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場所: Monterey
ポイント: Lover's Beach, Mcbee
天気: 曇り
気温: 20度
水温: 12度
スーツ: ウェット(7mm)
カメラ: PowerShot G6
ケルプ
巨大ヒトデ
デコレーションクラブ
7月4日はアメリカの独立記念日、この連休を利用してカルフォルニアのモントレーに行って来ました。去年に引き続いてフロリダに潜りに行くか、それ
ともマナティーを見に行くかとも考えたのですが、行った事の無い所、見た事の無い物を見たいという事で西海岸に挑戦する事にしました。カリフォルニアはア
シカ等のほ乳類で有名ですが、モントレーは特にラッコがいるので有名です。ラッコと言えばジャイアントケルプ、そこで今回の目的は「ジャイアントケルプの
森でラッコを見る」事になりました。
カリフォルニア沿岸は北からの寒流が流れてくるため水温が低い事は知っていました。現地のダイビングショップと連絡を取って重器材とドライスーツを
レンタルしようとしたのですが、「7mm
のウェットがあるから大丈夫」と言われました。半信半疑でしたがとりあえず現地のガイドの言う事に従いウェットをレンタルしました。
金曜日の夜にモントレー入り、空港に到着してみると空は曇っていて肌寒い風が吹いていました。一層不安を感じつつホテルにチェックイン、次の日のダイビングに備えて早めに休みました。
次の日の朝起きてみると外はやはり曇りで風も冷たく、潜りに行くのが少しためらわれる様な雰囲気でした。とりあえずショップに行ってレンタル器材を
フィッティング、スーツはなんとかピッタリのものがあって助かりました。ポイントまでは車に乗せてもらって移動、ダイビングポイントというよりも普通の
ビーチに勝手に駐車して勝手に潜ると言う感じでした。
潜ってみると最初水がウェットの中に入って来ると冷たかったのですがまあ何とかなりそうな感じでした。沖に見えるジャイアントケルプの森まで少し水
面移動、途中に生えているケルプを乗り越えるのが大変でした。水深10m程度の所で潜降、海底からそそり立つジャイアントケルプの森は結構な迫力でした。
最大水深16mの所でも水面までケルプが伸びていてさらにそこから数mは水面に伸びてただよっていたので長い物は余裕で合計20mを超えていました。
着底してすぐに気が付いたのがヒトデが多いという事でした。日本では見た事の無いイトマキヒトデに似た種類のヒトデ等がそこかしこに落ちています。
海藻の種類は何となく伊豆と似ている感じでした。他にもナマコ、イソギンチャク、ウミウシも何種類かいました。中でも驚いたのが写真の巨大ヒトデ、直径
80cmぐらいで足が20本程ありました。せめて5本にとどめておいて欲しいものです。
魚は主にメバルやクエの仲間でまとめて「コッド」と言われている魚を何種類も見ました。大きい物は1m近い物もいました。そして甲殻類では写真の巨
大カニ、甲羅が40cmぐらいでした。表面がコケの様なものに覆われていたのでちょっと汚い感じでしたが身はつまってそうでした。
この辺りで潜水時間も50分を超え、だんだん体の芯から寒さを感じはじめ、はたして今何度ぐらいなんだろうかとダイコンを見てみたのですが、、、
12度か、、、
日本でもほとんど経験した事の無い水温でした。深度が浅かったのでエアはまだあったのですがガイドさんに「寒い?」と聞かれてガマンできずに浮上のサインを出しました。ケルプの森の中で浮上開始、5mの地点でガイドさんが安全停止のサインを出すとおもむろに近くのケルプにつかまりました。
ケルプで潜降、ケルプで浮上か!!
初心者にも優しい海?なんでしょうか。そこで私もケルプにつかまって安全停止、ケルプに付いている巻貝やケルプの浮き袋を見ていると、ガイドさんが
突然水底の方を指差しました。急いで私も水底を見てみると太った大きな何かが凄いスピードで泳いでいました。それが水底にふと止まったので潜っていってよ
く見てみると、、、
アザラシですか!!
それは以前横浜の帷子川で見たタマちゃんを思い出させる様な丸々としたアザラシでした。私の吐く泡の音に驚いたのかすぐに逃げて行ってしまいまし
た。残念と思いつつもガイドさんと水面に浮上、息を整えていると少し離れた所に別の人の頭が出ていました。一人で潜っているダイバーかなと思ってよくよく
見てみると、、、
さっきのアザラシ!!
水面をただよいながら海岸の方を見ていました。驚いてガイドさんに知らせると、ガイドさんは突然手を振って "Come!! Come!!" と叫びました。逃げるよそれじゃと思ったのですが、、、
ほんとに向かって来たよ!!
勢い良くこちらに泳いで来たアザラシは丁度我々との真ん中辺りでジャンプしてまた水底へと潜って行きました。
2本目は場所を移動して潜ったのですが内容的にはほとんど1本目の変わりませんでした。ラッコがいないかと水面を探したのですが見つかりませんでした。
午後は市内を観光、Old Fisherman's Warf
という観光向けの波止場に行きました。普通に波止場の近くの海岸にアシカがいて驚きました。ラッコが見られなかったので夕方の湾内クルーズに参加してみま
した。ラッコが見られるとの事だったのですが途中で大きなイルカの群に遭遇してしまってそれをずっと追いかけていました。50匹以上の群れでかなりの迫力
でした。
楽しくて仕方のないイルカ (AVI: 3.2MB)
その後も波止場の展望台から海を眺めていたのですが、近くの子供が突然「お母さん、ラッコだよ!!」と言うのが聞こえました。子供の指す水面を見て
みると確かに何か浮いてます。細長い体に短い手足、確かにラッコの様でした。こんなマリーナの中で見られるとは、行き交う船の近くでぷかぷかと浮いたり水
中に潜ったり、普通にそこで生活している様でした。
これにて1日目は終了、レストランでシーフードを食べてホテルに帰りました。2日目はボートダイビング、どうなることか。
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