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Greece

9/15 9:00
起床。


パンフレット
9:35
出発。

テアトコポウロウ広場横のトラベルエージェンシー「ペリカン・トラベル」でツアーの申し込み。

サントリーニのメジャーな見所には、VOLCANOHOT SPRINGSTHIRASSIAOIAなどがある。これらのいくつかを組み合わせたツアーが1日に何度か出ている。VOLCANOは三日月型のサントリーニの懐に抱かれるように位置する小さな島にある火口を巡るツアー。HOT SPRITGSとはその名の通り温泉ツアー。THIRASSIAとはサントリーニ島と向かい合うようにある小さな島へのツアー。最後のOIAはイアと読む。イアの街へ夕日を見に行くツアーである。

この中から、VOLCANOとHOT SPRINGSを組み合わせたツアーをチョイス。出発時間も11:00とちょうど良い。ツアー代金は3,500ドラクマ。もちろんイアへは行きたいのだが、これは後で自力で行くつもり。その方がゆっくりと見ていられるからね。

さらに、明日の16:30発のミコノス島行きのフェリーのチケットを買う。3,586ドラクマ。妙に細かい。TAXが入ってるからかな?100ドルを両替して支払う。レートは1ドル=311.6ドラクマ。手数料は623ドラクマ。

「パンフレット」
旅行会社のパンフレット。三日月型をしているのがサントリーニ島。その懐に抱かれるようにあるがVOLCANOのある島。左隅に見えるのがTHIRASSIA。位置関係がわかるかな?ちなみにフィラはサントリーニ島の西部で、ちょとパンフレット折り目が通過している白い部分。イアは島の北部の白い部分。画像に書きこめって?まあ、そういうこと言わずに・・・。


クルーズ船
10:00
チケットをゲットしてお店を出る。ツアーの出発地オールドポート方向へ向かう。フィラの街は切り立った崖の上にある。オールドポートはその崖の下にある港。つまり、オールドポートへは下っていくわけだが、テアトコポウロウ広場付近では反対に港方面が少し上りになっている。そのため少し混乱したが、頭の中の地図を信じて歩き出す。

オールドポート付近は水深が浅く大きな船は入れない。ちなみに昨夜フェリーの着いたアティニオス港は、オールドポートに対してニューポートとも言われる。

「クルーズ船」
クルーズ船のような大きな船は港に近づけないため、沖に繋留されている。島へは小型のボートで上陸する。フェリーはニューポートに入るのにね。さすがにクルーズ船は違うね。


フィラの街並み
海の見えるところまで出てくると、これぞサントリーニという眺めが広がる。まだ日が低くいため日陰が多い。オールドポート側は西ってことね。

「フィラの街並み」
白い家々が並ぶフィラの街並み。これぞサントリーニという眺めだ。フィラの街は島の西側にあるため午前中は日陰が多い。日が照ればもっと鮮やかな白に見える・・・かな?


オールドポート
フィラの街とオールドポートを結ぶ交通手段は3つ。もっとも一般的なのがケーブルカー。時間もかからず楽だ。次に、観光客に人気がある・・・かもしれないのがロバ。お尻も痛くなり、とっても辛いともっぱらの噂だ。物好きな方はどうぞ。ただし、これは上りに使うことが多い。交渉すれば下りでも乗せてくれるとは思うけど、そもそもどこから乗れるのか分からない。そして、3つめが徒歩。上りはきついが下りならたいしたことはない・・・と思う。

ということで、ふらふらと写真を撮りながら歩いて下る。ジグザグの道を下っていくと、オールドポートが見えてくる。

「オールドポート」
崖の下にある小さな港。


ロバ
しばらく下っていくと足元に糞がふえてくる。もちろんこれはロバのものだろう。においもだんだんきつくなってくる。と思っていたら、ロバの大群が!こっ、こんなところにいたのか・・・。いや、別に探して訳じゃないけどね。

ロバの群れは細い道の片側にずらっと並んでいる。反対側に人が2人くらい通れそうな幅が空いているが、中にはお行儀の悪いのもいて列からはみ出している。「ロシナンテのように噛み付かれたらたまらないなぁ」と思いながら通りぬける。角を曲がるとその先にも、次の角を曲がってもさらにその先にも。ロバは延々と並ぶ。一体何頭いるんだ?

途中、一頭が2〜3歩前に歩み出し、行く手を阻む。おいおい・・・。一頭半も並んだらいっぱいの道幅なんだから、そんなことをされたら通りようがない。仕方なくロバの間をすり抜ける。ロバ嫌いの人にはお勧めできない道だね。

そんなこんなんでロバの糞まみれの道を下りに下って・・・

「ロバ」
細い通りにぎっしりと並んだロバの群れ。どこまで続くの?


崖の道
10:45
オールドポート着。停まっている船に人が乗り込んでいるのでチケットを見せたら乗り込めた。この船で良いようだ。


11:05
出航。

振り向けば、今しがたフィラの街から下ってきた道が見える。

「崖の道」
フィラの街とオールドポートを結ぶ道。崖を下るため右へ左へ何度も折り返している。


ネア・カメニ
11:15
ネア・カメニ着。島の名前なのか場所の名前なのか?一応名前がついてるようだ。船がたくさん停まっている。船に船を横付けして停める。船の上を渡り歩いて上陸。ここから火口まで登る。上りはちょっときつい。

「ネア・カメニ」
VOLCANOツアーの船が停泊する場所。たくさんのツアーボートが来ているため船に船を横付けして停める。ツアー客は船を渡り歩いて上陸する。どの船で来たのかちゃんと覚えておかないと、帰りがちょっと不安になるよ。


残る雪
11:40
頂上着。火口といっても特に何もない。でも眺めは良い。サントリーニの白い家々が山の頂きに残る雪のようだ。

「残る雪」
火口付近から見たイアの街。崖の上の白い家々が、山の頂きに残る雪のよう。


12:00
下る。


12:20
ネア・カメニ着。やはりどの船か分かりづらい。ちゃんと船の番号を覚えておいて良かった。


12:40
出航。


HOT SPRINGS
13:00
HOT SPRINGS着。HOT SPRINGSはネア・カメニと同じ島のちょうど裏側にある。つまり船で島の周りをぐるっと半周まわったことになる。

船が止まると・・・皆、水着になって海へ飛び込む。そう。船が止まったのは陸から50mは離れたところ。海へ飛びこんだ人たちは、島の入り江に向かって泳ぐ。入り江に近づくにつれ青い海が黄色く変わっている。そこが目指す温泉だ。僕も写真なんて撮ってる場合じゃない。水着になって海に飛び込む。

泳いでいくと途中から急に海水が暖かくなる。本当に温泉だぁ〜。ぬるま湯に浸りながらしばらくぼーっとする。「いつまでいていいのかなぁ?」と思っていたら、船の汽笛がなる。すると、皆戻り始めるので、一緒に戻る。行きとは逆で、帰りは途中で急にひやりと来るからたまらない。

「HOT SPRINGS」
入り江にむかって泳ぐ人たち。青い海が途中から黄色く変わっている。


13:30
出航。タオルで体を拭く。うわぁー、タオルが茶色くなった・・・。


14:00
オールドポート着。これにてツアー終了。ケーブルカーでフィラへ戻る。800ドラクマ。高い。フィラの街をふらふらと見物しながら一度ホテルへ戻る。


14:30
ホテル着。あら?フロントは閉まっている。このホテル、フロントと客室の入り口が別々になっている。どうやら昼間はホテルの人はいないようだ。何かあったら電話をするように張り紙がしてある。シャワーを浴びて洗濯をする。


15:30
再度出発。イアへ行くぞ。


15:40
レンタルバイク屋へ。ショック!!!ギリシャでは普通車の免許でスクーターには乗れないらしい。うーん、確かに普通に考えれば当たり前だが、なんとなく良いような気になっていた。あー、目論見が狂う。島中をバイクで走り回るつもりだったのに・・・。国によっては車の免許で無制限にバイクに乗れるところもあるのになぁ。あー、ショック!ショック!ショック!仕方なくバス乗り場へ向かう。


15:55
バス乗り場でイア行きのバスに乗る。出発は16:00。イア行きのバスは、だいたい30分おきに出ている。最終は23:00ごろ。イアに限って言えば、バス利用でも不都合はなさそうだ。


16:00
出発。料金は車中で。270ドラクマ。


イアの街
16:20
イア着。地図もなければ、特に目的地もないので適当に歩く。

すごい!なんて綺麗な街なんだ。天気も良い。雲ひとつない。これは綺麗な夕日が見られるかもしれない。

「イアの街」
美しいイアの街。


夕日を待つ人々
17:45
見晴台のようなところで夕日を待つ。まだ、2時間くらいあるかな?海や街並みを眺めながら夕日を待っていたら、良くあることだが、2組のカップルに写真撮影を頼まれる。1組み目は男女の。そして2組み目は男同士の・・・。でも、肩を組んだ2人の笑顔はとても素敵だったよ(^^;。

「夕日を待つ人々」
いつのまにか集まってきた夕日を待つ人々。


イアの夕日
19:30
夕日もほぼ終了。結局、海上の低い位置には雲があり、ここでも海に沈む太陽を見ることはできなかった。

「イアの夕日」
この高さが限界。これより低い位置は雲に隠れてしまう。って、もうすでに、ちょっと隠れてるけど・・・。


19:40
見晴台を後に歩き始める。


19:50
バスに乗る。


20:00
出発。車中でチケットを買う。300出したら20しか返さない。行きは270ドラクマだったのに。むぅ。怪しい・・・。


20:20
フィラ着。明日のバスの時間を確認。アクロティリ遺跡行きは、毎時0分と30分。アティニオス港行きは15:30。


20:30
ホテル近くのタベルナで夕食。グリークサラダ(ギリシャ風サラダ)とムサカとレモネードで2,700ドラクマ。グリークサラダはただのサラダだけど、上に乗っているフェタが美味しい。フェタとは真っ白な山羊のチーズ。癖も少なく食べやすい。ムサカとはナスとマカロニのグラタンといった感じの食べ物。味はまずまずだが、量が多くて苦労する。

食後にチェックを頼むと皿が下げられるだけ。通じてなかったのかもしれないけど。しばらく待ったが何も起こらないのでレジの近くに行く。すると、レジとは関係なくお兄ちゃんが対応する。5,000渡したら、ポケットからお札を出して2,000だけ返し、「それで良いだろ」というような態度をとる。まあ、チップが300なら妥当だけど、どうも仕組みが分からなくて嫌だなぁ。それにしても、あのレジはただの飾り??


21:10
店を出る。少し散策する。時計屋があったら時計のベルトを買いたいと思ったが、あいにくあるのは土産物屋ばかり。さらに荷物預かり所を探す。ホテルは昼間は人がいない。明日の出発まで荷物を預かってもらうのは難しそうだ。「歩き方」にNomikos Travelで一時預かりをしているとの記述がある。Nomikos Travelへ行ってみる。さすがにこの時間は閉まっているが、Nomikos Travelの隣のトラベルエージェンシーでLEFT BAGGAGEの記述を発見。テアトコポウロウ広場のインターネットカフェの隣のトラベルエージェンシーにもLEFT BAGGAGEの表記が。ここでも預かってもらえそうだ。

ホテルへ向かう。ホテル近くのトラベルエージェンシーで張り紙を何気に見ていると、「0:10発のイラクリオン行きはキャンセル」の表記が。風のせいかな?やっぱりフェリーのキャンセルってあるんだ。ちょっと恐いなぁ。


21:50
ホテル着。机の上にパスポートが・・・。あら?ホテルの人、部屋に入ったのね。午後に部屋に入られるとは思っていなかったから、一度ホテルに戻ったときに、荷物を開いて、ちゃんと梱包してなかった。大丈夫かな?やっぱり部屋を出るときはちゃんと梱包しておかないとね。

ところで、やっぱり、アロンアルファがない。おかしいなぁ。どこかで落としたかな?サンダルのソウルのかかと部分が浮いてきている。あらら。良く見たらかかと部分は完全に剥がれちゃってるわ。こりゃ、明日、買わなきゃ駄目だなぁ。


22:30
就寝。


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