インデックス |
水中デジカメ リンク |
|
「マクロリングライト」まずはこの聞き慣れない言葉の意味から説明しなくてはならないでしょう。簡単に言うとこれは「マクロ撮影で使うリン
グ状のライト」で、カメラの周辺機器です。似た様なアイテムで「マクロリングフラッシュ」があります。どちらも小物の撮影などで良く使いま
す。まあ検索すれば何かはすぐ分かると思います。フラッシュのタイプと、ライトのタイプのものがあります。
ところがこのオプション、普通に買おうとすると結構な値段がします。フラッシュタイプだとCANONの正規品で4,
5万円、安いものなら1万円以下のもありますが、全自動のTTL撮影に対応していなかったりします。ライトタイプでもLEDマクロリングライトで1万円弱
といった感じです。必要とあれば買える値段ではありますが、私の場合陸上で小物を撮らないので今まで特に買おうと思いませんでした。
ただ私の場合水中では小物撮影は日常茶飯事であり、今までも水中用LEDライトをピント合わせの補助(フォーカスライト)として使ってきま
した。なので水中用のこういったオプションがあればいいなとは思っていました。
そんなある日、マクロレンズを入れたハウジングのポートを見ていて思いました。
これ、空いてるスペースがあるな、、、
そう、レンズとポートのガラスの間には2cmぐらいの隙間がありました、あとマクロレンズではワイドレンズと違ってポートのガラス面の中央
部分だけが実際には必要で、他は塞がっていても良い事も知っていました。
ここにLED入れられるんじゃね?
そう思ったのが始まりで、インターネットで使えそうな材料を調べ、最終的に以下の素材で作れそうということが分かりました。
LEDチューブライトが車載用のため、駆動するための電圧が12Vと決まっていたので電圧の高いマイナーな電池を使わざるを得なくなってし
まいましたが、全部合わせても1000円以下です。
カメラ本体のホットシューから電源が取れればなおいいのですが、それはかなり敷居が高そうだったので諦めました。
工作もチューブを丸くまとめるのと、電池ボックスを削ってサイズを合わせたのと、回線をハンダ付けしたぐらいでした。それで完成したのが以
下のリングライトです。
右下のクローズアップレンズの周りにはめて、レンズに固定します。スイッチはハウジングの中でしか使えないですが、ハウジングを閉じる直前
にオンにできる様に引き出してあります。あとは光がポートの内側に漏れない様に薄いゴムの板を両面テープで貼ってあります。
ハウジングにはめ込むと上の様になります。かなりいい感じです。
以下は作例です。ノーフラッシュ、クローズアップレンズありでのほぼ最短距離での撮影になります。
ちなみに内蔵フラッシュを使うと以下の様になります。
かなり雰囲気が変わりますね。フラッシュを使ってしまうと被写体の一部だけが明るくなって影がくっきり出てしまったり、ハイライトが出来て
しまったりします。普通は均一な光を当てるためにフラッシュを増やしたりするのですが、今回の様なLEDライトを使えば簡単に自然な感じの写
真が撮れる、、、筈です。
以下の写真はフラッシュを使った例ですが、背景にもフラッシュがあたってしまって雰囲気も何もない上、ダンゴウオの下に影が出来ていてメイ
ンの被写体が暗い感じになっています。これを比較対象として、今後ここにLEDのみで撮った作例を載せていきたいと思います。
ちなみにフォーカスライトとしても被写体に向かってまっすぐに光が当たるので、ライトの向きを考えずに済むところが使いやすいです。
このページについてのご質問はこちらへどうぞ。
このページに用いられている3Dのロゴやボタンは全てGLlogoによってレンダリングされたものです。
このページはリンクフリーです。
著作権等についてはこちらをどうぞ。