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Greece

9/19 7:40
起床。

さーて、今日はどうするかなぁ?レンタカーにするか?バスにするか?レンタカーなら自由度も増す。でも、レンタカー高いしなぁ。詳しい地図も持ってない。コリントスみたいなところだったら街の近くまで行けても、そこから相当迷いそうだ。アテネの街中抜けるのも恐いしなぁ。やっぱりバスかなぁ。バス乗り場にたどり着けるかという不安もあるけど。

とりあえず荷造りしないとね。2泊3日くらいならたいして荷物もいらない。レンタカーを借りるならともかく、バスで行くなら必要なものだけ持って身軽に行動したほうが良い。荷物を預けることを想定して荷造りをする。

今日から長ズボンに靴下に靴だ。相変わらず踵もおかしいし、修道院に短パンでは入れないからね。


8:40
チェックアウト。8,000ドラクマ。フロントに置いてあったSWIFT RENTACARのパンフレットをもらう。3日間で85,000ドラクマ。これは安い。AVISやHEARTSに比べたら格安だ。これだったらレンタカーを借りても良いかなぁ。でも、このプライスリスト1996年のだ。3年前のパンフレットとは・・・このホテルにしてこのパンフレットというところか?

SWIFT RENTCARに行く。昨夜、確認した荷物預かりをしてくれるPacific Travel Agencyの目の前だ。でも、閉まっている。あら、Pacific Travel Agencyも閉まっている。明かりはついているので、一時的に開けているという感じだが。

近くをふらつく。どうしようかなぁ・・・。フェリーで書いたハガキを投函する。


9:20
SWIFT RENTCARは開く気配がないので、結局、Pacific Travel Agencyで荷物をあずける。お店の人の対応もなかなか親切だ。


9:25
アマリアス通り沿いにあるバス停へ。024番バスを待つ。


9:30
バスが来る。ドライバーに降りる場所を教えてもらおうと思ったが英語が全然通じない。「リオシンオンバスターミナル」といっても通じない。ドライバーはギリシャ語で話すから何を言っているのかも全然わからない。唯一「no speaking English」だけ分かった。

困ったなぁ。駅を過ぎた辺りだってTさん言ってたよなぁ。だいたいの場所がわかってるだけでも助かる。車内に目を走らせる。大きな荷物を持っている人を発見。よし。駅を過ぎた辺りであの人が降りたら降りよう。

あら?降りちゃった・・・。

あっ、駅?地下鉄の駅はあったけどあれじゃないよねぇ。思ったより走ってるなぁ。でも、大きな荷物を持っている人が後ろのほうに2人いる。

電車の駅は分からなかったけど、2人が動き出す。次か?止まった。


リオシオン
9:43
「Here! Here!」あら、ドライバーも教えてくれる。なんだ通じてるんじゃん!バスを降りると、なるほどバスターミナルがどこかなんて全然分からない。2人の後を着いて行くと、あった!バス停からちょっと戻って左奥のほうだ。分かりづらい。

チケット売り場へ。あれ?時刻表は、7:00、8:00、9:30、11:30だ。げー、予定していた10:00発がない。変わり易いんだなぁ。

とりあえず、トリカラ行きのチケットを買う。今日中にカランバカまで行けるのかなぁ?

あー、暇だ。本持ってくるんだった。Tさんに貰った時刻表を確認する。あっ!違う・・・。10:00発は帰りのバスだ。行きのバスは7:00、8:00、9:30、11:30で間違いない。もう、せっかくのTさんの好意を無駄にして・・・。あのホテルが汚いからいけないんだよなぁ。じっくり物事を考えようという気になれなかったからなぁ。よし、ホテルのせいにしたところで気分を切り替えていこう。

バスでお腹が空いたときのためにパンと水を買う。

あっ、そういえば、トリカラ行きのチケットを買ったけど、ひょっとしたらカランバカ行きのチケットが買えたのかな?まあ、いいか。

トリカラ行きのバスはいつものクリーム色と緑のバスとは違うようだ。白地に夕日の絵をあしらったちょっとおしゃれで良さそうなバスだ。

「リオシオンバスターミナル」
メテオラやデルフィ方面へ長距離バスの出るバスターミナル。左側のバスがよく見かけるバス。右端のバスがトリカラ行きのバス。


11:25
バスに乗り込む。シート21。誰かが座っている。ギリシャのバスのシート番号ってどれくらい意味があるのかなぁ?まあ、いいや。空いてるから他のシートに座る。
11:30
出発。雨が降ってきた。ひたすら寝る。いつのまにか雨も止んで日が照っている。


13:50
バスが止まる。休憩のようだ。何時出発だろう?何も言わずにドライバーはバスを降りて、ドライブインへ入っていく。遅れてバスを降りてドライブインへ。ドライバーを確認。何か食べようとしている。それでは僕もとギロピタとコーラで900ドラクマ。


14:10
入り口のところで休んでいたら、ドライブインの中で放送が流れる。ギリシャ語なので内容はさっぱりだが、ドライバーが出てくる。今の放送は出発の案内だったのだろうか?ついさっき、ドライバーを確認したときにはのんびりとくつろいでいたので、出発はまだまだ先かと思っていたけど、あまり余裕はなかったのね。


14:13
ドライバーが乗客の人数を数えて出発。一応、確認はしてくれるのね。


15:00
検札。今ごろするんだ。


15:55
トリカラ着。途中のラミアから乗り込んで来た日本人に声をかけられる。なんとこの春に大学を卒業して、4月からヨーロッパを回っているそうだ。スペイン、スイス、ドイツ、フランス、イタリア、ギリシャ。この後、トルコへ行ってそろそろ日本に帰ろうかと思っているらしい。小さなバッグに寝袋のみ。とても身軽だ。と思ったら、着いたばかりのスペインで寝ている間に大きなバッグは盗まれたらしい。いつも野宿とのことだ。良いねぇ。若いって。

カランバカ行きのバスチケットを買う。450ドラクマ。


16:30
出発。


Galaxy
17:05
カランバカ着。まずはホテル探し。Hotel Galaxy。朝食付きで8,000ドラクマといわれたので、朝食いらないといったら、7,500ドラクマにしてくれる。アテネのホテルのこともあるので部屋を見せてもらう。すごくせまいけどきれい。これならくつろげそうだ。ここに決める。213号室。

「HOTEL GALAXY」
ホテルギャラクシの213号室。狭いけど綺麗。

沖縄流
A君が待っているはずなので、荷物をおいて外へ出る。ちなみにA君とは野宿の彼のこと。これからA君と呼ぶことにする。

外へ出るとA君が目の前の空手道場の人と話をしている。new schoolとのことで、ただいま内装工事中だ。teacher自らが工事している。沖縄流空手とのことだ。確かに看板にもそう書いてある・・・暖かい目で見てあげれば。まあ、いいだろう。しっかり打ちつけてあるし。黙っていてあげよう。

「沖縄流空手道」
ホテルギャラクシの目の前にある沖縄流空手道の道場。まだ工事中だが看板はしっかりと掲げられている。まあ、左下から円状に読めば読めなくもない。ほら、空手の動きは円の動きだって、ベストキッドでもやってたし・・・。

バス乗り場の前にiがある。翌日のメテオラ行きのバスの時間をたずねると、すごく丁寧にバスの時刻から観光ルートまで教えてくれる。名前はアンナ。とても親切でフレンドリーだ。しかも美しい。ギリシャでこんなに親切にされたのは始めてだ。ちょっと感激だ。

メテオラの修道院の1つアギア・トリアダに向かって歩く。途中わかりづらい場所があり、地元の人に道を聞く。英語が通じず苦労するが、近くの家に英語が分かる人がいて、なんとか道を聞き出す。山の上なのでかなり疲れる。


18:40
アギア・トリアダの近くまで来る。すでに修道院は閉まっている時間だが、とりあえず階段を上がれるところまであがってみる。やはり扉が閉まっている。しばらく休憩する。


19:25
かなり暗くなってきたので、完全に日が落ちる前に下りはじめる。


20:00
街につく。

バス停の近くのレストランで食事。A君は1年くらいのつもりでヨーロッパへやってきたそうだが、最近なんとなく疲れちゃったとのことだ。辛いことばっかりで、楽しいことなんてほとんどなかったと言う。確かに一人で毎日野宿じゃ辛いことも多いだろうなぁ。いきなりバッグ盗まれたりしてるわけだし。ただ、そう話しながらも、決して悲惨な顔をしてないところが救いだ。きっと彼にとっては良い経験になっているのだろう。予定より早いけど、この後はトルコに行って帰るつもりでいるらしい。

子牛のステーキやスタッフドトマトなどを食べて2人で6,300ドラクマ。初めは7,300ドラクマで計算されていた。単なる間違いなのか?わざとなのか?どうもよくわかないよね。


23:00
店を出る。翌朝9:00のバスでメテオラに行く約束をしてA君と別れる。


23:10
ホテルへ。昨夜浴びれなかったシャワーを浴びる。ふむ。踵も回復に向かっている。


24:00
就寝。


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