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2004/04/11

場所: 慶良間
ポイント: アリガーケーブル, 灯台下, ハナレビーチ前
天気: 晴れ
気温: 24度
水温: 23度
スーツ: ウェット+インナー
カメラ: PowerShot G1

ガーデンイール(チンアナゴ)
チンアナゴ
スカシテンジクダイ
スカシテンジクダイ
キンメモドキ
キンメモドキ

1998年、私が最初に慶良間で潜った時に潜ったポイントで、今でも忘れられないのがこのアリガーケーブルです。あの時は6月、白い砂地の真ん中にある根を覆うようにスカシテンジクダイが群れ、その中をユカタハタが悠然と泳いでいたのが印象的でした。

今回、どうしてももう一度潜りたいという事でこの最終日にリクエストしました。私が前回そうだった様に、ここも有名で那覇のショップに使われているので朝一番、那覇からの船が来る前に潜りましょうという事になりました。

岩場からエントリーしてポイント名の由来でもある電話線の海底ケーブルを見つつ砂地へ、そして目的の根に到達しました。6年前、初心者だった自分は 根を覆う魚の群を根の外から呆然と眺めるだけだったのですが、今回、根の周りを回ってみると結構大きな根だと分かりました。まだ春先なのでスカシテンジク ダイもキンメモドキも数は多くありませんでしたがちゃんと群れていました。他にミナミハコフグの幼魚やミノカサゴ、ウミウシも見ました。

また写真のガーデンイールが根の周りを囲むように林のように群れていたのにも驚きました。引っ込まないようにゆっくり近づいて結構アップで撮れました。

そうこうしている内にも上を大きなボートが走る音が聞こえてきます。そして暫くすると他のショップのダイバーが列をなしてやってきました。那覇のショップでしょうか。混んできそうなので我々はここで退散しました。

帰り際、岩場に戻った所で丁度アンカーを設置している那覇のショップのガイドに遭遇、海底ケーブルのすぐ近くの岩にアンカーロープを巻き付けていま した。こちらのガイドさんはそこで停止してしばらく腕組みしてその作業を見守っていました。「お、水中説教出るか?」と少し期待して見ていたのですが一応 そこは何事も起りませんでした。

浮上直前、サンゴの下をのぞいてみるとそこに大きなオニヒトデがいました。「隠れてます」という感じの構図だったので写真を撮っているとガイドさん がやってきて指示棒でやおらオニヒトデを引っ張り出しました。そしてダイビングナイフを抜くとあれよあれよと言う間に5つぐらいに解体してしまいました。

するとまるでそれを知っていたかの様にどこからかサザナミフグが現れてオニヒトデの内臓を美味そうに食べはじめました。前回座間味でも見たオニヒト デの解体餌付けショー、どうやら慶良間では定番のようです。しかもいつもは警戒して逃げてしまうサザナミフグもこの時はいくら寄って写真を撮っても逃げま せん。オニヒトデ退治、餌付けショーと一石二鳥のこの企画、「ハブとマングースのショー」に代わって沖縄の目玉にしてみればいいんじゃないでしょうか。 テーマソングは「ピクミンの歌」で。

きょうも、かくれる、みつかる、きられる、そしてー、たべーられーるー

2本目の灯台下はアーチが何か所もあって穴から差し込む光が奇麗でした。3本目は5mぐらいの浅い砂地で遊ぶポイント、ちょっと台風の影響かうねり が出ていて濁りもありましたがフィンを脱いで泳いだり宙返りしたりしてみました。あとサンゴの根もあって魚も群れて奇麗でした。

これにて今回の渡嘉敷は終了。4月は水温と魚影の点ではやはり夏にはかないませんが、空いているのでゆっくり潜るのにはいい季節だと思いました。


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