4:00一度、目が覚める。というより、後ろのおじさんのいびきがひどくて、何度も覚めている。さすがにこの時間には収まっていたけど。あー、僕って繊細。ソファの上がつらくてカーペットに降りて寝る。
5:30
まだ眠いけど、皆が起きるので起きる。どんどん外へ出て行くけど、どこへ行くんだろう？
5:45
外を眺めにデッキへ出る。あれ？港？もう、着いてたんだぁ。
5:50
下船。まだ真っ暗だ。ハニア行きのフェリーは、ハニアからバスで15分ほどのスーダの港に着く。つまり、ここはスーダだ。こんな時間に着いちゃって、ハニアまで行けるんだろうか？周りを見回してみるが、バス乗り場らしきものは見当たらない。近くにいた船員さんにハニア行きのバス乗り場を教えてもらう。おっ、もうバスが止まっている。暗い上に周りに止まっている車の陰で気が付かなかったが結構近くだ。
6:05
バスに乗り込む。240ドラクマ。
6:10
バス出発。
6:30
みんなが降りるので降りる。終点のようだ。どこだろう？「歩き方」の地図で位置確認を開始。ここがバスターミナルだとすると、もう1本向こうがスカリディ通りかな？雑な地図だ・・・。なかなか位置を把握できない。磁石を忘れたのが痛い。とりあえず、1本向こうの通りまで行ってみよう。ちょっと歩き出すと・・・あれ？この右手の塀の中ってバスターミナルのような・・・。おー、そうだそうだ。ってことは逆だ。ようやく位置を認識。バスを降ろされたところはバスターミナル斜め前の公園だ。しかし、ちゃんとバスターミナルに入ってくれないのって、初めての人には不親切だよなぁ。
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ホテル「ＡＰＫＡΔＩ」。朝食込みで1泊10,000ドラクマ。朝食いらないといったら、9,000ドラクマにしてくれたので、ここに決める。パスポートを預けると、すぐに部屋に通してくれる。うーん、やっぱり7:00でもチェックインできちゃうところが、小さなホテルの良いところだよね。111号室。部屋は古い。でも、テレビは新しい。エアコンは入らない。暖かいお湯は出る。シャワーのみでバスタブはない。まあまあか？部屋に貼られた料金表によると、この時期の価格は19,000ドラクマ。たっかぁー。ロケーションが良いからかなぁ？ツインだし・・・。でも、やっぱ、たっかぁー。
写真(上)：ホテルＡＰＫＡΔＩ
ホテルARKADIの外観。外観はとっても奇麗。左となりに見えるのがどっちにしようか迷ったもう1軒のホテル。
写真(下)：111号室
ホテルARKADIの111号室。外観から想像するより、部屋の中はちょっと古い感じがする。でも、十分に清潔。
7:15
ねる。だってちゃんと寝れなかったんだもん･･･。
8:55
起きる。
9:25
出発。フロントの横にバスの時刻表がある。イラクリオン行きは毎時30分発。今からじゃ9:30は間に合わないよなぁ。タイミング悪ぅ。うん？毎時0分にExpressてのもあるのかな？とりあえず、バスターミナルへ行ってみるか。帰りのバスはかなり遅くまであるな。
9:35
バスターミナル。10:00発のチケットをゲット！2,900ドラクマ。
9:55
バスターミナルにはたくさんのバスが止まっている。が、イラクリオン行きらしいバスは見当たらない。なんか毎度のことって気がして来た・・・。バス会社の人に聞いてみる。しばらく探してくれたが、結局見つけられず、インフォメーションで聞くように言われる。仕方ないので、I(インフォメーション)で聞いて見ようと向かいかけたところ、さっきから止まっていたバスにイラクリオンのプレートが出る。早速乗り込む。シート番号は11。隣の12番のシートに座っている人がいたので13番に座ってみる。何か言われるかな？いままで乗ったなかで一番良いバスだ。
10:50
レシムノン着。
11:00
レシムノン発。
12:05
イラクリオン着。「歩き方」によるとクノッソス行きのバス停は街の中心部にある。バスターミナルはフェリー乗り場の近くにあり、街の中心部とは少し離れている。十分徒歩圏内だが、実際に降り立ってみると街の方はちょっとした丘の上という感じで、地図で見るより遠そうな印象を受ける。取り敢えず、バスターミナル付近を歩いてみると、なんとクノッソス行きのバス乗り場を発見。良かったぁ。街の方へ歩いていかなくて。それにしても「歩き方」は不親切だよなぁ。クノッソス行きのバスは10分間隔で出ている。240x2ドラクマ。帰りのチケットも買っておく。
12:15
バスに乗り込む。
12:20
出発。
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クノッソス宮殿遺跡着。チケットを買って中へ入る。1,500ドラクマ。クノッソス宮殿はミノア文明の中心地で、紀元前2000年頃に建てられた。一辺が160mの4階建ての部分もある巨大な宮殿で、部屋数は1200にも及ぶ。その高度な文明はサントリーニの遺跡とともに、あのアトランティス文明との関係もささやかれるほどだ。複雑に入り組んだ宮殿は、ギリシャ神話でミノタウロスの閉じ込められた迷宮ともいわれている。
中に入ると確かに登ったり下ったり複雑だ。美しい壁画もたくさん残されており、なんかポンペイの遺跡を小さくして立体にしたような印象を受ける。といっても遺跡に残されている壁画はほとんどが複製品。オリジナルは、ほとんどがイラクリオンの考古学博物館に収められている。
写真(上)：クノッソス宮殿
立体構造を持ったクノッソス宮殿。朱塗りの柱が印象的だ。
写真(下)：壁画
クノッソス宮殿遺跡に残される壁画。イタリアのポンペイの遺跡を思い出してしまう。写真だけを見たらポンペイの壁画だと思ってしまうだろう。
13:55
周遊終わり。
14:00
バス乗り場へ。
14:20
バスが来る。うーん、20分も待たされた。本当に10分間隔で走ってるのか？怪しいものだ。
14:35
港で降りる。しまった、1つ前で降りるんだった。街まで戻らないと。街中でトラベルエージェンシーを探すが、さすがにこの時間は、どこも閉まっている。いくつかのトラベルエージェンシーのガラスに張り出されている情報によると、サントリーニ行きのフェリーは毎朝7:00発。火曜日には18:00発もあるが、いまいち良いのがない。
えっ？サマリアツアーが日曜日？？サントリーに行きのフェリーを探していた僕の目に思わぬ情報が飛び込んで来た。まさか・・・。実は、クレタ島に来たのには大きな目的がある。ギリシャに来た目的の1つと言っても過言ではない。それがサマリア渓谷だ。サマリア渓谷はヨーロッパでは非常に有名なトレッキングコースでその美しさはヨーロッパ一とも言われている。「歩き方」によるとそのサマリア渓谷へは月曜日にしか入れないとのことだった。だからこそ、今日、日曜日にクレタ島に入ったのだ。それが次の日曜日まで入れないなんてことになったら・・・。さすがに1週間もクレタ島に滞在できるほどの余裕はない。
ちょっと焦りを感じながら、さらにトラベルエージェンシーをまわってみる。すると毎日ツアーを出しているところや、全然違う曜日に出しているところもある。どういうことだ？そういえば、今朝、ハニアのバスターミナルで見た時刻表でも、サマリア行きのバスは毎日出ていた。最も納得がいき、かつ、希望的な推測は毎日入れるということだが・・・。
15:30
まあ、悩んでいてもなるようにしかならないので、考古学博物館へ。1,500ドラクマ。実は、「Museum Parking」の標識に騙されて見つけるのに苦労した。博物館自体は駐車場の標識の指す方向の反対側にある。
16:15
だいたい見終わる。考えてみると当たり前なのだが、キリストのキの字も出てこない。ヨーロッパで博物館、特に美術館をまわると、これでもかというくらいキリストをモチーフにした作品が多い。ちょっと異色な感じで、こういうヨーロッパ文化も良いね。
16:35
美術館を出る。
16:45
バスターミナル着。ハニア行きは17:30発だ。まだだいぶある。チケットを買う。2,900ドラクマ。港の辺りをふらつく。明日、サマリア渓谷に行くとなると、長時間のトレッキングになる。ペリープテロでスニッカーズを見つけたので、明日に備えて2つ買う。200x2ドラクマ。明日に備えたはずなのになぜか1つ食べる・・・（＾＾；
17:15
バス乗り場に戻る。
17:22
バスに乗り込む。
19:10
レシムノン着。なんか大量に乗ってくる。立ち客でいっぱいになる。詰め込んで、即出発かと思ったら、なぜか今乗って来た一部が降りる。どうすんだ？まさか、もう1台出すのか？間違いだったのか？
19:15
結局なんだったのかわからないが、ちょうど席が全部埋まるくらいの客を乗せて出発。それにしても、行きより時間かかってるよね。行きは、「もうイラクリオン？」って感じだったのに、帰りは、「まだレシムノン？」って感じ・・・。行きはExpressバスだったからかな？
20:25
ハニア着。街をふらつく。まだトラベルエージェンシーもやっている。うわぁー、港の方はすごい賑わいだぁ。なにぃ〜、この街？すっごく楽し気で良い雰囲気。U字型の港に軒をなすレストランの明かりもとても奇麗だ。
21:15
ホテル近くのトラベルエージェンシーでサマリア行きのツアーに申し込む。実は、公共のバスを利用していくつもりだったのだが、絶対に行きたかったし、イラクリオンで得た情報のこともあって、ツアーに申し込むことにした。その方が安心だからね。しかし、集合が6:10。早い・・・。ツアー代は5,000ドラクマ。ちなみにツアー代に含まれるのはバス代のみ。これ以外に、サマリア渓谷への入場料と渓谷を抜けた先の港からバス乗り場までのフェリー代は別料金になっている。その辺りのことは、このトラベルエージェンシーでは説明してくれたが、説明がないと、後でもめるんだろうなぁ。
21:35
ちょっとファーストフードっぽいピザ屋さんへ。ファーストフードといってもピザはちゃんと窯で焼いている。軽く夕食を済ませて店を出る。
すぐ目の前のMini Superへ。明日に備えて、パン180x2、キャンディ170、水(750ml)100、合計630ドラクマの買い物をする。といっても、買うときにそこまでちゃんと計算していた訳ではないけどね。で、請求が750ドラクマ。変でしょ？なんとなく高いなって感じもしたけど、いちいち計算していた訳ではないので、僕の勘違いだと思い、請求通りに払って店を出る。それでもやっぱり気になったので貰ったレシートを確かめると、パンが240で打たれている。パンに貼ってある価格を見ると180ドラクマ。早速、引き返して間違いを指摘。すると、何度も、I'm sorry.を言われて、逆に恐縮してしまう。わざと間違ってレジを打つなんて言う話しも聞くけど、さすがにそうは見えない。わざとなら、要求もしてないのにレシートは渡さないよねぇ。おじいちゃんって感じの年齢の人だけど、すごく落ち込んじゃった感じで、なんとなく可哀相だった。「おじいちゃん、もういい歳なんだから、一人でお店をやっていくのは難しいよ。何も働く必要はないんだし」「年より扱いするな！わしはまだまだやれるぞ！」なんて裏話を思い浮かべるのは、ちょっと想像力豊かすぎ？
22:10
ホテル着。
24:00
就寝。なんかバスに疲れた1日だった・・・。
