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場所: 伊豆 川奈
ポイント: 川奈ビーチ
天気: 雨
気温: 15度
水温: 14度
スーツ: ドライ
カメラ: PowerShot G6
ダンゴウオ
シビレエイ
ナマコの放精
仕事がひと段落したので休みを取って伊豆に潜りに行ってきました。一泊二日で川奈と海洋公園をハシゴする予定です。狙いは昨年に続いて川奈ビーチでアンコウ、IOPでは特にありませんでしたが行けば色々見せてくれるのは分かっているので安心です。
朝、週末と同じ時間に車で出発、下りは空いてるだろうと思って246号線に入ってみるといきなり渋滞、どうも厚木方面への通勤ラッシュにひっかかってしまったようです。小田原厚木道路に入るまで1時間以上かかってしまいました。川奈到着は30分遅れになってしまいました。
それでもゲストは私だけだったので全く問題なく、マンツーマンでゆっくり2ダイブする事になりました。天気は生憎の雨、ビーチの透明度は5m前後、
その上水温は下がり切っていて14度、久しぶりに厳しいコンディションでしたが気温は逆に上がっていたので陸上で寒い思いをする事はありませんでした。
1本目は浅場でダンゴウオ探し、砂地に点々と生えた海藻をガイドさんと探して行きます。ガイドさんも久しぶりのダイビングだったので見付かるかどう
かは難しい所でしたが、最後にガイドさんが写真の5mmサイズを発見してくれました。クローズアップレンズ2枚重ねで撮りましたがそれでもこのサイズ、も
うちょっと大きくならんもんでしょうか、、、
その後、砂地で写真のシビレエイを発見。久しぶりのメロンパン登場です。ワイドで縦位置、ライティングもちゃんと決めて撮りました。
2本目は深場でアンコウ探し、しかし天気の悪さと透明度の悪さが相まって奥の砂地はナイトダイビング状態でした。水中ライトを使って何かいないかと
探しますが海底は死んだように静まり返っています。ライトに驚いてマゴチやヒラメが突然泳ぎ出すとこちらもびびってしまいます。そんな中、遠くの水底に
真っ白な物体が落ちているのが見えました、何かと思って近付いてみると、、、
マンボウの死体、、、
また漁師の落とし物です。ガイドさんもイルカの尻尾の骨を発見、いやなムードが続きます。結局砂地では何も見付からず、岩場の方へ帰りました。
岩場の方ではキビナゴの巨大な群れやメバル、ネンブツダイ等、地元の魚が元気でした。そして1本目から気になっていたのですがあちこちにナマコが大
量に発生していました。2年前、海洋公園で見たナマコの放精を思い出し、出てくるナマコの頭をひとつひとつチェックしていました。そして写真のナマコを発
見したのです。
以前見たナマコと同様、岩の上に登って体をくねらせながら頭から白い液体を出しています。以前も3月だったのでこの時期に毎年やっているのに違いあ
りません。南の海では1年に1回、サンゴの産卵を狙って夜潜りますが、伊豆のナマコの放精もそれに引けを取らない感動です。夢中になって色々なアングルで
写真を撮りました。
気付いてみると残圧が20、結局途中で浮上して長い水面移動をする羽目になってしまいましたが、それでも満足できた1ダイブでした。
どんなにコンディションが悪くても、潜れば何か出会いがある、そんな確信を得た1日でした。
夜は車で赤沢の日帰り温泉へ、ここは眺めもいいし設備も整っていて値段に見合う満足感があります。食事は回転寿司で新鮮な魚を満喫、伊豆フルコースでした。
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