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2003/09/07

場所: 伊豆大島
ポイント: 秋ノ浜
天気: 晴れ
気温: 30度
水温: 21度
スーツ: ウェット
カメラ: DimageX

スケロクウミタケハゼ
スケロクウミタケハゼ
クダゴンベ
クダゴンベ

大島2日目、この日は風向きも悪くボートが出ず、2本ともに秋ノ浜になりました。そんな中私は何とか使える写真を撮らなくてはというプレッシャーを一人で感じていました。写真派ダイバーはこれだからいけません。安全だけ考えましょう。

1本目は初めてビーチエントリーでウミトサカの林へ行きました。浅場の透明度は相変わらず5m以下、そして深場では10m以上に抜けていましたが水温は20度以下に。それでも定番の被写体がいたので寒さをこらえて写真を撮りました。マクロで近ければ色も出てそれなりに使えます。相変わらず色が派手すぎる気はしますが。

2本目は左側の砂地へ、透明度は変わらず5m以下でほとんどあきらめムードでした。しかし砂地に入ってすぐ、水深15mぐらいの所で目の前に見たことの無い魚が。白い体、赤い縞、そして長い背ビレ、、、

あ、ヤシャハゼ、、、

でも発見したときにはすでに近すぎ、一瞬で穴に入ってしまいました。写真を撮る暇も人に教える暇も無く。初めての遭遇は大体こんなもんです。

これにて大島の旅は終了、帰りは予約無しで東京客船久里浜便で帰りました。実は予約しようと1ヶ月前に電話したのですが、「その時期は予約は必要ありません」と担当者に自信たっぷりに断られていました。「難民船」などと呼ばれているのは知っていましたが、実際に岡田港に停泊している船に乗ってみると、、、

私は愛の難破船、、、

客室はガラガラ、ベンチシートではすでにオッサンが横になって寝ています。船が出るとあきらかにジェットを超える激しい揺れ。そして極めつけは窓、何故か電車のような引き上げ式の窓なのです。というか開けたら海水が絶対入ってきます。あまりにも揺れるのでビール飲んですぐ爆睡、起きたら九里浜でした。

愛とか夢とかに乗ってる場合ではありません、ダイバーなら「エルム」、あのわびしさをぜひ一度。


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