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危険な生き物

ここでは私がダイビング中に出会った危険な生き物についての体験談を紹介していきます。

ガンガゼ

ウニの一種で私のよく潜る三浦の海ではよく見られます。

私がこれに刺されたのは本数にしてまだ11本目のころでした。あの頃は中性浮力もままならず、水中で姿勢を保つのも一苦労といったありさまでした。ボートからエントリーして海底にロープ伝いに到達したところで体勢を崩し、岩に手をついた所にこいつがいたわけです。エギジットした後で見てみると手のひらに何本もとげがささったまま折れて残っていました。1週間ほどすこし腫れていましたが、幸い大事には至りませんでした。ちなみにその時はグローブをしていましたが、こいつのトゲには役に立ちませんでした。

ガンガゼなどのいる海では中性浮力のスキルは必須だということですね。

オニカサゴ

上の写真、どれがオニカサゴか分かりづらいと思います。岩にそっくりなこの魚は保護色と背びれにある毒とで身を守っているのです。

私が恐い思いをしたのはあるうねりの強い伊豆の海でした。振幅にして4メートルを越えるうねりの中でのエギジットの直前、うねりに翻弄された私は岩につかまろうとして手を伸ばしました。するとつかもうとした岩が動くではありませんか!!そう、それがこのオニカサゴだったわけです。幸い刺されはしませんでしたが、ひやりとさせる一瞬でした。

やはり岩に手をつく時にはよく確かめてからにしましょう。

ミノカサゴ

これは毒を持つ魚としてフグに次いで有名なのではないでしょうか。豪華絢爛なひれを持つ美しい魚ですが、「美しいバラにはトゲがある」の典型で強い毒を持っています。

わたしが初めてミノカサゴに出会ったのは伊豆の富戸、ヨコバマでした。エントリーして沖へ向かう行きのルートでガイドさんが見つけ、ダイバーに握りこぶしのサインで「殴ってもいいぞ」と、、、嘘ですね「危険です」と教えてくれました。だからその時は気を付けていたのですが、問題だったのはその帰りのルートです。「同じルートを帰ってくるのだからまた同じ魚に会うのは当然」ということをすっかり忘れ、注意を怠っていた私は気付いた時にはほとんど衝突寸前という距離にまで先ほどのミノカサゴに近づいていたのです。あやうく衝突は免れましたが、今でもあの一瞬を思い出すとぞっとします。

写真のミノカサゴを撮ったのも富戸のヨコバマでした。この時はウツボの巣穴の前に陣取ってウツボとにらみ合いをしていました。人が近づいても恐れる様子もなく「触れるもんなら触ってみな」という感じでした。

ゴンズイ

海水に棲むナマズの一種。三浦でも伊豆でもよく見かけます。幼魚は写真のように群れを成し、「ゴンズイ玉」と呼ばれています。後頭部と胸びれに毒があります。

私自身はゴンズイに何ら悪い思い出はなく、ゴンズイ玉の変化する様を見たりするのが逆に好きな方ですが、聞いた話では浜辺でゴンズイを捕まえてバケツに入れておいた所、子供がそれを触ってしまって救急車で運ばれたなどという事件も実際に起こっているそうです。また釣り人がゴンズイを釣ってしまった時などは処置に困って糸を切ってしまったりするそうです。

ゴマモンガラ

熱帯の海に棲むモンガラカワハギの一種。産卵期などは気が荒くなり、かみつきます。私が一番好きな魚はモンガラカワハギですが、こいつはより大型(50センチ程)で同じ種類とは思えない程凶悪な面構えをしています。

私がこの写真を撮ったのはパラオのブルーコーナーでした。強い流れの中、サンゴを手がかりに進んでいたのですが、少し大きなサンゴの山を越えた所でこいつと至近距離で出会ってしまったのです。潜る前から「ゴマモンガラは噛むから危険」という話を聞かされていたので一瞬どうしようか迷ってしまいましたが、サンゴをかみ砕くのに忙しそうだったので写真を撮らせていただきました。

私はその時はっきりいってびびっていたので、右下に写っているニシキヤッコの存在に全く気付いていませんでした。後で写真を見て気付いた次第です。

これも聞いた話ですが、ゴマモンガラの噛む力はすごくてウェットスーツ越しでも血が出るそうです。そのうえ顔などを噛まれて大けがをした人もいるそうなので南の海では大型のモンガラ(ゴマモンガラ、キヘリモンガラ)には近づかないようにしましょう。

イシダイ

これもボートで行くような根でよく見かける魚。スズキ目イシダイ科。近縁にイシガキダイなどがいる。

これは危険な生き物というのはかわいそうな気がしますが、ゴマモンガラと同様に噛む力はものすごく、サザエなどを噛み割って食べることで有名です。三浦辺りでは別名「チンボカミ」と呼ばれ、昔から海に潜る男性の恐怖の対象となっていたそうです(結局これが書きたかっただけか)。

ウツボ

これも日本ではお馴染みの魚だと思います。近づくと口を開けて威嚇してくるので、触ろうという人はいないと思いますが、ものすごく鋭い歯を持っているので指などを食いちぎられることもままあるそうです。

また一般的に悪食のため噛まれると雑菌に侵され、治るのが遅くなるばかりか化膿して抗生物質のお世話になるような事態にもなる恐れがあるそうです。

また結構執念深い性格らしく、フィンでからかったりすると追いかけられたりもするらしいので、離れて見るように心掛けましょう。

オニヒトデ

これは人にというよりサンゴ礁にとって害があるということで良く知られています。見るからに危険なので触ってみたりする人はいないでしょうが、とげに毒があり危険です。駆除するダイバーも道具を使っています。

南の海にいるので、「リゾート気分の初心者が中性浮力がとれずに墜落したところにオニヒトデが」、何ていうこともありそうです。気をつけましょう。


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