体がライトアップされたようだ。こんな時間に点くのか。やっぱりこっちの夜は遅いんだな。それでも、アクロポリスの丘のライトは点かない。 21:20 ねばったが諦める。ケーブルカーで降りることにする。 21:40 ケーブルカーを降りる。しばらく歩いていると、あっ!!!アクロポリスがライトアップされている。ぼーーー然・・・・。パルテノン神殿は真っ暗だが、確かに丘自体にはライトが当てられている。そのうち、パルテノン神殿もライトアップされるのかな?しかし、ここからでは良く見えない。 22:10 ホテルの近くまで来たところでどしゃ降りにあう。すごい!近くのアーケードに逃げ込む。たまたまアーケードがあって良かった。バイクの人も、バイクを道路に放り出して逃げ込んでくる。それほどすごい雨だ。バイクのまま逃げ込んでくる人もいる。あんたの方が賢いね。 22:20 だいぶ弱まったが、まだ、大降り・・・と思っていたら、小降りに。1人、2人と出て行くので、アーケードを出る。霧雨のような感じだ。うわっ、この道路、洪水のよう。 22:40 オモニア広場横のカフェテリア形式のレストランNEONへ。食べたかった物が売り切れで、仕方なくお店の人の勧める物を食べる。あまりうまくない。レストランの残り物に福があるわけないか・・・。何時の間にか、足に虫さされが。むちゃくちゃかゆい。 23:00 たいして食べてないのにお腹一杯だ。胃が小さくなってるかな?少し残してお店を出る。 23:08 ホテル着。 24:30 寝る。 |
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