010 電波少年/雷波少年 その2 1998.12.12

好きなモノの一つとしてこのコーナーの第1回目電波少年/雷波少年のことを取り上げたが、検索エンジンからこのページにやってくる方が後をたたない。
べつに、コアなファンというわけではないのだが、折角来ていただいて半年以上前の情報じゃこちらとしても申し訳ないので、急遽このページを作成しました。

まず、『雷波少年』の方ですが、『熱狂的巨人ファン』は讀賣ジャイアンツのペナント奪取失敗と共に終了しました。
後半、連勝の度の“応援頑張ったで賞”がルーレットとなり、ベンツを手に入れたり、母親と電話ができたりそれなり(?)に賞は獲得していた。
しかし、この企画では様々なドラマがあった。
ラーメン屋の大将の娘への恋。二人姉妹のどっちを選べばいいのかで本気で悩んでしまうところが微笑ましい。
唯一の共同生活者カムストック(カタツムリ)との出会い。そしてカムストックの死。
これがなかなかドラマチックで、出会いの後しばらくしてカムストックはメスの山倉を射止めるのだが、カムストックの死後ジュニアの存在に気付くのであった。
ペナントレース終了後、キャンプから肩を落として帰る際、彼は顔を映してもいいというスタッフの許しをキッパリ断り歩いていったのが印象的であった。
長期の企画で目的を達成できなかったのは電波少年を含めてもこれが初めてのことだったと思う。正体を明かさず去った彼だが来シーズンまた頑張ってくれることでしょう。

またメインのドロンズのコーナーは、突然ロシナンテというロバと一緒に日本縦断の旅がはじまった。このロシナンテがくせ者で、ドロンズのコントにアドリブを入れたり、お手をしたり、歌をうたったり...
しかし、旅が終わると歌をうたうロバ、ロシナンテはドロンズと離れたためか歌をうたわなくなる。

ちなみに現在OAしているコーナーは、室井滋のアジアの歌姫と、がけっぷちバンド、サムシング・エルスのラストチャンスである。
室井滋は、POPSに遅れをとってはならぬということでアジア各地で『おしどり夫婦』という自分の曲の入ったテープを1000本売るという企画をやっている。もちろん生活費はテープの売り上げ。
そして、今までオリコン100位にもランクインしたことのないサムシング・エルスというバンドが最後のチャンスとして共同生活で曲を作るコーナー。その曲がオリコン20位以内に入らないとメンバーそれぞれ音楽と関係のない職に就かなければならない。先日レコーディングも終了し新曲『ラストチャンス』が12月23日にリリースされる。
彼等にはチャンスを掴んでこの先も頑張って欲しい。

一方『進ぬ!電波少年』も、朋友(パンヤオ)のアフリカ〜ヨーロッパのヒッチハイクも無事終了した。ゴール時の放送終了間際に朋友に見せたいものがあるとスワンボートが映し出された。
放送終了後の番組への抗議は物凄かったらしいが、実際は番組の他のコーナーでスワンボートで旅をしているR(ロッコツ)マニアや懸賞生活のなすびを2人に紹介しただけで、視聴者はまんまと一杯食わされた形であった。抗議するってことはある意味、期待もあったのかな?スワンボートでの帰国。
また、Rマニアは瀬戸内海の無人島を無事脱出し、電波少年的スワンの旅という企画で東京までスワンボートを漕いで帰ってきた。のも束の間、スワンの旅2という企画で仙台までの航路をひたすら漕いでいる。もうすぐゴールだが、仙台の後どうなるのだろうか?
終わりが近いといえば、なすびの電波少年的懸賞生活である。数度の引っ越しを経て残すところ後16万円。ゴールの100万円に到達したら、是非現代社会人への復帰の様子を企画してもらいたものだ。


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