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2003/02/08

場所: フロリダ
ポイント: Homosassa River
天気: 曇り
気温: 1?度
水温: 2?度
スーツ: ウェット+インナー

マナティー
マナティー
マナティー
マナティー

テキサス出張も11回目、休みは週末しかなく、近くに海もないということで今までダイビングは諦めていました。しかしよく考えてみると別に潜らなくても面白い所があるのでは、そう思って探してみたらありました、フロリダのマナティーはスノーケリングで見られるのです。

今回の計画はこうです:

金曜
夜便で Austin -> Orlando
Orlando のホテル泊
土曜
朝レンタカーで Orlando -> Crystal River
マナティーウォッチング(9:00AM)
現地泊
日曜
マナティーウォッチング(6:30AM)
レンタカーで Crystal River -> Orlando
夜便で Orlando -> Austin

会社が終わってからなので金曜は深夜到着。マナティーツアーは午前中なので土曜は早朝発という強行軍でした。

しかも金曜の夜は飛行機が遅れ、Orlando に着いたのは土曜日の午前 2:30。ホテルで3時間ほど寝て出発。Orlando 市内で道に迷って1時間ロス。余裕を見て出発したはずが集合時間 9:00 をミスしてダイビングショップに着いたのは 9:15 という有様でした。

事前に器材のフィッティングや説明があったのでツアー自体には何とか間に合いました。私は自前の器材だったのでフィッティングの必要も無く、すぐに説明の日本語ビデオを見させられました。

マナティーは絶滅危惧種であり、マナティースノーケリングにはいくつものルールがあります。

またフロリダではマナティーを保護するために様々な活動が行われています。

ビデオを見たら早速船着場に向かいます。マナティーは海水、淡水の両方に棲むことができますが、冬のこの時期は温かい湧き水の出る河で過ごします。ここでは Crystal Rver と Homosassa River の2箇所でマナティーツアーを行っていますが、メインは透明度の良い Homosassa River です。私も2日間とも Homosassa River のツアーに参加しました。

船着場からは「超」が付くほどゆっくりとボートは出て行きます。速度制限のためです。ポイントまでは10〜15分ですが実際はとても近くです。実際別荘地の裏手で近くには民家が見えています。別荘のすぐ側でマナティーと遊べる生活、、、アメリカンにはもったいないと思うのは私だけでしょうか。

目的地近くに来ると船のキャプテン兼ガイドのおじさんが水面を指差して言います「ほら、マナティーだ」。指した先の水中には確かにぼんやりと大きな丸い影が、いやがうえにも興奮してきます。

セッティングをして水中に入る頃にはボートのすぐ下にもマナティーが、見える範囲にも何匹かいて参加者それぞれが何の邪魔されることも無くマナティーと泳ぐことができます。Austin から 15時間、こんなにあっさりマナティーに会えるとは。もっと早く来ていればよかった。

マナティー達は水底でひたすら藻を食べているか、日が上がっているにもか関わらず無防備に寝ているかのどちらかです。人間が近づいても全然逃げません。私もすぐに起きているマナティーを見つけて近づいていきました。

水深は1〜2m、それでも水面からは水底にいるマナティーに手が届きません。仕方なく待って見ていると、しばらくしてすーっと水面に上がってきました、息継ぎのためです。近づくとつぶらな瞳がちょっと不安そうにこちらを見ています。私はそのマナティーの横に並ぶとゆっくりと背中を撫ではじめました。

マナティーの皮はとても厚くて少しざらざらしています。あまり動かないせいか背中には藻が生えていたり土をかぶったりしています。また人間と同じ哺乳類なので触ると少し温かく、表面には毛も生えています。そして撫でてやると藻と土ぼこりが一緒になってはがれます。気持ちいいのかずっと撫でているとくるっと体を回転させて仰向けになったりもします。

それから1時間、次から次へとマナティーを探してはひたすら撫で続けました。3mにもなる巨大なものから1m半程の子供、そしておなかの大きなメスまで。どのマナティーも嫌がるどころか喜んで撫でさせてくれているようでした。終わる頃には私は目からウロコが落ちる思いでした。

こんな優しい生き物がいたんか、、、

うちらのせいで絶滅しかかってるのも知らず、、、何の文句も言わず、、、その上癒してくれる言うんか、、、

実物のマナティーは「人魚のモデル」なんて言わなくてもそのままで十分、幻想的でした。


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