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携帯待受画像

このサイトでは私の撮った水中写真を携帯の待受画像として公開しています。その当初の理由は私が自分自身の携帯で使いたいためだったため、画像のサイズは 120x120 以内、ファイルのサイズは 5KB 以内と決めていました。

ところがある日、友達に待受画像を使わせてくれと言われて携帯を渡され、ダウンロードしてみた私は予想外の結果に驚きました。

小さい、、、

デジタルカメラ機能の進化によって発達した携帯電話の液晶はこの時すでに QVGA(320x240) にまで達していたのです。私の水中画像は画面の半分にも満たない大きさで表示されていました。

これではいかん、と思った私は新しい待受画像を提供する事にしました。今回のコンセプトは、

本格的な待受画像サイトならサーバー側で画像の変換をリアルタイムに行ってあらゆるサイズの画像を提供するのでしょうが、ここは個人のサイトなのでそこまではできません。というわけで画像の更新は PC 上で事前に行ってアップロードする方法にしました。

元画像の準備

まずは元になる画像を準備します。元画像用のディレクトリを作成し、その中に従来通り画像の種類(魚の種類)毎のサブディレクトリを作成します。そしてそれぞれのディレクトリの中に元画像を以下の様な形式で置いていきます。

実際にはデジカメの画像から正方形の部分を切り出し、それぞれのディレクトリに置いていくだけです。

画像のカタログページは従来通り自作の Album Maker で作成します。ここで元画像のディレクトリにもアルバムを作成し、それぞれの画像にタイトル(魚の名前)を付けておきます。

画像の変換

次に JPEG 画像のサイズを変換する方法が必要です。これには幾つか選択肢があります。

とりあえずフリーソフトを探してみたのですが良い物が見付からなかったので自作する事にしました。そうなると C 言語を使うか Java を使うかを選択する必要があります。C 言語では高速なプログラムができますが、プラットフォームやライブラリに依存した形式になります。Java ではスピードは遅くなりますが、別のプラットフォームでも実行できます。

今回、Album Maker にもサムネイル画像を生成する機能を付ける事にしていたので Java を使う事にしました。

実際のコードは Album Maker のパッケージに含まれている Share.JPEGConverter というクラスです。Java のコードからもコマンドラインからも実行できます。コマンドラインからの使い方は、

java Share.JPEGConverter <source file> <target file> <width> <height> <quality>

です。<source file> を <target file> に変換します。幅 <width>、高さ <height>、そして圧縮率 <quality> (0.0 より上、1.0 以下)を指定できます。

更新の自働化

更新の自働化は今まで通り make を使います。元画像のあるディレクトリが変更された時、画像のサイズごとの3つのディレクトリを更新します。 実際の更新はシェルスクリプトで行い、find コマンドで元画像を検索して対応した縮小版の画像が存在しなかったばあいに JPEGConverter を使って画像を生成します。同時にタイトルの入っているテキストファイルもコピーし、最後に AlbumMaker を実行してカタログページを生成します。

また携帯電話の多くにはダウンロードできる画像のサイズに制限があります。私の携帯も 5KB の制限があります。反面 JPEG 画像は内容の複雑さによってサイズが大きく変化します。最も複雑な画像に合わせて圧縮率を低くしてしまうと全体の画質が低下してしまいます。そこでシェル スクリプトの中で画像のファイルサイズが制限以下になるまで圧縮率を下げて行くようにしました。こうすると簡単な画像は高画質のまま、複雑な画像だけ圧縮 して変換できます。

更新された画像とカタログページのアップデートは手動です。tar コマンドでまとめたものを転送してサーバー側で解凍しています。

存在しない画像だけを生成する事にしたので Java の速度の問題も気になる程ではありませんでした。

実際の待受画像のページは i-mode 向けページにあります。

これでとりあえず 360 x 360 までは対応できました。また将来 480 x 480 が必要になってもターゲットを増やすだけですぐに対応できます。


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