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2004/09/06

場所: 八丈島
ポイント: 局長浜, 板場
天気: 晴れ
気温: 27度
水温: 28度
スーツ: ウェット
カメラ: PowerShot G1

ツバメウオ
ツバメウオ

イロブダイ幼魚
イロブダイ

イソバナガニ
イソバナガニ

八丈島2日目は2ボート、底土港側のポイントです。天気は引き続き晴れですが、風と雲が出てきて怪しげな雰囲気です。海はうねりがありますが潜れない程ではありませんでした。

1本目は局長浜、このポイントなぜこんな名前なのかと不思議に思っていたのですが、実は大昔に郵便局長か何かが釣りにきて亡くなられたという歴史が あるそうです。ポイントに歴史あり。しかしなんちゅう名前をつけんねん、、、潜ってすぐに見たのが写真のツバメウオの群れ、これも定番ですね。ダイバー慣 れしていてワイドで寄っても全然逃げません。でもボートに相乗りしていた学生ダイバーの群れが寄ってきた時は流石に散ってしまいましたが、、、ガキども め、学生はスズメダイでも見とけ。しかたなく学生達から逃げるように深場へ、テングダイの群れが見えたので近付こうと思った所でガイドさんのタンクを鳴ら す音が。見ると大きなイソマグロが2匹回遊して来ました。八丈ボート、あなどれません。テングダイを撮った後は岩の下にいたハナゴンベ、ヒレの黄色いキビ レマツカサ、顔が黄色いトサヤッコ、ナメモンガラとそれに似ているホシモンガラの喧嘩なんかを見ました。

浅場の根の上に帰る途中ではウミガメ、定番中の定番ユウゼン、そして写真のイロブダイ幼魚を見ました。前に串本でも見たのですが相変わらずちょろ ちょろ落ち着きが無くてなかなか撮れません。やっと1枚奇麗に撮れました。根の上では再びツバメウオ、そしてタテキン幼魚等を見ました。

2本目は板場、ここでは昔、板前さんが亡くなった、、、という話はありません。ここも浅い根の上に潜行して周囲の深場に行くポイントです。深場では 珍しいヤッコの種類でスミレヤッコとヒレナガヤッコを見ました。浅場に帰る途中では写真のイソバナガニと同じイソバナに住んでいるイソバナカクレエビを見 ました。うねりの中なんとか粘って何枚か奇麗に撮れました。根の上ではヘラヤガラがクリーニングされたりキンギョハナダイを食べようとしたりするのを見ま した。他にもミヤケテグリ、タテキン幼魚もいました。

ボートが早めに終わったので3本目は再び底土に行きました。前日に続いてフリソデエビと、私のリクエストで「メリベ」というウミウシを探す事にしま した。メリベはどこにでもいるらしいのですが、今まで見つけた事も、ガイドさんが見せてくれた事も無かったので一度ちゃんと見ておきたいと思っていまし た。写真で見ると小汚い半透明のウミウシなんですが、泳ぐのと、頭に付いている補食用のネット(口)が特徴です。補食は夜らしいので見られないとは言われ ましたが。

潜ってみると前日よりさらに透明度は良く、期待も高まります。フリソデで粘る予定なのでしばらく水面移動してフリソデのいる場所の近くで潜行、前日 と同じ場所でガイドさんがしばらく探してOKサイン、どうやらいるようです。私もデジカメにマクロレンズを装着して電源を、、、、

LB (Low Battery) が点滅している、、、

恐ろしい想像が頭をよぎります。そういえばここ最近2つあるバッテリーの内、一つが今ひとつ調子が悪かったのでした。しかもこの日は1本目と2本目 でバッテリーを交換してしまったのでどちらも半端でどちらを3本目に使うか迷っていたのですが、、、それから5分間、水底で何度も電源を入れ直しましたが 結局電源は入らず。最後の名残にとフリソデのいる岩の下を覗いてみると、、、

フリソデ、ペアになっとるやん!!!!!

そこには本当に丁度いい大きさのフリソデが仲良くペアで並んでいました。マスクの中に涙があふれてきます。前日のオニヒトデの子供もまだ置いてあって、「仲良くお食事」とか写真のタイトルまで浮かんできました。

それから30分間、久しぶりに写真のないダイビング、こんなに手持ち無沙汰なものだったのかと改めて認識しました。転石地帯では親の敵のように石を 引っくり返し、自力でメリベを発見、飛ばして遊びましたが気は晴れず。ガイドさんも大きいメリベを持ってきてくれたので何度も飛ばしてやりました。

岩を引っくり返しているのを見たのか、ふと見ると巨大なハマフエフキが目の前に。人の気も知らず、、、むかついたのでちょっと追いかけてやりました。ガイドさんが貝をやっていましたが貝殻を割る事ができずに四苦八苦していました。

その後、ガイドさんがタンクを鳴らすのでそちらをみてみると根の上の方に大きな魚の群れが見えました。近付いてみるとなんとニザダイの100匹以上の群れでした。それぞれの個体も伊豆のものより大きく、もの凄い迫力でした。ここでもカメラがあれば、、、後悔先に立たず。

その後もテンス幼魚、キスジカンテンウミウシ、カンムリブダイ幼魚、サザナミヤッコ幼魚、そして最後の浅場では目の上に眉毛模様があるサンゴテッポウエビを見ました。

最後の最後に失敗をやらかしてしまいましたが、久しぶりの八丈の海は大満足でした。透明度の多さ、魚の多さ、面白さ、沖縄と比べても遜色無いのでは ないでしょうか。冬にはウミウシ、初夏にはニタリ・ハンマーも出るそうなのでまた来たいところです。フリソデのリベンジも兼ねて、、、

この日、夕方から風、波共にどんどん強くなり、東海汽船の東京ー八丈便は結局欠航になりました。船が来なければ帰る船ももちろん無いということで、 ガイドさんが次の日の航空便を予約してくれました。この日の航空便も夕方のものは欠航していて、夜はかなり風が吹いていたのでどうなることかと思いました が朝にはすこしおさまり、1便で帰ってくる事ができました。台風18号は北海道へ、そして19号は熱帯低気圧に変わって帰った日の夕方には東京はすっかり いい天気でした。早速街へ出て替えのバッテリーを買ってきました。二度と同じ過ちは繰り返すまいと誓いながら、、、


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