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2006/03/18

場所: 慶良間
ポイント: ニシハマ, シル, 東牛
天気: 曇り
気温: 24度
水温: 22度
スーツ: ウエット
カメラ: PowerShot G6

アザハタ
アザハタ

アカメハゼ
アカメハゼ

コブシメ
コブシメ

慶良間2日目、前日よりも天気は悪くなりましたが風が暖かい南風になっていたので逆に潜り易くなりました。

1本目は定番のニシハマ、「他のショップよりも早く行かねば」と勢い込んで行ったのですが行ってみると他にはどこもおらず、貸し切りになりました。 アザハタの根ではいつも通りアザハタやエビを撮影、毎回狙っているアザハタのクリーニングシーンを今回も狙ったのですが、相変わらずなかなかクリーニング が始まりません。そしてガイドさんがそろそろ行きますよと合図したので浮上を開始しようとしながら未練がましく振り向いてみると、、、

アザハタのエラの中からエビの触角が!!

ガイドさんに「もうちょっと」とサインを出して撮影続行、「出ろ〜、出ろ〜」と念じながら待っているとあごの下からアカシマシラヒゲエビがするすると出てきてくれました。そうして撮れたのが上の写真です。

2本目は白と書いて「シル」というポイント、決して「汁」ではありません。ここでは写真のアカメハゼを初めて見ました。本当に枝珊瑚の上にちょこんと乗っていて可愛らしいのですが、すぐに隠れてしまうのでなかなか撮れませんでした。

3本目のポイントに向かう途中、船が止まったのでポイント到着かと思っているとガイドさんが「クジラいますよ」と遠くを指しました。見ていると確か に潮を吹くクジラの背中が見えました。しかもその後小さめの子供クジラが水面を跳ねたり母親のクジラの尾が見えたりしました。この時期はホエールウォッチ ングが盛んなのは知っていましたがダイビングの前後で見られるとは思っていなかったのでラッキーでした。

3本目は東牛というポイント、空は暗いし透明度もあまり良くないし気温も低いしでほとんどやる気を失いつつもガイドさんについて行くとフリソデエビとかオドリハゼとか色々見せてくれました。

ボートの下に帰ってきてからはフリータイム、寒いのでもう上がってしまおうかと思いつつふらふらしていると、ガイドさんがやってきて手招きします。スレートを見ると「コブシメ」と、、、

ガイドさんについて行くと確かにかなりの大きさのオスのコブシメが一匹、水面のすぐ下に浮かんでいました。何とか写真を撮ろうとじりじり近付きますが一向に逃げる気配がありません。それどころか撮ってくれと言わんばかりに浮いています。

600本を迎えた俺のために来てくれたのか、、、

勝手な事を思いながらも不思議に思って周囲を見回してみると、、、

メスがおる!!

私の丁度後ろに小ぶりのメスが、明らかに私が邪魔をしていました。そそくさと場所を空けてやるとメスがゆっくりとオスに近付いて行きます。するとオ スはすっと下がって背後にあった枝珊瑚へとメスを誘います。そのままメスがサンゴに近付いて行き、ゆっくりと触手を伸ばしてサンゴの間に差し入れました。

念願の産卵シーンに思わず「おおおー」と叫びながらも撮影開始、1枚撮って近付き、さらに1枚撮ろうとして液晶を見ると、、、

「カードの空き容量が足りません」

うおぉぉぉぉ!!

プチパニックに陥りながらも再生モードに切り替え、不要な写真を消しては撮り、消しては撮りを繰り返しました。それで何とか上の写真を撮る事が出来ました。暗かったので後ろが薄暗くなっていますが産卵するメスと後ろでそれを守っているオスが写っています。

最後の最後にコブシメの産卵を見て今回の慶良間は終了しました。寒さで震えたダイビングでしたが今回も初めてのシーンや生き物を見る事が出来て充実の2日間でした。

その夜、満足した気持ちで缶ビール片手に向かった食堂で私を迎えてくれたのは、、、

コブシメの刺身、、、

変わり果てたコブシメの姿に複雑な気持ちになりましたが、最終的には美味しく頂きました。


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