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7:15 起床。シャワーを浴びて荷造り。 8:30 チェックアウト。ここは高いからカードで払う。266,000 x 4ドラクマ。いや、本当に贅沢してしまった。荷物を預けて引き換え券をもらう。 オモニア広場のやや北西にある51番のバス乗り場へ。青いボックスでチケットを売ってもらおうと思ったらペリープテロの方を指差される。「うん?ここは案内しかしてないのかな?」指差されたペリープテロでチケットを買う。「歩き方」にはペリープテロでは10枚未満では売ってくれないと書いてあったが、どうやら1枚単位で売ってくれるようだ。帰りの分も含めて2枚買う。120 x 2ドラクマ。 9:00 バス出発。キフィスウ(KIFISSOU)ターミナルへ向かう。アテネにはキフィシウとリオシオンの2つの長距離バスのターミナルがある。キフィスウターミナルからはコリントスやオリンピアなどのペロポネソス半島方面やテッサロニキ方面へのバスが出ている。 9:10 ターミナル着。きょろきょろしていたがキフィスウターミナルは乗っていた51番のバスの終点だった。乗車時間は短いが、街中からはだいぶ外れた感じがする。ターミナルの中に入ると行き先別のチケット売り場が並んでいる。目的地はコリントス。難なく窓口も見つかりチケットを買う。1,600ドラクマ。次のバスは10時発だ。 9:40 バス乗り場へ向かう。上に出ている看板はバス会社をあらわしているようだ。目的地で探しても見つからない。チケットに書いてあるバス会社の看板のところへ行って、その辺りのバスを物色。行き先はバスに書いてある。 9:50 乗車。チケットにはシート番号が書いてある。一応シート番号通りに座ってみる。国によっては座席番号なんてあってなきがごときこともあるけど、どこでも良かったのかな?後ろの方はいくつか空いてそうだ。 10:00 出発。 10:30 乗客の依頼でエアコンが入る。そうだよね。少し暑いような気もしてた。でも、音がうるさいだけで、あまり冷えないなぁ・・・。 10:50 検札。 10:52 途中からどんどん乗って来ていっぱいだ。とうとう立ち客まで現れた。 11:25 コリントス運河を渡る。コリントス運河はサロニコス湾とコリンシアコス湾をつなぐ運河で、切り立った崖の下に細い運河がまっすぐとのびている。細いといっても幅は23m。でも、高さが70mもあるので相対的に細く見えるというわけだ。 11:35 コリントス着。旧コリントス遺跡へはここからさらにローカルバスを乗り継ぐ必要がある。その前に帰りのバスの時刻と乗り場の確認を、と思ったがよく分からない。「いいや、先に遺跡に行っちゃえ〜」と思ったが、それもどうして良いのやら。如何せん、バスを降りた辺りからはそれらしきものが見当たらない。取り敢えず通りの反対側へ行ってみると警察がある。そこでコリントス行きのバス乗り場を教えてもらう。 教えてもらった辺りへ行ってみるとこれがまたよく分からない。同じ通り沿いの少し離れたところ2箇所に乗り場らしきところがある。しかし、どちらがどこ行きといった表示はまったくない。仕方ないのでバス待ちの地元の人に聞いてみる。その人は周りの人にいろいろ聞いてくれていたが、なぜかちゃんと返事をしてくれないうちにバスに乗りに行ってしまう。おいおい。「ここで待ってれば良いの?」と最後の質問を投げかけてみたが、YESともNOとも取れないような仕種を残して行ってしまった・・・。「なっ、なんだったんだ・・・。」 そうこうしているうちに、4名ほどのバックパッカーのグループを発見。そのうちの1人が物知りそうなおじさんに質問している。おじさんの手招きするほうに一緒に付いて行く。おじさんがバス待ちで立っている人をどかすと、通りの家の壁に貼ってあるプレートが現れる。おじさんの指差す先を見ると「Ancient Colinth」の文字が。おー、旧コリントス。ちゃんと時刻まで書いてある。どうやらここで待っていれば良さそうだ。それにしても、バス待ちの人もたくさん立ってるし、こんなプレート気づかないよー。 12:10 バス出発。チケットはバスの中で買う。230ドラクマ。 12:30 それらしいところに着く。他のバックパッカー数名も降りるので一緒に降りる。降りたところは遺跡の出口付近。入り口は数十メートル先へ歩く。結局そこにバスが止まっている。しまった。もう1つ先まで乗ってれば良かった。
旧コリントス遺跡へ入る。1,200ドラクマ。大きい。広い。広大ってほどじゃないけど、今まで見た遺跡の中では一番広いかな?あっ、アテネの古代アゴラも大きかったか。そういえば、ローマのフォロ・ロマーノは相当広大だったぞ。そんなこといったらペルーのマチュピチュは・・・。なんていい加減な感覚してるんだ。でもでも、神殿にあがれるのは、間違いなくここが初めてだ。普通は神殿の周りにロープが張られていて立ち入り禁止になっているからね。アポロン神殿にはロープもなく開放的だ。遺跡の中を散策して最後に併設されている博物館へ。 写真(上):アポロン神殿 旧コリントス遺跡にあるアポロン神殿。紀元前6世紀のものでギリシャに残る神殿の中でも最も古いものの1つ。 写真(下):休む人 アポロン神殿には周りを取り囲むようなロープもなく、神殿の上にあがることができる。ドリス式の柱に寄りかかって休む人の姿も見られる。 13:40 博物館を出て一休み。 13:45 遺跡を出て、すぐ近くに残る音楽堂と劇場を見に行く。劇場はほとんど見る影もない。 バスを降りた辺りへ向かう。この辺でバスを捕まえられそうだ。他にも待っている人がいる。 14:30 予定通り街からのバスが来る。僕が乗って来たバスのドライバはここで全員を降ろすことはなかったけど、このバスのドライバは全員をここで降ろしている。客を降ろすとバスは遺跡の入り口の方へ一度行ってしまう。ここではUターンもできないので、おそらく遺跡の前でUターンしてくるのだろう。降ろされた客は歩いてバスの後を追うように遺跡の入り口へ向かって行く。バスはすぐ戻って来る。家族がまだ戻って来てないので少しだけ待ってくれと懇願する女性。まったく取り合わずに出発するドライバー。まあ、可哀相だけど仕方ないね。すぐ戻ってくる保障はないし、1時間もすれば次のバスが来るんだから。 14:43 あれ?もう着いた。来たときに乗った場所と同じところだ。アテネ行きのバス乗り場を探すつもりで取り敢えず警察署方面に歩いていたら、その前に乗り場を発見。アテネからのバスを降りたところと通りの反対側だ。建物の中にちょっとした待ち合い室とチケット売り場がある。 14:50 チケットを買う。1,600ドラクマ。時刻表によるとアテネ行きは毎時0分と30分発。5:30〜21:30まで運行している。ただし、16:00〜20:00までは毎時0分のみ。 15:00 乗車。なんか若者の大軍が乗り込んでくる。みんな番号通りに座ってるなぁ。となりのおじさんちょっとでかいぞ・・・。 16:07 キフィシウターミナル着。えっ、早い。なんでいつも帰りは早いんだろう?さて、51番のバス乗り場を探さなきゃ、なんて思っていたら、バスターミナルの中に51番のバスを発見。そっか、この街中で見掛けるのと同じような青いボックスはブルーバス用か。行きには見かけなかったタクシーがすごい列をなしている。地方から戻ってくる人を当て込んでるのかな? 16:15 バス出発。 16:27 行きに乗った場所に着く。日本へ帰る日のために、オモニア広場付近で空港行きのエクスプレスバス091の乗り場を確認しておく。4:50か5:30のバスかなぁ。 17:00 オモニア広場沿いのタベルナで食事。ちなみにタベルナとはギリシャ語でレストランのことね。レストランなのにタベルナとはこれ如何に?という話しは聞いたことないなぁ。やっぱり、ギリシャ語って身近じゃないのね。 18:00 ホテルで荷物を引き取る。 18:05 地下鉄に乗り込む。 18:10 やっと動き出す。
ピレウス着。駅のトラベルエージェンシーでハニア行きのチケットを買う。5,400ドラクマ。何も指定せずに買ったチケットはデッキクラス。指定しないとデッキクラスになるらしい。他にもキャビンクラスがありキャビンクラスにはさらに1等、2等といったクラスがある。キャビンクラスはおそらくベッド付きで、きっと快適な船旅を満喫できるだろう。一方、デッキクラスにはベッドは愚か決まったシートもない。つまりデッキクラスは一番安いチケットだ。ちなみにキャビンクラスは高くても20,000ドラクマくらい。安いものなら10,000ドラクマ以下もありそうだ。ということはケチるような金額でもないのだが、なんとなく貧乏根性が出てしまった。どんな環境が待っているのか分からないデッキクラスの旅にちょっと興味があったという話しもあるが・・・。 とにもかくにも、教えてもらった通りに船に向かう。駅を出て右に行ってまっすぐ・・・結構遠い。船の名前はLISSOS。あった!一番奥の船だ。 LISSOS ハニア行きのフェリー。大きい。船尾に「LISSOS」の文字。船腹に「ΛIΣΣOΣ」の文字。この写真ではちょっと読めないかな。 18:45 船に乗り込む。これだけ大きな船なんだからデッキクラスと言ってもオープンデッキではないよね。それだけがちょっと不安だ。この時期に寝袋も無しに夜風に吹かれつづけるのはさすがに耐えられない。ふらふら見てまわる。うん。外には出なくて良さそうだ。既にホールのソファなどはデッキクラスの客でほとんど占領されている。とりあえずソファを一個所キープ。しかし、冷房の風が直接ガンガンにあたりちょっと辛い。だから空いてたんだろうな。それでもリュックで場所をキープしてから、さらに船内を探索する。
かなり奇麗で良さそうなソファを発見。ちょっと風の流れがあるがさっきの場所よりは全然良い。2人がけのソファだけど縮こまれば寝ることもできそうだ。 ソファ 一夜を過ごしたフェリーのソファ。私が使ったのは左側のリュックが載っている方。初めはソファの上で眠っていたが、さすがに辛くて、最終的にはお隣さんのごとくソファの下に落ちて寝た。カーペットも敷かれていてソファよりむしろ快適。初めからそうすれば良かった。ところで、お隣さんがどこにいるか分かるかな?右のソファとテーブルの間に、白いシーツを頭からかぶって、足をこちらに投げ出してうつ伏せに寝ているのがそう。 20:30 出港。お隣さんが早くも横になっていたら船員さんに起きるように注意される。「まさかここでは寝ちゃいけないってこと?」と少し心配になったが、2人のやりとりによると、どうやら夜になったら寝ても良いようだ。実はここはちょうどレストラン横の通路で、出港するとたくさんの人が夕食を食べに来るようになっていた。おそらくそのせいだろう。 「歩き方」を読んでいて大変なことに気づく。イラクリオンからサントリーニへのフェリーがないかもしれない。まさかそんなことってあるのかな?でも、便はあっても毎日は就航してない可能性はありそうだ。これは現地で要チェックだな。この便の有り無しによっては、今後の予定がずいぶんと変わってくる。飛行機の利用も考えないと。 22:00頃 何時の間にか寝る・・・。 |
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