6:00起床。むっ、早い。そう、今朝はちょっとすることががあるのだ。
6:30
フロントへ行く。予定では本日チェックアウトになっているが、もう1泊できるか聞いてみる。応対は到着した日に会った感じの悪いおじさんだ。相変わらず愛想悪く7:30に来いと言う。なぜだ？それまで部屋の空き状態が分からないのか？仕方ないので部屋に戻ってシャワーを浴びる。
7:45
再度フロントへ。今度は別のお兄さんですごく感じが良い。これぞホテルフロントという感じだ。僕のカードキーを受け取るとカードリーダに差し込む。その状態で何やらコンピュータを操作する。そして、カードキーを返してくれて、延泊OK。あっという間の出来事だった。
なるほど。なんとなく構造が読めて来たぞ。おそらく、夜中の時間帯のおじさんはアルバイトみたいなものなんだ。それで、延泊の処理とか必要以上のことはできないんだな。その上、愛想も悪い。なんとなく勝手に納得して気分もよくなった。それにしてもこのカードキーって日付情報も管理してるのかな？日にちを越えたら使えなくなるのかな？確かにそうじゃないと無くされたりしたら危険だよなぁ。カードキー使ってるホテルってみんなそうなってるのかな？
10:25
ホテルを出る。本日の目標はスニオン岬で夕日を見ること。おそらく何もないところだろうから、早くに行ってしまうと夕日まで時間を持て余してしまうだろう。でも、昼間のスニオン岬も見てみたい。うーん・・・。せっかく早起きしたのに時間のつぶし方とかを考えていたらこの時間になってしまった。見事な時間のつぶし方だ。
10:45
バス乗り場着。次のスニオン岬行きのバスは11:30発だった・・・。毎時0分発だったか、30分発だったかはっきりと覚えていなくて、0分発にかけたんだけど、見事に外れてしまった。何のために昨日下見をしたんだか・・・。
昨日見つけておいたチケット売り場らしきところでチケットを買おうと思ったら、小屋の中にいた一番若いお兄ちゃんが奇声を上げる。「な、なんだ？こいつ・・・」こちらが不審な目を向けているのにもかまわず、ファイティングポーズをとりながら何度も叫ぶ。「ば、ばかにしてるのかな？」と、思ったところで謎が判明。彼が叫んでいたのは日本語で「カラテェ〜！カラテェ〜！」友好的な言葉と捉えるべきだろうか・・・。
隣にいたおじさんによると、スニオン岬行きバス乗り場は広場の反対側で、チケットはバスで買うとのこと。言われた辺りに行ってみるが、どのバスもまだ乗車は始まっていない。まわりには乗客も結構いる。でも、どのバスだろう？どのバスにもスニオン岬の文字は見当たらない。バスが数台止まっているところから少し離れたところにスニオン岬の看板を発見。こっちが正解なのかな？でも、あっちのバスかもしれないし・・・。バスの陰になっているバスはここからは見通せない。ここで待っていたらあのバスに乗車が始まっても分からない。近くに乗務員も見当たらない。ちょっと不安を抱えながらあたりをうろうろする。他の観光客も同じように少し困っているようだ。
11:30
バスが来た!無事乗車。結局止まっていたバスは全部違っていたわけだ。しかし、ちゃんとスニオン岬行きの看板のところにいないと、これは乗り過ごす可能性大だね。看板のところといっても、想像していたのと反対側の道路に入って来たし、停車時間もほんの2〜3分。向こう側のバスの傍から看板の方を気にしながら待っていても気が付かなかったかもしれない。今回の旅は、裏目に出ることが多かったが、まだまだ、完全にツキに見放された訳じゃないようだ。
11:45
チケットを売りに来る。10,000ドラクマ札を見せたら、ちょっと嫌な顔をして後回しにされた。お釣のお札そんなにたくさん持ってるくせに・・・。チケット代1,200ドラクマ。
スニオン岬はアッティカ半島に先端にあり、アテネからはおよそ70Km。夕日の絶景ポイントとして有名だ。バスはアポロ・コースと呼ばれる海岸線を南下する。このアポロ・コーストは非常に美しい。南下したほうが海の青さはますのかもしれないが、景観的にはあまり南下しない方がよい。美しい場所が次々と現れる。途中下車して写真でも撮りに行きたいくらいだ。
12:45
海岸線を離れて山間へ。
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と思ったら、再び海岸線へ。それにしても揺れる。ひどい文字だ・・・このメモ読めるのか？
メモ
右のメモ読めますか？実は私は最後の行が読めませんでした。なんて書いてあるのか分からなくて、1度は解読を諦めました。1時間後に、そのときの気持ちになって、もう1度よ〜く考えてなんとか解読しました。「よめるのか これ」ですよね。1度読めちゃうとなんてことはないんですけどね。他の行は読めたのに、この行だけが読めないなんて・・・笑い話にもならない。
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スニオン岬着。岬の先端には海神ポセインドンの神殿がたつ。しかし、初めから神殿へ行ってしまっては時間がもたない。まずは、神殿とは反対の丘へ登る。ここから岬の先端にたつの神殿が一望できる。丘の上をしばらくふらつく。上空を厚い雲が覆っている。むぅ。
写真：岬と神殿
スニオン岬にたつポセイドン神殿。少し日の射した瞬間にパチリ。
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神殿に入る。800ドラクマ。神殿上空は厚い雲に覆われている。「海神ポセイドンには曇り空が似合うね。」負け惜しみじゃなくて・・・。本当に雰囲気は出てるんだけどね。夕日を考えると・・・。
写真：ポセイドン神殿
上空を厚い雲に覆われていました。でも、別の角度から見ると青空も見えてるんですけどね。
14:30
ポツポツくる。神様、マジですか・・・。
15:00
上空の雲はだいぶとれてきた。しかし、その分、西と思われる方向の雲はどんどん厚くなる。ついてないなぁ。そういえば、今回、方位磁針忘れちゃったんだよね。旅行に行くときは、キーホルダータイプのちっちゃな方位磁針を鞄にでもぶらせげておくと、地図を見るときとか何かと便利なんだよね。僕は普段から鞄にぶらさげてるしね。ちなみに、キーホルダーといってもお土産屋さんで売ってるようなのじゃないよ。あれじゃカッコ悪いからね。アウトドアグッズ屋さんへ行くと、シンプルで僕的には結構カッコ良いのが売ってるよ。
15:50
日頃の行いのせいだろうか？良い感じじゃない。雲がとれてきた。あとは、あの一塊が取れれば完璧だ。
17:25
雲はほとんどなくなった。観光客も増えてきた。風が強くて寒い。
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だいぶ良い感じになってきた。しかし、あの低い位置にあるのは、ひょっとして雲なのか？あー、やっぱり雲かぁ・・・。ってことはあそこまでか。
写真：海に沈む夕日
海に沈み行く夕日。日が落ちてくるまであまり気が付かなかったのですが、残念ながら海上にはまだまだ雲が残っていました。
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空が完全に赤くなる前に沈んでしまった。ちょっと物足りない。といってもどうにもならないが。
写真：夕日と神殿
ポセイドン神殿越しに見た夕日です。こうやって見るとなかなか良い感じですね。
19:30
バスに乗り込もうとすると、ドライバーにシンタグマかと聞かれる。バスは同じアテネ行きでも、海回りと山回りで、それぞれシンタグマ広場とオモニア広場に着く。僕はどっちでも良かったので早いほうのバスに乗りたかったので、「YES」と答える。するとこれが裏目に。ドライバーに次のバスに乗るように言われる。次のバスは30分後だ。予想外の返事にちょっと焦ってしまってオモニアの地名が出てこない。それでもとりあえず何か言おうとするしぐさを見せていたら、ドライバーが「オモニア？」と聞いてくれた。再度「YES」と答えると、今度は無事に乗せてくれた。
19:40
チケット売り。1,100ドラクマ。「歩き方」にも書いてあったが、何故か山回りの方が100ドラクマ安い。
19:50
どこかの街で止まる。エンジンまで止めちゃう。乗っていたバスの前にもう1台止まっていたので乗り換えるのかと思ったが、そうではないらしい。斜め前の席の人もドライバに確認している。うーん、出発は早くても20:00かなぁ。
20:05
ようやく出発。
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アテネ着。やっと到着だ。遠かった。山まわりは時間がかかるのかな？それともアテネ付近が混んでたせいかな？
夜景にカメラを向けてみる。あっ、三脚無しでも撮れそうだ。ISO400ってこんなに強力だったかな？最近はISO100ばかりを使ってたからなぁ。
変な奴に50ドラクマをせがまれる。初めは両替をしてくれと言っているのかと思ってポケットを探ったが100ドラクマしかない。100ドラクマしかないと言ったら、僕の持っていた20ドラクマを見てそれで良いという。うん？ちょっと意味がよく分からなかったが、どうやらたかっていたらしい。働かないものには1ドラクマだってやるものか。
マックで夕食。そう、マックとはマクドナルド。世界どこへ行っても同じ味。それを確認するためではないけど、どこの国でも必ず1度は入る。1人でも入りやすいし、量も適当だしね。どこの国でも同じ味といっても、各国少しずつ特徴がある。日本になくてギリシャにあるのがMacRoyal。日本では期間限定のベーコンレタスバーガーって感じかな？ちなみにベーコンレタスバーガーの好きな僕は迷わずMacRoyalのセットを。価格は1,200ドラクマ。さらに、ポテトはノーマルとデラックスを選択できる。よく分からなかったが、名前に引かれてデラックスを頼む。マックの如何にも冷凍食品という感じのポテトじゃなくて、ケンタッキーとかモスのポテトみたいなポテトが出てくる。って、こんな説明、ファーストフード通じゃないと分からないね。
写真：夜の通り
ホテル前の通りです。シャッタースピードは1/45〜1/30くらいだったかな？やっぱりちょっと暗いね。お金をせがまれたのもこの通り沿い。
22:35
ホテル着
23:45
就寝
