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mexico
5月5日(金) 晴れ
7:00
起床。荷造りをする。


8:20
部屋を出る。フロントで荷物を預かってもらう。いつもの人と違う。


8:25
遺跡行きのコレクティーボ乗り場へ行く。あるトラベルエージェンシーの目の前だ。どうやらこのトラベルエージェンシーがコレクティーボを出しているようだ。トラベルエージェンシーの中でチケットを買う。片道7ペソの往復で14ペソ。車に乗り込む。11人乗りの大型ワゴンだ。新しくて良いワゴンだ。10分おきに出発しているようだ。


8:30
出発だ。乗客は7人。


8:40
パレンケ遺跡に着く。どうやら同乗者はほとんど遺跡で働いている人たちのようだ。観光客は僕だけかな?


8:45
入場料は25ペソ。前でだらだら喋っているのがいてなかなか順番が回ってこない。なんでこう後ろの人のことを考えられないのかねぇ。なんとか入場券をゲットする。


8:48
遺跡へ入場。団体の観光客が多くてうるさい。気温的には今までの場所とあまり違いを感じないのにかなり汗をかいている。湿度が高いのかな?

鬱蒼とした木々の間から遺跡が見えてくる。パレンケはパカル王の統治した7世紀に繁栄したマヤ古典後期を代表する遺跡だ。9世紀から段階的に放棄され、10世紀末には廃墟と化していたという。1746年にデ・ソリス神父に発見されるまでジャングルの中で眠っていた。発見当時はほとんどの建造物に飾り屋根が残り、壁の漆喰彫刻は赤や青で色鮮やかに彩色されていたが、例に漏れずスペイン人の略奪や失火によって、マヤの貴重な歴史は失われていった。まったくスペイン人は・・・。もちろん世界文化遺産に登録されている。

頭蓋骨の神殿


頭蓋骨の神殿
入り口から最も近くにある頭蓋骨の神殿。パレンケ遺跡で最初に目にする神殿だ。中央に擬似アーチの入り口があり、柱の根元にうさぎの頭蓋骨の浮き彫りがあるらしい。見なかった・・・。

碑文の神殿

碑文の神殿
正面の69段の階段を上りきると最上部に5つの部屋がある。そこから600以上のマヤ文字による碑文が刻まれた石版が発見された。碑文の内容は2世紀にわたるパレンケ王家の歴史であり、マヤ研究の貴重な資料となっている。復旧工事中のためなのか最上部まで登ることはできなかった。1952年に神殿の地下からパカル王の墓室が発見されており、それまで神殿の台座と考えられていたマヤのピラミッドにも、エジプトのピラミッド同様の王家の墓としての役割があったことを示す貴重な証拠となっている。675年に着工され692年に完成。高さ23m。

宮殿

宮殿
遺跡の中心部にある最も立派な建造物なのでこの名がついた。最大の特徴は高さ15mの4階建ての塔。マヤ建築でも他に例がないという。塔の壁面は東西南北を向いており、冬至にはちょうど碑文の神殿に太陽が沈む。天体観測に用いられていたと想像され、天体観測塔と呼ばれている。宮殿の内部は1部公開されており、暗い内部の通路を歩くことができる。

太陽の神殿


太陽の神殿
神殿内部の壁面に太陽のシンボルとされた戦いの神が彫刻されていたことからその名が付いた。

葉の十字架の神殿


葉の十字架の神殿
小さな丘の上にある小さな神殿。太陽の神殿とは向かい合う位置にあり、声や音が反響するエコー・ルームになっているらしい。

十字架の神殿


十字架の神殿
内部パネルの中心に十字架の図が見られることからこの名がついた。最上部まで登ると「碑文の神殿」や「宮殿」が一望できる。

パレンケ遺跡


パレンケ遺跡
十字架の神殿上部から眺めたパレンケ遺跡。左奥に「碑文の神殿」、右奥に「宮殿」が見える。写真には写っていないが、左端の神殿のさらに左側に並ぶように「太陽の神殿」がある。


パレンケ遺跡には入り口から歩いて15分くらいのところに博物館がある。遺跡の北側からも15分ほどジャングルの中を歩いて行くことができる。強盗の危険があるのでコレクティーボを利用するように「歩き方」には書かれている。どうしようか迷ったが、博物館で帰りのコレクティーボに乗れる保証もないので、ここはおとなしく帰ることにする。


10:55
遺跡を出る。すごい観光バスの群れだ。さて目的のコレクティーボは?出発しかけのコレクティーボがあったのでチケットを見せてみるが違うと断られる。チケット買ってなければどれにでも乗れるのになぁ。往復買ったのは失敗かな?


11:06
小型のバスが来る。チケットと同じ単語が書かれている。乗り込む。


11:08
出発。博物館なんて素通り。こっちで待っていても乗れなかったな。


11:20
街に戻ってくる。ソカロに向かい休憩する。飛行機の時間までまだだいぶある。13時までボーっとしますか?って、暑すぎてボーっとできないというか、既にかなりボーっとしてるというか・・・。でも、風が吹くと心地よいな。

ソカロの東側がSITIO(タクシー)乗り場になっている。ゾーンごとに料金表示も出ている。でも、ここまで荷物もってくるのはかったるいなぁ。5分程度の距離なのに、気持ちがだらけてるなぁ。この暑さのせいかな?


12:45
SITIO乗り場よりさらに東側の教会前に移動する。こちらのほうがベンチもしっかりしていて多少綺麗だ。風通しも良い。でも、もう風が心地よいという感じでもなくなってきた。気温が上がっているな。


13:30
ホテルに向かって動き出す。日向は一段と暑い。薬局でゲータレードを買う。11ペソ。この手の飲み物は高いなぁ。


13:40
ホテルで荷物を受け取り、再びソカロ方面に向かう。ゲータレードはあっという間に飲み干してしまい、さらに水を買う。こちらは4ペソ。ゲータレードに比べるとかなり安い。


13:50
ソカロにたどり着く。なんかあっという間だったな。ホテルからソカロまで、これまで何往復かしたが、妙に遠く感じるときとそうでないときがある。ソカロでゲータレードの空きボトルを持って歩いていたら、おじさんが手を出してきたので渡したら受け取ってくれた。捨ててくれるのかなぁ?それともお金になるのかなぁ?


13:55
SITIO乗り場へ。空港と言ったら25ペソと言われる。タクシーに乗り込む。


14:05
空港が見えてくる。大丈夫か?このドライバーのお兄ちゃん。一週通り過ぎたぞ。「aqui(ここ)?」と観光客の僕に聞かれてもねぇ。まあ、2度目だったから分かったけど、初めてだったら分からないぞ。30ペソ渡したら、すぐに5ペソのお釣りをくれたのでありがたく貰っておく。


14:10
チェックイン終了。座席番号は"OPEN"。お、恐るべし・・・。

ゲートをくぐれば待合室はあるが、ゲートはまだ閉まってる。風通しの良いカフェでのんびりする。何も頼んでないけど、他の客のテーブルの上にも何も乗ってないから良いよね。ウェイターが何か聞きに来るが、スペイン語なので何を言っているのか分からない。どうやら何も頼まずにいても大丈夫そうだ。ほとんど客もいないしね。


15:25
そろそろかな?ボーディングパスには搭乗時刻は15:30と書いてある。パイロットが飛行機に向かうのが見える。


15:35
ゲートへ向かう。ゲートをくぐるとピーピーなる。何かと思ったらポケットに入っていたフィルムだ。フィルムって反応するんだぁ。ゲートを抜けて空港を歩いて搭乗する。パレンケに来るときに乗ってきたのと同じタイプのプロペラ機だ。


15:38
座席は"OPEN"ということなので、一番後ろの6Cに座る。空港職員が飛行機入り口に置いてあったジュースを持って来てくれる。あっ、これ貰って良いんだ。


15:40
プロペラが回り始める。客は僕ともう1人の女性の合計2人。ほとんど専用機状態だ。


15:45
離陸。この便はグアテマラのフローレス経由でカンクンを目指す。フローレスまで40分だ。それにしても国内便が途中で外国に寄るってそんなのありなのかなぁ?

このプロペラ機にも慣れてきたのか、行きに乗ったときに比べて不安感が小さい。上空に上がれば安定するしね。18人乗りかと思っていたが、1人がけが7列あるので19人乗りだ。よく見るとトイレもちゃんとある。


フローレス空港 16:22
フローレスに着陸する。グアテマラだ。グアテマラという国は日本人にはあまり馴染みがないと思うが、ティカルに代表されるマヤの遺跡の宝庫として有名で、僕にとっては興味のある国の1つだ。格安のスペイン語学校も多数あり、何ヶ月と滞在して、スペイン語を学んでいる学生も多いらしい。僕も学生のときに知っていたらなぁ。

フローレス空港
グアテマラの空港。ちょっと見難いけど、建物の右端のほうに、ちゃんと"WELCOME GUATEMALA"って書いてあるでしょ。ちなみに左端の"BIENVENIDOS"はスペイン語でようこそ。

6人が新たに乗ってくる。乗ってくる人たちはシートが指定されているようだ。こっちは勝手に座ってるのに大丈夫なのかな?どうやら6Cの客はいないようだ。おっ、またジュースをくれる。サービス良いね。でも、この飛行機を降りるときって、入国手続きの必要な人と必要ない人がいるってことになるよね。大丈夫なのかな?


16:35
動き出す。小さな飛行機は手際が良くて良いね。上空から見るとジャングルからところどころ煙が上がっている。あれは燃えてるのか?燃やしてるのか?


18:05
カンクンに到着する。すごい入国者の列だ。これに並ぶの?だいいち僕は出国手続きしてないぞ。これは職員と交渉しなきゃいけないなぁ〜と思っていたら、既にパレンケから一緒だった女性が交渉中だ。どうやら優先的に入れてくれるようだ。女性が僕も一緒にと呼んでくれる。僕のことを気にかけてくれていたようだ。さすがにここはメキシコだね。個人主義の欧米とは一味違う暖かさがあるね。


18:25
空港にあるホテルリザベーションのカウンタへ向かう。セントロで安い宿を探すか、海岸沿いのホテルゾーンのリゾートホテルで過ごすか?少し迷ったが、やっぱりカンクンだから海沿いだよね。それにしても前の人がダラダラとやっていて、なかなか順番が回ってこない。


18:40
ようやく順番だ。「歩き方」であたりをつけておいたKin-Haホテルを聞いてみる。1泊90ドルとホテルゾーンのホテルとしては値段も手頃だ。カンクン岬のショッピングセンタにも歩いていける距離にあり立地も良い。しかし、明日の夜が予約でいっぱいで部屋が取れない。それ以外は空いているようなのでなんとも惜しい。Kin-Haの隣のホテルもあたってくれるがいっぱいだ。結局、カンクン岬から4〜5km南下したところにあるピラミデスを紹介してもらう。1泊103ドル。タクシーはアウトサイドのチケット売り場を使ったほうがベターだと教えてくれる。


18:50
AAのカウンタがあったのでリコンファームを済ませてしまう。


18:55
出口へ向かう。げっ、関税・・・。まだ出てなかったのか。すっかり忘れていた。ここでも交渉が必要だ。チケットがあるかというので、ボーディングパスを見せたら、パスではなくてチケットだって。チケットの残りを見たら、わずかに今日パレンケからカンクンへ飛んできた証拠が残っていた。それを示してなんとか通過する。全くややこしい。チケットは最後まで捨てちゃダメだね。


19:00
関税を出てすぐのところでシャトルバスのチケットを買う。コレクティーボみたいなものかな?ホテルゾーンまで9ドルまたは75ペソ。建物の外に出るとそこにもチケット売り場が。あっ、アウトサイドって建物の外のことだったのかな?まあ、いいか。


19:05
バンに乗り込んで出発を待つ。


19:16
ようやく定員になり出発する。ドライバを含めて11人乗り。雨だ。


19:58
パラダイスクラブに着く。まだか。遠いなぁ。


20:15
ようやくピラミデスに到着。フロントへ行くとさらに奥へ通される。VIP DESKと書いてある。椅子まで用意されており、そこで座ってチェックインを済ます。なぜだろう?


ピラミデスホテル1003号室 20:25
ボーイに案内されて1003号室へ向かう。チップは5ペソ。広い!エアコンも静かだ!(当たり前か?)1階なので眺めは望めない。部屋が広すぎてなんか落ち着かないぞ。CH25でNHKがやっている。久しぶりの日本語だ。

ピラミデスホテル1003号室
ピラミデスホテルの1003号室。テレビに冷蔵庫に広いバスタブまでついている。


20:45
フロント横にあるトラベルエージェンシーへ行く。チチェン・イツァー行きのツアーを探していたが、開いているトラベルエージェンシーは扱っていないらしい。お隣で扱っているようだが、既にCLOSE。役立たずめ。近くのショッピングセンタLA ISLAへ向かう。ここは完全にアメリカって感じだね。


21:55
255ペソでサンダルを買う。ちょっと高いけど仕方ないね。カンクンだもん。


22:00
ショッピングモールのレストランへ。ちょっとゲーム仕立てになっている。入り口でパスポートと呼ばれるシートを貰って、カフェテリアで料理と引き換えにスタンプを押してもらう。最後にレジでパスポートを渡して清算するようだ。説明を聞いてパスポートを貰って中に入る。生演奏に生ダンス。思いっきりリゾートしてるね。BURRITOSを食べる。お腹いっぱい。


22:30
レストランを出る。スーパーで買い物をしてホテルに戻る。部屋に戻る前にプールと海を探索する。プールにはまだ泳いでる人がいるよ。本当にのんびりするには良いところだね。余裕があれば1週間くらいは滞在しないとね。


23:05
部屋へ戻る。はて?何時に寝たんだろう?


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