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場所: 柏島
ポイント: 後浜3番, 勤崎手前, 後浜3番
天気: 晴れ
気温: 32度
水温: 25度
スーツ: ウェット
カメラ: PowerShot G1
ピグミーシーホース
ネジリンボウ
キサンゴハゼ
ウミウシカクレエビ
ヤシャハゼ
ホタテツノハゼ
柏島3日目、早くもダイビング最終日となりました。この日もマクロ物オンパレードだったので写真も良いもの悪いもの区別無くたくさん載せてみました。
1本目は「ピグミーまだ見てないでしょ」と言われて後浜3番へ。そんなに簡単に見られるのかと半信半疑でしたが、20数メートルのウミウチワであっ
さり見られました。小さい上にちょろちょろ動くので写真はあまり上手く撮れていませんでしたが、小さくてもタツノオトシゴ独特の動きをしていて可愛いく、
人気があるのが良く分かりました。
浅場に戻ってきてからは砂地で再びハゼ探し、写真のネジリンボウでちょっと粘って寄る事ができました。
2本目は前日に続いて勤崎へ、実は前日私は何の気無しに見ていたんですが、ここでユウゼンを見ていました。それが珍しいという事で話題になっていて、認識の違いに驚きました。関東近辺なら八丈島に行けば確実に見られるものがここではもの凄く珍しい魚になっている訳です。
実際にポイントに行ってみると2つあるブイが両方とも取られていたため、少し手前の別のブイから潜りました。潜ってみると少し冷たい上に深い方は透
明度が悪くて無気味な雰囲気でした。「行きたくないな、、、」と思いながら暗い海を見ていると、突然斜め後から大きなヒラマサの群れが登場、マクロ天国で
の突然の不意打ちでかなりの驚きでした。
潜る前からガイドさんが「いつも潜ってないから何がいるか全然わからん」と言っていたにも関わらず、深場では写真のキサンゴハゼを見せてくれました。奇麗なサンゴに奇麗なハゼ、絵になります。
それでも寒くなったのですぐに浅場に移動、根の壁面には串本でも見たブロッコリー状のソフトコーラルが群生していました。「これは」と思い早速小物探しを開始、ブロッコリーの間に指を入れてほじくっていると突然、
パーン
と音がして指先に激痛が走りました。「なんで海中で静電気が!?」と思いながら急いで指を抜いて見ましたが、怪我は無いようです。恐る恐るソフト
コーラルを開いてみると、透明のエビがいました。トゲトサカテッポウエビでした。思ってもみない所で「テッポウエビ」の由来を体験してしまいました。
帰り途、一緒に潜っていた人が大きなとげのあるナマコ(バイカナマコ)を巨大一眼レフハウジングで撮っていました。「まさか、、、」と思っていると
ガイドさんがスレートに「ウミウシカクレエビ?」と書いて近付いて行きます、私も後からついていくと、「撮ってもいいよ」と少しの間ナマコをゆずってくれ
ました。見てみると確かにとげの間に写真でしか見た事の無かったウミウシカクレエビが、感動しつつも他人の被写体なので数枚だけ撮って返しました。マクロ
の人も悪い人ばかりではないなと思いました。いつか自力で見つけて独占したいものです。
3本目は再びホムラハゼ狙いで後浜1番へ、ガイドさんは潜るとすぐ岩場のポイントへホムラハゼのチェックに。しばらくして手招きするので行ってみる
と岩の間の穴の奥の方にライトを当てて指差しています。何度指されても全然分からず、泣きそうになりながら視点を変えて見ていると、穴の中の障害物の向こ
うにひらひらとしているオレンジ色の胸びれが、、、、そして暫くすると全身が出てきて穴の奥へ、確かにホムラハゼでした。写真は無理でしたがその姿だけは
確かに見ました。
その後は再びハゼ地帯へ、写真のヤシャハゼのペアは引っ込んだと思ってもしばらく待っているとすぐに出てくるのでかなり寄れました。エビの頭まで出
ています。逆に敏感すぎて全然よれなかったのがホタテツノハゼ、個体によって背びれの開き方やそのリズムも違って面白かったんですが、写真はいいものはあ
りませんでした。
しかし最後の1本だったにも関わらず、深場で結構粘ってしまったため、かつて無い程の減圧が、、、びびって浅場に帰ると減圧停止も兼ねて結局エアが切れるまで潜りました。マクロの宝庫、それは天国なのか、それとも地獄への入り口なのか、紙一重だなと感じさせられました。
これにて初めての柏島は終了、この日の内にレンタカーで高知市内へ戻りました。そして次の日は朝から高知市観光、高知城と桂浜は押さえましたが、はりまや橋は大した事が無いという噂だったので止めておきました。そして昼の便で東京へ、
初めての柏島、マクロ天国の実力を見せつけられつつ、自分の写真技術の無さを痛感しました。またいつか柏島の海に挑戦したいと思います。その前に最近マクロが多いのでそろそろ大物も見たいですが、、、
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